自己満足の殿堂

NO FALCONS, NO LIFE

【MattyIce通信2021】Week3 vs @ジャイアンツ

1勝の難しさを痛感

 

 Week3はファルコンズと同じく開幕から2連敗中のジャイアンツのホームに乗り込みました.まだまだシーズン序盤ではありますが,0勝3敗となればプレーオフ戦線は絶望的.お互いにとって絶対に落とせない一戦です.

 

試合の感想

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 今シーズンそしてアーサー・スミスHCの初勝利. O#は中身のないドライブ続きでしたが,D#の素晴らしい粘りに最後は応えることができました.

 とはいえ,相手のINT未遂が3つくらいありましたし,ペナルティに助けられた部分は多かったので,時間の進み方次第ではどちらに転んでもおかしくない試合でした.

 

オフェンス

WR

 リドリーはこの試合も8rec,61Yds,ファンブル未遂ありとエースレシーバーの仕事とは言い難い内容.リーディングレシーバーもRB登録のパターソンでした.

 この日はWR2のゲイジが欠場でしたが,代わりにザキーエスが1TDを決めました.良いプレーはありましたが,彼もファンブル未遂があったのは反省.というか,もしかしてWR陣補給怪しいの多い?

RB/FB

 RB1のデービスは12car,50Ydsとなんとも言えない内容.実績からすればこんなものだろうと思いますが,もう少しやれそうな気もします.レシーブでも使える選手ですが,こちらではまだ活かしきれていない様子.

 開幕からファンの心を鷲掴みにしているパターソンはこの日は素晴らしい活躍し,4Qの10得点に大きく貢献.ラン,レシーブ,リターンあらゆる場面で使えるユーティリティですが,チームの今後を考えると頼りきりではいけません.

TE

 ピッツは3Qまではパスターゲットにすらなっていませんでしたが,パターソン同様4Qの逆転に大きく貢献.同点に追いついたドライブでは3rd&8からの1stダウン更新し,さらにレッドゾーンでのDPI獲得,逆転FGのドライブでは2nd&8で25Ydsのレシーブで勝利を決定的するなど,ここ一番でのプレーが光りました.

 また,ブロッキングTEのリー・スミスも1TDレシーブを記録しています.

 TE全体として仕事人感の強い起用が目立ちます.WR陣に不安が残る以上,ピッツをLVのウォーラーのように起用するイメージでしたが,今後どうなっていくのでしょうか.

OL

 先週までの対戦相手とはDLのレベルが多少落ちていることもあると思いますが,パスプロテクションは良くもっていたと思います.ペナルティもありませんでした.一方でランブロッキングはもう少し頑張って欲しいかなあ.

K/P

 Kクーは試合を決めるFG.去年大活躍したものの今日のような試合を決める場面ではあまり蹴っていないこともあったので正直不安でしたが,今のクーには造作もありませんでした.

 先週の逆MVPのPナイザレクはとっくにクビになっていたと思っていましたが,セカンドチャンスでなんとか仕事はしました.ここから覚醒するパターンに期待.

O#総評

 正直微妙なのは変わりません.ライアンのところで詳しく述べますが,パスO#が酷い.先述の通り,リドリーが奮わない,ピッツを切り札として使用しているため,フリオがいなくなった穴の影響がかなり大きいです.この穴をパターソンがなんとか個人技で埋めてくれているというのが現状です.

 

ディフェンス

DT&EDGE

 ジャレットはレッドゾーンD#で価値のあるサック.文句なし.

 ファンの期待を良い意味で裏切っているのがOLBのファウラー.4Q残り2分でのサック(&ファンブルフォース)はO#に流れをもたらしました.昨シーズンは14試合で3サックで,そもそも出てたの?みたいな感じでしたが,今年はすでに2サック.隔年で活躍するというのは本当かもしれない.

LB

 ここは本当に頼れます.特に,オルオクンはボール嗅覚,タックルの安定感が抜群に良く,去年に引き続き飛躍の年になりそうな予感.

DB

 先週活躍したエースCBテレルが欠場の中,266Yds,TDなしに抑えたのは見事.

 テレルの代役のTJグリーンは途中狙われていましたが,土俵際で踏ん張れました.

 オリバーは去年までとは見違えるような安定感がります.前半リードした直後のD#でファンブルフォース&リカバー.今シーズンは何かが違う.

D#総評

 この試合はD#で勝ったと言っても良いでしょう.以前から競った展開でどこまでやれるか見たいと書いていましたが,今日はその展開でしっかり守り切ることができました.NYGのO#の核であるRBバークリーも完封とまではいきませんが大きな仕事はさせませんでしたし,昨年ライオンズでやられたWRゴラデイもエースCB不在の中4rec,64Ydsに抑えられたのは去年からの大きな進歩を感じます.

 

ライアンのパフォーマンス

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 スタッツ自体は今シーズンベストですが,AVGからも分かるとおりロングパスが一切ありません.アーサースミスのO#のキーの1つであるプレーアクションもなかなかロングゲインにつながりません.レシーバーを探す時間が十分あっても結局近くのRBやTEに投げてショートゲインという場面があまりにも多すぎます.ライアン曰くジャイアンツのパスカバーが良かったとのことですが,アテンプトすらないのは大きな問題です.どこからでもTDを狙っているという意思表示が見られない分,非効率なO#になっていると思います.ライアンの問題なのか,プレーコールの問題なのかはわかりませんが,今日の勝利で何か吹っ切れてくれると嬉しいです.

 

 とは言え,2minで勝利を掴むことができたのはさすが.ゲームウィニングドライブは通通算40度目,4Qの逆転勝利数(31)もエルウェイに並び歴代8位に.

また,パスTDも350となりました.ちなみにこれは歴代で10位.9位のイーライマニングまではあと16です.

 

次戦への期待

 Week4はホームに戻ってワシントン(1勝2敗)を迎え撃ちます.ワシントンはD#のチーム,特にDLはリーグ屈指というイメージがあり,ファルコンズOLにとっては大きな試金石となる試合でしょう.

 開幕戦は最悪でしたが,毎週半歩ずつくらいは前進していると思います.今週の勝利で勢いに乗り積極的なO#で次も打ち勝って欲しいところです.

 

画像出典元

https://nextgenstats.nfl.com/