【MattyIce通信2021】Week7 vs @ドルフィンズ
2019年以来の勝率5割復帰へ!
Week7はドルフィンズ(1勝5敗)のホームに乗り込みました.
ドルフィンズは昨年10勝を挙げましたが,今年はけが人等もありここまでわずか1勝,特に先週はロンドンでジャガースにシーズン初勝利を献上するなどかなりタフなシーズンを送っています.
一方,ファルコンズはByeを挟みWeek5を欠場したWRリドリー,ゲイジ,Sハリスらが復帰.このまま勢いに乗って2019年W2以来の勝率5割を目指します.
試合の感想
正直めちゃくちゃ疲れました.負けてたら寝込むレベル.
「3Qまで優位に試合を進めながら,4Qで力尽きる」といういつもの悪い流れに完全に入ったかと思いましたが,ライアンがなんとかゲームウィニングドライブを成功させて逆転勝利.こういう展開にならないのがベストですが,昨年のように百発百中で負けるようなことがなくなったのは大きな成長.
オフェンス
WR
WR1リドリーは1TDを決めるものの,10Tgt,4rec,26Ydsと沈黙.特にインターセプトされる場面では捕球後に相手CBにボールを掻き出されており,フィジカルの弱さが露呈.また,ロンドンゲームでの欠場はメンタル面の休養のためとのことで今後が少し心配です.
WR2ゲイジも49YdsのTDを決めたものの,それ以外では3rec,18Yds.
去年を見てるとやはり物足りなさは残りますね.WRが奮起すれば一気にO#に厚みが出そうですが......
RB/FB
デービスはスタッツ,スナップ%はシーズンワーストとなりました.とはいえ,内容が悪いというよりは本来RB2のあのお方が大暴れしているので出番が減っているという感じ.
CP
パターソン用の見出しが登場.ランの馬力もカットバックもボディバランスここ数年のRBで1番.特に逆転FGの直前の3rd&2をたやすく更新してくれて感動しました.
TE
ピッツは163Ydsの大暴れ.特にヤバいのが8Tgt,7rec,Avg23.3とビッグプレーを確実に決めている点.今シーズン勝利した3試合の決勝ドライブでは全て彼へのロングパスが通っており,スタッツだけではないということもわかります.
Matt Ryan. Kyle Pitts. Here come the #DirtyBirds.
— NFL (@NFL) 2021年10月24日
📺: #ATLvsMIA on FOX
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また,ルーキーで2試合連続100+Ydsレシーブは1970年以来,キャリア6試合で471Ydsは過去50年で最多.PFFグレードも全TEで4位/67人.目指せ新人年でオールプロ.
OL
この試合は先発RTのマクゲイリーがCOVIDリザーブ入りで欠場となり,代役はスプリッグスが務めましたが,特に目立ったやらかしもなく頑張っていたと思います.
参考程度にPFFグレードを見ると68.8でマクゲイリー(54.4)よりも普通に良いという......
O#総評
だいぶ良くなってきました.やはりピッツの台頭が大きいですね.
また,これまではレッドゾーンまでチマチマ運んでの得点が多かったですが,この試合ではほぼパス2本でTDをとったドライブが出たりとO#全体の進化を感じます.
くどいようですが,WR陣がもう少し奮起すれば楽な展開の試合も増えてくるでしょう.
ディフェンス
DT&EDGE
安定のゼロパスラッシュ.来年のドラ1はEDGE以外あり得ない.
LB
ディオン・ジョーンズは15タックル,1サック,3TFLと終始存在感を発揮.
オルオクンは13タックルに加え4Qには起死回生のインターセプト.
二人ともフルスナップで,それに見合う内容でしたが,ウォーカーはもう少し出番を増やしても良さそうです.
DB
CBテレルは完全にエースCB.テレルのサイドに投げられること自体が少なくなっており,タックルも非常に安定しています.しかし,脳震盪の影響で離脱しており,これが長引くようだとかなり苦しい.
Only CB with 50+ man coverage snaps without allowing a catch
— PFF (@PFF) 2021年10月25日
🔒 AJ Terrell 🔒 pic.twitter.com/ok37dddgZo
CBモローも試合を重ねるごとに良くなっています.
昨年の4巡Sホーキンスはジェッツ戦に引き続きインターセプト.PFFグレードは2試合続けてD#でチームトップ.
D#総評
上では良いことばかり書きましたが,D#全体としては厳しい内容です.
ドルフィンズの先発WRが故障で不在の状況であるにもかかわらず,D#はコンスタントにゲインされており,ホーキンスとオルオクンのインターセプトがなければ35失点くらいにはなっていたと思います.また,試合終盤でハリス,モロー,テレルといった主力のDBが次々に負傷し,明らかに一杯一杯でした.というか普通に耐えきれませんでした.
相手が序盤から中盤までショートパス中心だったこともありますが,相手QBのパス成功率80%は反省するべき数字です.ランも平均で4.6Yds出されています.
1番の問題は文句なしでDLでしょう.単純にタレントレベルが足りていません.来年のドラ1確定.
スペシャルチーム
オグンデジがFGブロック.ちゃんとそのあとのドライブで得点できたのも好材料.
パントはキック側でもレシーブ側でもビクビクしながら見てます.弱点.
クーは安定感抜群.言うことなし.感謝!
ライアンのパフォーマンス
スタッツ自体は凡ですが,パフォーマンスとしてはエリートQB.特にここ数試合は2minO#が非常に安定しています.やはり,ピッツとの呼吸が良くなっているのが大きく,新たなホットラインが形成されつつあります.
PFFグレードも85.2まで上昇し,特にWeek4-7の間は全QBでトップ.
From Weeks 4-7, #Falcons Matt Ryan is PFF’s top ranked QB with an elite grade of 93.5.
— Evan Birchfield (@EvanBirchfield) 2021年10月25日
He also has the top passing grade with a 93.0
また,通算のゲームウィニングドライブが40となり,エルウェイ,スタフォードと並んで歴代7位Tに.まだまだやれるぞ!!!
次戦への期待
来週は同地区のパンサーズ(3勝4敗)をホームに迎えます.パンサーズは開幕3連勝しリーグトップクラスのD#と評価されていましたが,そこから4連敗.ぶっちゃけ3勝の相手にテキサンズ(1勝6敗)とジェッツ(1勝5敗)が含まれているため評価が難しいです.
ファルコンズのDBの健康状態が不安ですが,パンサーズもマキャフリーもいないということですし,同地区補正も加えれば互角には戦えるでしょう.
約1,400日ぶりの貯金生活に向けて,この勢いのまま戦ってほしいです.
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