自己満足の殿堂

NO FALCONS, NO LIFE

【MattyIce通信2021】Week5 vs ジェッツ

また寿命が縮みました

 

 Week5はロンドンにてジェッツ(1勝3敗)と対戦.

 平均失点ワースト(ファルコンズ)と平均得点ワースト(ジェッツ)の対決だったり,ルーキーにキャリアハイを献上するジンクスとルーキーはロンドンで勝てないジンクスがあったりと変な意味で注目のカードです.

 ジェッツは先週ルーキーQBウィルソンが初勝利を挙げ勢いに乗りたい一方,ファルコンズは先週のショッキングな敗戦に加え,WRリドリー&ゲイジ,CBオリバー,Sハリスといった主力メンバーが欠場で結構ヤバい.

 

試合の感想

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 全体的に内容は良かったですが,敵陣でのファンブルロストが2度あり,不必要に接戦になってしまったというのが素直な感想です.特に後半開始直後の相手のビッグリターンからのTDでは完全に"ファルコニング"のフラグが立っていました.何度目の正直かわかりませんが,この試合のような明らかに相手にモメンタムがシフトしている状況で勝てたのは非常に大きな収穫だと思います.相変わらず心臓には悪かったですが.

 

オフェンス

WR

 リドリー&ゲイジがアウトのため,ザキーエス,ブレイク,シャープあたりがターゲットとなりました.

 ザキーエスは決勝ドライブの3rd&13でのフレッシュは値千金でしたが,基本的にボールセキュリティが怪しくトータルで見るとギリギリ及第点かそれ以下くらい.

 ブレイクは落第.

 シャープは純粋なWRの中では一番グラブが安定していました.先週まで少ないプレー機会で確実にレシーブを重ねてきましたが,今日で信頼を勝ち取れたのではないでしょうか.

RB/FB

 デービスはランのスタッツは凡ですが,ハーストのTDのところで見事なブリッツピックがあったり,決勝のTDを決めたりとしっかり得点に貢献できています.でも敵陣でのファンブルはダメ絶対!!!

 エースのパターソンは獲得ヤードがラン1位レシーブ2位とこの日も大車輪の活躍.双方の安定感が抜群で彼に持たせればなんとかしてくれる感があります.

 トータルのランO#としては1stDownのランがあまり出ていない印象で3rdDownコンバージョンを強いられることが多いのが気になります.それでも昨年に比べればだいぶ良くなっていると思いますが.

TE

 ピッツにとっては10ターゲット,9レシーブ,119Yds,1TDとブレイクアウトゲームに.とにかく良い場面でのレシーブが多い.まだ完全体ではないですが,すでにゲームチェンジャーとしての片鱗が見えています.ライアンとの息もだいぶ合ってきており,腕の長さを生かして彼にしか取れないゾーンに投げ込めています

 ハーストはTDの場面はプレーコール含めて素晴らしかったが,その直後のファンブルはアウト.彼もボールセキュリティが怪しい

 リー・スミスブロッキングTEながらレシーブでも渋い貢献.現時点で昨年までの同職のストッカー2年分の活躍はしてると思います.

OL

 安定感抜群とまではいきませんが,被サック0,パスもランもしっかり出せましたし,しっかり改善されていると思います.無駄なペナルティがなかったのもグッド. 

O#総評

 WR1,2が不在でパスO#にかなり不安がありましたが,パターソン,ピッツがいればO#が十分構築できることがわかりました.この形にリドリー&ゲイジが加わると思うと案外良いO#になるかもしれません.特にリドリーは"エースレシーバー"というプレッシャーが軽減されてパフォーマンスが改善されることを祈ってます.

 TDに関しても,個人でもぎ取ったというよりコール勝ちしていましたし,毎週素人目でも進歩が見られるのは良いことだと思います.

 あとはボールセキュリティが怪しい選手が多いのでそこは早く修正してほしい.

 

ディフェンス

DT&EDGE

 パスラッシュレスとジャレット流石は毎度のこと.

 ルーキーのオグンデジはキャリア初サック,おめでとう.

LB

 いつも褒めているユニットですが,この試合は存在感があまりなかったですね.

DB

 こちらもオリバー&ハリス不在でかなり不安でしたが,思いの外なんとかなりました.

 Sホーキンスは今シーズンチームとして初のインターセプトを記録.

 モローは一生狙われ続けると覚悟していましたが,彼も今日はかなり良かったです.しかし,素晴らしいボール嗅覚でTFLを決めたと思いきやそのまま負傷退場.今シーズンこういうの多くない?

D#総評

 先週のパスD#のザルっぷりからウィルソンに動き回られてロングパスを通される展開を懸念していましたが,終わってみればウィルソンは192Yds,1INT.思っていた以上にポケットに留まってくれたことと,パスの精度が発展途上だったので,ファルコンズのD#が特別良かったというよりは相手のO#に救われたと思います.

 ランも試合中はコンスタントに出されているように思っていましたが,トータル64Yds,平均3.6Ydsとよく抑えられました.

 全体としては,特定の誰かか大活躍したり,やらかすことはなく印象は薄めですが,先週のザルが再現されなかっただけで十分です.

 

スペシャルチーム

・パントリターンで味方同士で衝突

・後半開始直後のビッグリターン献上

・糞パント

正直見てて恥ずかしかったです.

その中でもクーは輝いていました.前半最後の52Yds成功は結果的にかなり価値のあるキックだったと思います.

 

ライアンのパフォーマンス

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 今シーズンのベスト,会心のパフォーマンスだったと思います.危険なスローもほとんどありませんでしたし,3rdDownコンバージョンもしっかり決めることができました.特にピッツとの息が合ってきており,これから先が楽しみになる内容でした.

 シーズン序盤の奥に投げられない病もほとんど気にならなくなりましたし,ここ3試合では868Yds,69.1%,8TD,0INTと高いレベルで安定しています.

 

また,パス獲得ヤードがイーライ・マニングを抜いて歴代8位にさらに史上2番目の早さでパス成功数5000に到達.ベテランQBとなるとこういう記録が毎週のように出てきますね.

 

次戦への期待

 来週はバイウィークで次はWeek7でドルフィンズ(1勝4敗)のホームに乗り込みます.ドルフィンズは昨年10勝したものの,今シーズンは不調な様子.ただ,現在故障で離脱中のQBタガヴァイロアが間に合いそうなので1勝のチームと思わない方が良さそうです.こちらも2週間休んでけが人が戻って来れば良い勝負ができると思います.

 

画像出典元

https://nextgenstats.nfl.com/