自己満足の殿堂

NO FALCONS, NO LIFE

【MattyIce通信2023】Week7 vs バッカニアーズ

今週からしばらくショート版です

 

試合結果・感想

 非常にもどかしい試合でした.

 O#はTD寸前でのターンオーバー(TO)が3つ,トータルは401ydsなのできちんとスコアできていれば正直もっと楽な展開にできたはずでした.ミスを切り取ってO#全体を悪く言うのは見当違いですが,平均得点(29位)やTO differential(30位)という数字があるのも事実です.

 個人に焦点を当てるとまず最初の議題に挙がるのはやはりQBデズモンド・リダーでしょう.この試合のスタッツとして成功率76%,YPA 10.0Yds,1TD(run)は非常に優秀な数字だと思います.一方で,前述の3TOは全てリダーのファンブルであり,それらが全てリダーの責任ではないにせよファンの心象は良くないでしょう.最近はファンの間でも彼の評価について争いが巻き起こっています.私個人としてはライアンが去って以降,ずっと1巡QBロマン派ですが,今の出来のままシーズン中に先発を降ろされることは想像し難いですし,そもそもスケジュール強度的に1巡でQB指名できる位置で終える可能性も低いというのが実情.真面目に予想すれば,結果(勝敗)と内容(スタッツ)の2軸で評価したときに,「結果も内容も悪い」以外であれば生き残れるくらいには余裕のある状態と思います.EDGE補強しての来年が恐らくジャッジメントタイムでしょう.

 

 その他ではRBビジャン・ロビンソンが体調不良につき実質欠場.その中でアルジアーが21car 59Yds,パターソンが10car 56ydsとランO#の明確な弱体化は感じませんでした.一方でビジャンがいないときの方が便利な依存先がいない分,O#自体が機能している説も仄かにあると思っているので,特にアルジアーやパターソンのスナップ数は来週以降も気にしてみたいところです.

 

 そして,触れておかなければならないのがOLの復活.開幕4試合は完全にO#を破壊していましたが,ここ3試合は安定.QBのスタッツにもはっきりと表れていると思います.PFFのOLランキングでは3位らしい.

 

 D#に関しては引き続き好調.ペナルティで1stダウン6回更新されている部分以外は()特に言うことはないのではないでしょうか.今年は基本的に堅牢なパスD#が強みですが,やはりエバンス&ゴドウィンには苦戦(というか大体いつも止められてない).一方ランに関してはメイフィールドのスクランブルのロングゲインを除けばほぼ完封.このブログで完封なんていう言葉が出てきたのは何年ぶりだろうか.オンニェマタは大当たりだしキャンベルもまだまだ体は動いて頼もしい限りです.

 STではクーが週間MVPを受賞.開幕直後はやらかしてた印象がありましたが気づけばFG13/14,XP8/9なのでいつもの数字に戻ってきてまね.

 

次戦への期待

 Week8はタイタンズ(2勝4敗)戦ということで「アーサースミスボウル」です.タイタンズは先発QBのタネヒルが欠場で2巡ルーキーのレヴィスが登場.実力は未知数ですが,そもそもOLが良くないという話なのでしっかりプロの洗礼を浴びせてほしいところ.また,D#の方もオールプロSバイアードがトレードされたのは追い風.ロンドン&ピッツの調子も上向きなのでリダーはガンガンパス投げまくってほしい.

  上手くいきそうなときほどやらかすのがこれまでのファルコンズですが,今年は違うぞというところを見せてほしいですね.次勝って5勝3敗にすればかなり地区優勝が現実的になってきますし,リダーの評価も自分の観戦モチベーションも爆上がりです.頼むぞほんと......