自己満足の殿堂

NO FALCONS, NO LIFE

【MattyIce通信2020】Week6 vsバイキングス

THAT'S OUR QB. (言いたいだけ)

 この1週間はHC&GM解雇から,コロナで施設閉鎖など本当に色々なことがありました(他にもあります).そんな中で無事に試合が行われるということに感謝.

 しかし,相手はバイキングス.私はかなり苦手意識を持っている相手ですが,実際HCマイク・ジマーの対ファルコンズ の戦績は4勝無敗ということで記録としても天敵であることがわかります.

 正直勝敗はいいから,ライアンが来年以降も希望を見出せるようなパフォーマンスをしてくれることだけを期待.

試合の感想 

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 こんなに気持ちの良い月曜日はいつぶりだろうか.Time of possession(TOP)40:07で試合を終始コントロール.特に,D#はバイキングスQBカズンズが乱調気味だったというのもありますが,完全に別のチーム.O#もコンスタントに点をとり,終わってみればシーズン最多の40得点.去年の@NO戦を想起させる激変ぶり.これが解任ブーストなのか?

 

オフェンス

 OCコエッターのコールに関しては基本的に懐疑的なスタンスをとってきました.しかし,今日の試合で改めてわかったことがあります.それは,彼のコールはフリオ・ジョーンズありきなのではないかということ.D#がリーグ最低クラスのファルコンズにとっては攻撃が最大の防御.先にも述べましたが,試合序盤中盤に関係なくTOPを意識したコールをしています.去年はパスプレー率が65.4%とリーグトップでしたが,今シーズンはW6終了時点で59.6%で10位.この試合もパス40,ラン37とほぼ1:1です.しかし,RBの大幅グレードアップは事実ですが,戦術の核になるほど強力ではありません.ここ数試合はフリオ・ジョーンズが欠場,あるいは怪我を抱えての出場ということで,ライアンの調子も上がらない,レシーバーもピリッとせず,ランゲームを展開してもなかなか得点が伸びない状況でした.

 要するに「あれだけパスO#が強いのに,RBにはガーリーがいる!?」という状況になって初めて,コエッターのTOPを意識したコールが効果を発揮する,そして,そのためにはフリオが不可欠な状況にあるということです.

 プレーコールの細かいところに関しては3rdダウンでドローで失敗が2回続くというかなり香ばしいものがありましたが,その後は修正し,全体としてはかなり良かったと思います.

良かったところ
  • フリオは最強.

  • 普段以上にPass Yds After Catch(YAC)でのゲインが多かった.(今シーズン全体ではライアンのYACはリーグ10位とパスヤードに比べればかなり低い.)
  • 4thDownで3/3,うち2つでTDと博打に大勝利.ただ,ビハインドで敵陣深くならわかるが,フィールド中央付近でも構わずギャンブルしにいくので少し不安になる.欲を言うならば,ギャンブルしなくても良い状況にしたいところ.
  • レシーバーがオープンになることが多かった.

良くなかったところ

 

ディフェンス

良かったところ
  • A.J.テレル,キャリア初INT.タックルがファルコンズのCBとは思えないくらいしっかりしている.さすがうちのCB1.

  • LB陣がキレッキレ.ディオン・ジョーンズ,フォイ・オロウクン共にタックル,パスカバーが抜群に良かった.特に,オロウクンは先週の記事でも書きましたが,確かな成長を感じています.
  • 4th&Goalを止める.
  • DEアレン・ベイリーが消えたタックの穴をよく埋めれていた.

バイキングスのRBダルビン・クックが欠場だったとはいえ,ランを32Ydsに抑えたのは見事.

良くなかったところ
  • CB2のケンドール・シェフィールドが地味に酷い.
  • 問題児オリバーがやらかしていない.そもそもこの試合はCB3だったw

 

スペシャルチーム

クーちゃんは4/4で安定.接戦や厳しい展開でこれが続けば信頼を勝ち取れそう.

KRブランドン・パウエルは良いリターンもありましたが,ファンブルで帳消し.

 

ライアンのパフォーマンス

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 久しぶりに勝ちゲームで会心のパフォーマンス.パス精度も好調で,今シーズン毎試合1,2個はあった危険なスローもこの試合では見られませんでした.また,上の画像を見てわかる通り,パスヤードは371Ydsですが,10Yds手前のパスが非常に多いです.これは,先に述べたようにYACがかなり出ていたということで,先週まではWRへの窮屈なパスが多かったO#としては良い兆候だと思います.実際,勝ってるチームのQBはYPA高いですからね.

 ブリッツに対しても最初は無抵抗でサックをくらいましたが,2度目はしっかりとロングゲインにつなげることができましたし,ライアンのスクランブルも良かったですし,全体を通して素晴らしいゲームメイクだったと思います.

↑これぞホットラインと言わんばかりのビッグプレー.

 

 一つ気になるのが,これがライアンが復調したからなのか,はたまたフリオ・ジョーンズが復帰したからなのかということ.おそらく,両者が相乗効果的に絡み合った結果なのだと思いますが,これで来季以降の先発も安泰というレベルまでは来ていないと思っています.もちろん,サラリーキャップ問題も依然として残っています. 

 それでも,オーナーのライアンの立場に関する意味深な発言やTank for Lawrenceが現実味を帯びる中で,ここまでのパフォーマンスをしてくれたのは本当に嬉しい.

 そしてついに来ました!約4年ぶり週間MVP!!!!!

 

同地区の様子

タンパベイ・バッカニアーズ(4-2) GB W 38-10

 平均38得点のGBを相手に完勝.前の試合ではO#のペナルティが目立っていましたが,この日はほぼ完璧に修正.RBロナルド・ジョーンズは相変わらず好調で,グロンコウスキーにもTDが飛び出し,さらにはD#も鬼と目立った欠点が見当たらない.強い.

ニューオーリンズ・セインツ(3-2) Bye
カロライナ・パンサーズ(3-3)  @CHI L 16-23

 今のO#にマキャフリー復帰したらかなり強そう.

 

次戦への期待

 今週は今シーズン初めて次戦以降に期待の持てる内容でした.O#もフリオの復帰で本来のパワーが戻りつつあり,D#も若手,中堅,ベテランまで活躍.そんなファルコンズは次戦でライオンズ(2勝3敗)をホームに迎えます.ライオンズはO#にはタレントが揃っており,D#にやや難がある,ファルコンズの尖りかたをよりマイルドにしたようなチームという印象があります(スタッツを見ると意外とそういうわけではないらしい).実際,今シーズンの3敗も全て逆転負けということで謎に親近感が湧いています.O#突然の機能不全やD#のテンパリがなければ互角以上の戦いはできると思っていますが,私もそれなりに訓練されたファンなので,MIN戦ような内容が3試合くらい続かなければ過度な期待はしません.(頼む,勝ってくれ......)

 

画像出典元

https://www.atlantafalcons.com/photos/

https://nextgenstats.nfl.com/