自己満足の殿堂

NO FALCONS, NO LIFE

【MattyIce通信2020】Week7 vsライオンズ

 上げてから落とす,それがファルコンズ

 

 先週ようやく初勝利を上げたファルコンズですが,今週はホームにライオンズを迎えます.O#は本来の力を取り戻しつつあり,D#にも粘り強さが出てきました.ここからプレーオフという可能性はかなり低いですが,ここから勢いに乗って1つでも多く勝っていきたい!そんな状況でしたが,願いは届かず.またもや劇的な逆転負けを喫しました.負けるならもう少し普通に負けようよ......

 

試合の感想 

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 試合はロースコアで進み,ラストドライブで時間を使い切ってFGで勝ちとなるはずが,RBトッド・ガーリーが勢い余ってエンドゾーンに入ってしまいTD.結果的に相手に1分の攻撃権を残し,D#に試合を託す展開になりました.ライオンズはタイムアウト0でTD以外許されない展開の中,恐ろしい速度で進まれ,まさかの逆転負け.ライオンズのQBスタフォードは逆転の多いことで有名ですが,それでもこの試合は勝たないといけなかったし,ダン・クインを解任してもこういう形で負けたのは非常に残念.

 

オフェンス

 スーパーボウルの時からですが,ファルコンズのO#はかなりアグレッシブ.チームの調子が良ければこれは大量得点での勝利につながるのですが,そうでないと基本的に相手に逆転の隙を与えてしまいます.先週は,4thDownギャンブルから2つのTDを奪うなど,良い方向に働きましたが,この試合はそのアグレッシブさが完全に裏目に出る形となりました.

良かったところ
  • TEヘイデン・ハーストとライアンとの息が少しずつ合ってきた.
  • 不屈のWRラッセル・ゲイジ,一度ロッカールームへ下がるも復活し,最後のドライブでクラッチパフォーマンス.

  • 昨年のドラ1OL2人がかなり安定.

良くなかったところ
  • 試合中盤までのランO#.ガーリー自体がパワーで突っ込むというよりは一回ブレーキを入れてOLの間を抜けていくスタイルの走りなので,ランブロックが微妙だと全くゲインできない途中までラン平均1.5Ydsでした.
  • ハースト以外のTE2人,ルーク・ストッカーとジェイデン・グラムが相変わらず酷い(特に前者).現状は完全にブロッキングTEとしてプレーしていますが,ブロッキングも良いとは言えない.さらに,レシーブに関しては今シーズン通してストッカーが2rec8Yds,グラムが1rec7Ydsと実質貢献ゼロ.去年もストッカーがターゲットになってINTされる場面が複数あり,レシーブでは全く期待できないのは明らかにもかかわらず,この試合でエンドゾーンのターゲットになる.意味不明.
  • 4th&5,敵陣13Ydsでのギャンブル失敗.
  • 最後のガーリーの場面.明らかにTDしてはいけないことをわかっている動きだったので一概にガーリーが悪いとは言えません.そもそも,なぜこの場面でニーダウンではなく攻撃したのか.ニーダウンでも敵陣10Ydsなので,FGとしては安全圏です.

 長く書きましたが,ガーリーの場面でダウンできていれば確実に詰め切れていたので,そこまでネガティブな要素は多くないと思ってます.TEに関しては先週も同じですし.

 

ディフェンス

良かったところ
  • SSキアヌ・ニールが冴えていた.2017年にプロボウルに選出されて以来怪我などもあって思うような結果が出ていませんでしたが,この試合はプレーへの反応もタックルも抜群に良かったです.ブリッツからのサックもありました.
  • 自陣3Ydsの地点での4th&2と止める.これはDEダンテ・ファウラーの今季のベストプレーでしょう.
良くなかったところ
  • CBケンドール・シェフィールドがボコボコにされている.反対側のA.J. テレルが良い分,シェフィールドがやられているのが目立つ.
  • テレルのキャリア初サックが審判に消される.
  • 最後のドライブ,完全にザルでした.物理的に逆転不可能だと決めつけていたのかと疑うようなコール.

 正直,個人単位でマズいと感じたのはシェフィールドくらいで,D#全体としては最後のドライブを除いてかなり粘り強く守れていたと思います.最初のTDもテレルのサックが成立していればFGでしたし,それ以外の失点は最後を除いて全てFG.ようやくD#できるようになりました.負けたけど.

 

スペシャルチーム

 ホフリッチャーは相変わらず微妙.気になって調べてみたところ,パントの平均距離がリーグワーストらしい.ルーキーには甘い私ですが,ドラフトで指名したPなんだからもっと頑張って欲しい.

 

ライアンのパフォーマンス

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 相変わらずロングパスはアテンプト含め少ないですが,終わってみればなんだかんだで300+Yds,成功率70%越えとスタッツとしては上々.2試合連続レーティング100オーバーも今シーズン初.ただ,レッドゾーンO#が弱く,TD数が伸びないという慢性的な課題は克服されないまま

 パフォーマンスの方は,ワイドオープンなレシーバーへのパスが上ずる場面があったものの,危険なパス自体はありませんでした.パントに終わるドライブも多く,4Qでのファンブルロストというやらかしもありましたが,そこはうまく守備と噛み合いました.それでも,13プレー89Yds,14プレー98YdsのロングドライブをTDに導くなど,ゲームメイクとしては良かったと思います.ラストドライブも落ち着いてパスを通し,Game Winning Driveを成功させたはずだった......

 PFFグレード89.1,ESPNのQBRも88.2と完全にエリートのパフォーマンス.

 

同地区の様子

ショックでファルコンズの試合以外結果しか見てません.

タンパベイ・バッカニアーズ(5-2) LV W 45-20

 正直NFCで一番強いと思ってます.

ニューオーリンズ・セインツ(4-2) CAR W 27-24

 強いんだけどいろいろ大変そう.

カロライナ・パンサーズ(3-4)  @NO L 24-27

 セインツ相手に対等に撃ち合っている時点で相当やれるチームというのは明らか.

 

次戦への期待

 次戦は今シーズン2度目のプライムタイム,TNFでパンサーズのホームに乗り込みます.2週間前は完敗でしたが,その時よりチームの状態が上がっているのは事実.パンサーズとしては絶対的エース戦略級RBマキャフリーが復帰できるのかというのも大きなポイントですが,彼なしでも好調のQBブリッジウォーターを中心にO#は強力です.ファルコンズのD#が先週,今週のような出来であれば20-25点の勝負にはなってきそうですが,勝つのは正直厳しそう.また,今日の試合でハムストリングを痛めながらプレーしていたエースWRフリオ・ジョーンズの状態も気になります.

(↓彼がいるのといないとでは明らかにライアンのパフォーマンスが違います)

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 今シーズン3度目のあり得ない逆転負けを見せられて試合後はブチ切れてました.4勝3敗でプレーオフ争いをしててもおかしくないわけですからね.(先週の記事で私は訓練されたATLファンなのでとかほざいてましたが,まだまだ未熟です)

 それでもこうして感想を文章に起こしたり,映像やスタッツを見返すと意外と前向きな要素も見つかって次戦が少し楽しみになる,完全に中毒ですね.

あぁ,勝ち試合が見たいなあ.

 

画像出典元

https://www.atlantafalcons.com/photos/

https://nextgenstats.nfl.com/