自己満足の殿堂

NO FALCONS, NO LIFE

【MattyIce通信2021】Week14 vs @パンサーズ

健康で幸運なチーム

 

 Week14は敵地でのパンサーズ(5勝7敗)戦.前回対戦したWeek8ではトータル213Ydsに封殺される惨敗を喫しました.しかし,それ以降パンサーズはOC解雇やマキャフリーシーズンエンド,ニュートン復帰などなかなか大変なシーズンを送っている様子.

 決してファルコンズも状態は良くありませんが,今年は敵地の方が好成績ということもあり前回よりは良い戦いができるのではないかという試合前の期待.

 

試合の感想

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 ファルコンズ先攻で3凡&チャレンジ失敗という最悪な出だしの後,パンサーズQBニュートンのランであっさりTDを許し,序盤から完全にパンサーズムード.お疲れ様ムードが漂っていましたが,WR#14ゲイジ,RB#84パターソンらの活躍で同点に.さらに,そこからLB#3ウォーカーのPick6で主導権を奪取.そこからお互い点を取り合いましたが,なんとか勝ち切れました.

 お互いやらかしが多い中,こちらのは多くが未遂で済みましたが,パンサーズのそれはターンオーバーに繋がり,運も味方したと思います.

 なんだかんだで6勝7敗となり,可能性は低いですがまだプレーオフの可能性はあります.決して満足できる内容のシーズンではありませんが,終盤までプレーオフ争いに絡めていることは幸運.

 

オフェンス

WR

 #14ゲイジはロングボムに3rdDownでのレシーブなど良い場面での活躍が光りました.

 しかし,やはり全体的なタレントレベルの低さは否めません.実際,この試合に関してはWR自体はゲイジとシャープの2人しかレシーブしていません.加えて,シャープは1レシーブ7Ydsと実質ゲイジだけという状況.

 今年ドラフトで指名した#88ダービーは何をしているのでしょうか?STでフェアキャッチのサインを出しているリターナーに突っ込んでペナルティくらったことしか印象にないんですが......

RB/FB

 パスO#が徐々に弱くなっていくのに対して,ランは強固に.3試合連続でラン100Yds超えはかなり久しぶりなはず.

 特に,左方向へのランが半数以上で#84パターソン,#28デービス,#30オリソンの誰でもある程度のYdsは出せるようになっています.

 特に#28デービスはパスでの貢献も光っており,特に2Qでは3rd&11で相手のブリッツに対してスクリーンパスからのロングゲイン.ブリッツにうまく対処できたのは今シーズン2回目くらいかなあ()

 忘れてはいけないのが4Q4:54でのオリソンのファンブル.恐らくRBが一番やってはいけないプレーなのでオリソンはまたスナップが減りそうです.

CP

 この試合も相変わらずの大エースっぷりを発揮.この試合でシーズンのランとパスのTDが5つずつとなりフランチャイズ記録に.一年目からチーム史に名を残す活躍です.

TE

 #8ピッツはいつもと同じ,悪くはないけど若干物足りなさの残る内容.そろそろ爆発してくれ.

 #81ハーストはこの試合で復帰して1TD.レッドゾーンに限定すれば彼の方が頼りになっています.それにしてもここまで気持ちよく決まるTDは久しぶりだなあ.

OL

 ランブロックはここ3試合かなり安定.先週ランD#リーグ1位のバッカニアーズ相手に見せたパフォーマンスはまぐれではなかったことが証明されたと思います.

 一方,パスプロに関しては相手依存なところが大きい現状なので評価が難しいです.それを加味しても先週よりはマシだったかなと思います.

 先週うまくいかなかったCのローテーションはこの試合ではなし.#61ヘネシーが全てのスナップに参加しています.

 選手単位では,ここ数試合でRT#70マシューズのペナルティが多いのが気になります.

O#総評

 O#が挙げた得点は22点ですが,実力通りでしょう.

 ランが安定してきたため,3rd&ショートや4th&ショートをランで更新できるようになったのは大きな成長です.一方で,パスはレシーバー不足でうまく機能せず,苦しい状態が続いています.

 気になったのは前半の終了間際,パスが1本でも通ればFGも狙える場面でタイムアウトを使わずそのまま前半を終えた場面です.セーフティリードという概念が存在しないファルコンズにとってはかなり消極的な選択でした.Aスミスのゲームマネジメントはやはり疑問が残ります......

 

ディフェンス

DT&EDGE

 悪い意味で言うことなし.パンサーズは両Gの先発が不在とのことでしたが,その影響が出ている様子もなし.

LB

 2年目#3ウォーカーはこの試合のヒーロー.プレーしたのは5スナップだけですが,先週のデビッドソンに続いて2年目の選手がビッグプレーを見せてくれるのは嬉しいです.

DB

 CB#24テレルはTD1本許したものの,パスディフラクション3つと相変わらずの"Terrell Island"でした.シャットダウンコーナーゆえに目に見えるスタッツは伸びていませんでしたが,INTも記録.(これでもっと知名度上がってくれ)

 懸念はS#23ハリスの負傷.Sのデプスがいよいよヤバい状態になっており,パターソンの登場もネタではなくなっています.

D#総評

 正直相手O#を止められていたかと言われると微妙でした.やはり,相手の調子が良いとサクサク進まれる印象です.それゆえにウォーカーのPick6をきっかけにニュートンのパスが荒れ始めたのが大きかったですね.

 如何せんタレントレベルが足りていないので,その割にはよくやっているのかなと思います.ペナルティが少ないのもグッドポイントです.

 

ライアンのパフォーマンス

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 可もなく不可もないスタッツですがやはりパスYdsが伸びません.シーズン4,500Ydsが当たり前だったのが信じられませんね.内容としては危険なスローが4つありましたが全てINT未遂に終わり,かなり運に恵まれていたと思います.それ以外ではライアンの調子のバロメータであるロングボムも通る場面がありましたし,プレーコール含めて悪くない内容だったと思います.

 特に最後の試合を決めるドライブでは,3凡→パンサーズTD&2pt成功で同点→OTで負けというフラグが立ちましたが,ピッツへ通してで3rd&13を更新.非常に価値の大きいプレーでした.プレーコールも素晴らしかったです.

 ちなみにあと3本のTDパスで通算TD数でイーライ・マニングを抜いて歴代9位に浮上します.さすがに今シーズン中には達成できるはず?

シーズン4000Ydsまで後4試合で896Yds...こっちはワンチャン怪しいかも?

 

次戦への期待

 来週は49ers(7勝6敗)のホームに乗り込みます.49ersといえば,2年前の会心のアップセットが記憶に新しいですが,あの時はライアン-フリオのホットラインが健在でした.ファルコンズはその時より大幅にパワーダウンしていますし,向こうも直近5試合で4勝と調子を上げているのでかなり厳しいゲームになるでしょう.特にどこまでパスプロがもつのかは注目です.

 もし何かの間違いでファルコンズが勝つようなことがあればプレーオフが現実を帯びてきます.過度な期待は禁物ですが,そういう気持ちで試合を見れるのは良いことです.(ドラフト順位から目を背けながら......)

 

 

画像出典元

https://nextgenstats.nfl.com/