自己満足の殿堂

NO FALCONS, NO LIFE

【NFL】2019シーズン展望&スタッツ予想

今回は半分くらい趣味企画です.

オフェンス主力選手スタッツ予想

まず,オフェンス主力選手のスタッツをポジティブ,ネガティブ2通りで予想していきます.

数値は基本的には過去の成績をベースにテキトーに決めていますが,一応矛盾が生じないように調整してあります.

昨年のスタッツはこちらから

Atlanta Falcons Stats at NFL.com

QB マット・ライアン

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 ポジティブ予想

リドリーのブレイクによって,パス獲得ヤードはキャリアハイで5,000ヤードクラブの一員に.それに加えて,キャリアのパス成功率歴代5位の実力も遺憾無く発揮している.投げまくる分,インターセプトは去年より増加するがレーティングも高水準をマークする.

 ネガティブ予想

シンプルに全体的に数字が落ちる.MVPの翌年に雰囲気は近いが,そのときよりはレシーバーが充実しているため,パス獲得ヤードは4,500を超える.

 

WR フリオ・ジョーンズ

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 ポジティブ予想

レシービングヤードは稼ぎながらも,レシーブ数は減少.困ったときのフリオ依存から脱却の兆しを見せる.また,タッチダウンも昨年と同等でキャリアで2番目の数字.

 ネガティブ予想

連続1,400ヤードレシーブ記録が途切れる.素晴らしいスタッツであることは間違いないが,タッチダウンが少なく,レッドゾーンO#の苦戦が端的に表れている.

 

WR カルヴィン・リドリー

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 ポジティブ予想

序盤からTDを量産し,先発試合が増加する.シーズン最終盤は控えめになるが,2年目にして1,000ヤードレシーブを達成.序盤の勢いを保てればもっと伸びるという期待も感じさせるシーズンに.

 ネガティブ予想 

堅実な活躍を見せるが,ルーキーイヤーの序盤のような爆発はなく,全体的に数字が落ちる. 

 

WR モハメド・サヌー

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 ポジティブ予想

リドリーの大ブレイクによってスタメン試合は減少するが,要所要所で存在感が際立つ.昨年よりも数字が下がるのは,流石にこれ以上キャリアハイを更新しないだろうという予想から.フリオへのタッチダウンパスを通す.

 ネガティブ予想 

昨年よりは成績は悪化するだろうという予想とリドリーがブレイクしないのダブルパンチ.ファルコンズ1年目と2年目を足して2で割ったイメージ.

 

TE オースティン・フーパ

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 ポジティブ予想

新TEコーチの下で飛躍を見せるが,レシービングに関しては緩やかな成長.アクロバティックなプレーも健在で,2年連続のプロボウル(代替)選出も視野に入る.

 ネガティブ予想 

成長が止まる.

 

RB デボンタ・フリーマン

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 ポジティブ予想

復帰して全試合出場は叶わないものの,9タッチダウンとエースRBとしての役割を果たす.1試合あたりのラッシュ数は例年とほぼ同じだが,健康面も考慮してレシービングが減少すると予想.

 ネガティブ予想 

出場すれば仕事をするが,故障の不安が終始つきまとうシーズンに.プレーオフを争う終盤に彼の不在が大きく響いてしまう.

 

オフェンス展望

オフェンス全体としては,オフに重点的に補強したOLがどこまで機能するかが,やはり最大のポイント.Cマック,LTマシューズという安定感のある2人に加え,RGのドラフト1巡リンドストロムもプレシーズンを見る限り良さそうです.RTは2年目のゴノ,もう一人の1巡マクゲイリーのどちらかになりそうですが,そこはまだはっきりしていません.LGはFA組のカーペンターorブラウンになりそうですがここが怪しいです.シーズン序盤は日程的にも苦戦必至ですが,同地区対決の多い終盤で形になっていて欲しいなと思います.

 

そして,OLとも関わってきますが,RBフリーマンの健康状態が若干不安が残ります.逆に15試合以上出場できれば,1,000ヤード走れる実力を持っているので得点力が底上げされるでしょう.また,昨年のリーディングラッシャーのコールマンは移籍したため,スミスが2番手ということになります.昨年はそこまで走っていない割に4タッチダウンと,期待の高さが伺えます.そのほかにもドラフト組のオリソンやヒル,バーナーといった面子も控えており,フリーマンへの負担を減らしつつ,うまく使い分けたいところです.

 

QB, レシーバー陣に関しては例年通りの活躍をしてくれれば十分です.特に,WRリドリー,TEフーパーといったところはまだまだ伸び代があります.

 

まとめると,O#全体としては,OCも変わり期待が高まりますが,

  1. OLがどこまで機能するか
  2. フリーマンの健康状態
  3. 獲得ヤードに見合う得点力

の3つがポイントです.最後の得点力はここまで言及していませんでしたが,平均獲得ヤード6位に対して平均得点10位は少し物足りません.オフェンスの顔ぶれは揃っているのであとはレッドゾーンでのライアンのパフォーマンスにかかっています.

ディフェンス展望

スタッツ予想は難しいので()今回はパスします. 

ここまで目を背け続けていたD#ですが,オフも大きな補強はせずここまできてしまったという雰囲気です.

 

まず,ここ2年ダメダメなエッジは元サック王のビーズリー,元1巡マッキンリーが中心となり,復帰したクレイボーン,補強組のベイリー,ドラフト組のコミンスキーが控えるというラインナップ.2年前から不振が続いているビーズリーは今年FAということもあり,もう一花咲かせて欲しいところです.精神的に不安定なマッキンリーも今年二桁サックをできなかったらドレッドを切るそうです.

 

LBはD・ジョーンズを中心にまずまずの陣容.

 

エッジとともにヤバいと言われているのがDB陣. とはいえ,Sのニール, アレンらが戻ってきたこと,昨年代役を務めたケイズィーがブレイクしたことを含め,メンバー自体は(故障者が出なければ)そこまで悪くありません.また,CBも2年目オリバーの成長次第では昨年より改善される可能性は十分あります.ただ,層が薄いのは否めないため,昨年のように怪我人が続出すると詰む恐れも.

 

まとめると,故障者が出ないことを前提にするとビーズリー,マッキンリーの働きが何より重要になってくると思います.実際,2年前は平均喪失ヤード,失点ともにリーグトップ10に入る粘り強いD#ができていたので,ダン・クイン自らそれの再現を目指すというところでしょう.

 

まとめ

いよいよ開幕ということで,最後にシーズン全体を展望していきたいと思います.

まず,開幕5戦(MIN, PHI, IND, TEN, HOU)が非常にハード.基本的に格上にはあっさり負ける傾向のあるファルコンズにとって,開幕から強力DLを誇るMIN, PHIとの連戦は辛いです.プレーオフを狙うなら死んでも1-1でいきたいところ.

 

そのあとはARI, LAR, SEAというN西との3連戦から同地区5連戦という日程.同地区戦は4-2で終えられればベスト.

 

最後の3戦はSF, JAX, TBですが,この3チームがプレーオフ争いに関わっていないのであれば,光明はありそうです.

 

以前書いた記事では今シーズンは8-8と予想しました.10勝以上を予想する記事もちらほら見ますが,現段階での予想は9-7でいきたいと思います.理由としてはIND戦に勝つ見込みができたこと.ライアンvsラックの初対決が見られないのはとても残念ですが,その分こちらにも勝てるチャンスが出てきました.

 

昨年は色々あって負け越しで終わってしまったファルコンズですが,プレーオフを狙うだけのチーム力は備えていると信じています.スーパーボウル最右翼が同地区にいますが,シーズン終盤までは競り合って欲しいものです.

 

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 ファルコンズ公式ツイッターが#WallpaperWednesdayでツイートしていた画像の一部.上の4人がまさに今シーズンのファルコンズのキーマン.

【NFL】ファルコンズの1巡指名について

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本日行われたNFLドラフト2019の1巡目,ファルコンズはOLの選手を2人指名.

少し前にあげた記事でJonah Williams希望,Christian Wilkins予想としましたが,それぞれ11位と13位で指名されました.

14th Chris Lindstrom OG Boston College

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(画像はおなじみPFFから持ってきました.)

Jawaan Taylor,Cody Ford,Andre Dillardが残っていた状況でのOGのピックには一本取られました.(一応RTもできるそうです.)ノーマークではなかったのですが,まさか1巡で来るとはです.当初はトレードアップの噂もありましたが,何週間か前にプライベートワークアウトがあったそうで,Lindstrom自身もファルコンズでプレーしたかったようです.DL,OT予想が多い中で,実は相思相愛だったのかもしれません.ディミトロフGMは"Tough. Urgent. Athletic."と評価(よくわかりません).

ちなみにボストンカレッジといえば,そう,あのマット・ライアンの母校でもあります.

気になる評価に関しては,パスブロックが良く,高い評価をしているメディアもあるという感じ.NFL公式のプロスペクトグレードは5.86で"Chance to become NFL starter".Draft Networkのプロスペクトランキングでは20位.ドラフト前の感じだと正直14位は少し高い気もしますが,ディミトロフGM曰く20位以内の3,4チームが興味を示していたとか.この順位での指名は期待の現れもあるでしょうし,私自身元々OL指名希望だったのでOKです.

ちなみにコンバインではベンチプレス以外は軒並み上位.特に40ヤード,幅跳びは共に2位


Football: Chris Lindstrom Drafted 14th (Apr. 25, 2019)

ライアンを守ってね!!!!!

31st Kaleb McGary OT Washington

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まさかのトレードアップからのまさかのOT指名.またもや一本取られました.Greedy Williamsでもとるのかと思いましたが.

Lindstrom違ってMcGaryは名前を見たことがある程度でほとんど知りませんでした.おなじみPFFソースですが,カンファレンス内ではランブロックのグレードトップ,パスブロックも年々良くなっているという感じ.また,NFLの公式のグレードは5.88とLindstromと同様で"Chance to become NFL starter".動画をざっと見た限りだと押し合いに強いが安定感が少しかけるかなという印象.コンバインの結果も優秀.垂直跳びが2位.ただ, 彼もトレードアップしてまで指名するべき選手なのかは正直わかりません. フロントを信じます.

ちなみにディミトロフGMの評価は"Toughness. Grit."

ライアンを守ってね!!!!! 

 

という感じで1巡で2人のOLを指名というなかなかアグレッシブなピック.この指名を良く思わないファンもいるでしょうが,元々ブランクオーナーも「優先事項はO#ラインの強化」と一貫して言っていたので私はまあ良いんじゃないかなと思います.何よりライアンが気持ちよくプレーできるのが一番嬉しいことなので.

 

ここまで割とポジティブにドラフトを振り返りましたが,

 

疑問1:オフシーズンのG補強は?

実はファルコンズはオフにとジャモン・ブラウンとジェームス・カーペンターという2人のGを獲得しています.オフの至上課題みたいなものでしたから,補強はわかるのですが,さらに気になるのが普通に先発級の契約をしているということ.

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疑問2:DB陣は大丈夫?

元々そこまでDBの層が厚くない上にアルフォードとプールという2人の先発選手を放出しています.一応,昨シーズン成長を見せたケイズィーと故障に泣いたニールがSではいますが,CBはトゥルーファントと...一応オリバーという感じでしょうか.正直全く足りていません.流石にこのままシーズンを迎えることはないと思いますが...

疑問3:パスラッシュは大丈夫?

今回のモックではDL予想のものを多く見かけました.というのもファルコンズはパスラッシュも大きな課題の一つでした.IDLのジャレッドは良いのですが,エッジのビーズリーは成績急降下中,マッキンリーはかなり不安定.一応オフでクレイボーンが戻ってきましたが,これで劇的に変わるはずもありません.

 

まとめ

ここまでは徹底的にライアンの周りを固めて,課題の山積しているD#は最低限(ですらないかもしれない)補強している状況.ドラフト指名権もMcGaryをアップして獲得したため2,3巡目がない状況.またトレードアップするのか,下位で狙っている選手でもいるのか,注目して見ていきたいと思います.

【NFL】2019シーズン展望0.0

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2019-20シーズンのスケジュールが発表されましたね.

 ファルコンズのスケジュール発表動画も元ネタは知りませんが,とても面白いものに仕上がっています.

 というわけで時期尚早ではありますが,シーズン展望0.0と題してざっと各週の対戦相手を昨シーズンの成績を元に前向きに見ていきたいと思います.

Week1 @MIN (8-7-1)

過去3度の戦績:全敗

12/03/2017 @MIN 14-9 ATL

11/29/2015 MIN 20-10 @ATL

09/28/2014 @MIN 41-28 ATL

(特に過去3年以内の戦績は太字にしてあります.)

Week2 PHI (9-7) SNF

過去3年度の戦績:全敗w

09/06/2018 @PHI 18-12 ATL

01/13/2018 @PHI 15-10 ATL

11/13/2016 @PHI 24-15 ATL

天敵.しかし今回はこちらの巣で戦えます.

Week3 IND (10-6)

直近の戦績:敗戦ww

11/22/2015 IND 24-21 @ATL

AFCは4年に1度なので直近の戦績にしています.

ライアンとラックは初対戦.プレーオフで25点差をひっくり返された男と28点差をひっくり返した男の対戦になります.

Week4 TEN (9-7)

直近の戦績:勝利

10/25/2015 @TEN 7-10 ATL

ライアンはマリオタとも初対戦.

Week5 @HOU (11-5)

直近の戦績:勝利 HOU 21-48 @ATL

初対戦3連発.ちなみにワトソンはジョージア州出身.どうやらプロ入りする前にライアンと関わりがあるようで......


How Matt Ryan Helped Make Deshaun Watson a Superstar

Week6 @ARI (3-13)

過去3度の戦績:全勝

12/16/2018 ARI 14-40 @ATL

11/27/2016 ARI19-38 @ATL

11/30/2014 ARI18-29 @ATL

Week7 LAR (13-3)

過去3度の戦績:全勝←もはや関係ない定期

01/06/2018 @LAR 13-26 ATL

12/11/2016 @LAR 14-42 ATL

09/15/2013 LAR 24-31 @ATL

Week8 SEA (10-6)

過去3度の戦績:2勝1敗

11/20/2017 @SEA 31-34 ATL

01/14/2017 SEA 20-36 @ATL

10/16/2016 @SEA 26-24 ATL

Week9 Bye

悪くない位置です.

Week10 @NO (13-3)

過去2年の戦績:1勝3敗

11/22/2018 @NO 31-17 ATL

09/23/2018 NO 43-37 @ATL

12/24/2017 @NO 20-13 ATL

12/07/2017 17-20 @ATL

対戦の多い同地区は過去2年にしています.

ホームだと競る,アウェーだと普通に負けているこの2年.やはりNO戦を0-2で終えるか,1-1で終えるかはPO争いに一番効いてくるでしょう.

Week11 @CAR (7-9)

過去2年の戦績:3勝1敗

12/23/2018 @CAR 10-24 ATL

09/16/2018 CAR 24-31 @ATL

12/31/2017  CAR 10-22 @ATL

11/05/2017 CAR 20-17 ATL

Week12 TB (5-11)

過去2年の戦績:全勝

12/30/2018 @TB 32-34 ATL

10/24/2018 TB 29-34 @ATL

12/18/2017 @TB 21-24 ATL

11/26/2017 TB 20-34 @ATL

スコアからもわかるように,全勝といえどヒヤヒヤする試合が続いています.

Week13 NO (13-3) Thanksgiving

Week14 CAR (7-9)

Week15 @SF (4-12)

過去3年の成績:1勝2敗

12/18/2016 SF13-41 @ATL

11/08/2015 @SF 17-16 ATL

12/23/2013 @SF 34-24 ATL

個人的に最注目ゲームの一つ.注目ポイントは何と言ってもカイル・シャナハンとファルコンズの初対戦.さらに,シャナハンHCのSFは12月に強く,もしうちがプレーオフ争いに絡んでいたとすれば,難敵になることは間違いありません. 

Week16 JAX (5-11)

直近の戦績:勝利

12/20/2015 @JAX 17-23 ATL

昨シーズンは奮わなかったJAXですが,来シーズンからQBはニック・フォールズに.過去3度負けているイーグルス戦もうち2回はフォールズ相手ですし,彼が昨シーズン終盤に見せた勝負強さは非常に脅威.

Week17 TB (5-11)

 

総括

ざっとAFC南→NFC西→同地区というわかりやすい流れです.2勝2敗→2勝2敗→4勝2敗となれば勝率5割は確定,PHIとMIN次第では2桁勝利も見えてきます.ここまでが今の段階での希望的観測です.

ちなみに昨シーズンATL以下の成績のチームは7チーム.ですが,強力なD#とフォールズ要するJAX,そろそろ来そうなSFあたりは不気味です.

ということで,4/19時点での勝敗予想は8勝8敗としておきます.悪くて7勝,良くて9勝,すごく良くて10勝だと思うので,間をとって8勝に.

 

かなり淡白な内容になってしまいましたが今回はこの辺りで.やはりNFLのイベントがあると,どんな些細な内容でも書きたくなってしまうんです...... 開幕が近くなったらもう少し詳細な展望を書く予定です.

また,来週にはドラフトがあります.ファルコンズはおそらくDLかOLを指名するでしょう.モックで多かったのはEd Oliver(IDL),Christian Wilkins(IDL)ですが,Oliverは先に指名される可能性があるのでWilkinsかなあと予想しています.ただ,個人的にはJonah Williams(OT)希望です.これと言った理由はありませんが......

【NFL】2018シーズンのマット・ライアンを振り返る

 あけましておめでとうございます,マヨラナです.今年もマイペースに記事を書いていく予定なのでよろしくお願いします.

 そして,レギュラーシーズンお疲れ様でした......

 今シーズンのファルコンズはというと7勝9敗というなんともまあ微妙な成績.D#には怪我人が続出し,O#も機能したりしなかったりで終始不安定なシーズンでしたが,その中で安定したパフォーマンス見せた選手の一人がそう,

QB マット・ライアン

です!!!

 そこで,今回は2018シーズンのライアンを振り返っていきたいと思います.

個人成績,記録

 まずは個人スタッツから

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16試合()はNFL順位

 Yds: 4,924 (3

 Comp%: 69.4 (3)

 Yds/A: 8.1 (6)*

 TDs: 35 (3)

 INTs: (4) *

 Rating: 108.1 (4)

*15試合以上出場した選手が対象

 MVPを受賞した2016年に次ぐキャリアで2番目に良い成績.

 次は個人記録.代表的なものを挙げておきます.

-最初の11シーズンでのパッシングヤード歴代1位: 46,720

-レギュラーシーズン通算100勝

-レギュラーシーズンで4,000+Yds, 30+TDs, 1桁INTで負け越した史上初めてのQB

-レギュラーシーズンの敗戦QBで史上最高のレーティング: 148.1

-レギュラーシーズンの負け越したQBで史上最高のレーティング: 108.1

最後の2つは私調べです.間違いがあったらごめんなさい.

 そして,

プロボウル,選出されず......!!!

  アーロン・ロジャースとの人気の差を改めて実感しました.それでも代替選手で流石に選出されるとは思いますが.期待しておきましょう.

 ちなみに3ラッシングTDはキャリアハイ. 

各週振り返り

 ファルコンズの振り返りも兼ねて各週ごとにさっくりまとめていきたいと思います.

Week1@PHI 12-18:「”察し”な開幕」 

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251Yds (Avg5.8), 48.8%(21/43), 0TD, 1INT, Rate57.4, 4sck

 サークO#への不安と相手QBウエンツの不在による若干の期待が入り混じる開幕戦.結果的にライアンにとってはシーズンワーストのパフォーマンスになりました.この日は昨シーズンからの課題であったレッドゾーンO#での弱さが露呈.エースWRのフリオ・ジョーンズもヤードは稼ぎながらもレッドゾーンではキャッチできず.昨シーズンのディビジョナルと同様の形での敗戦.

 そしてTwitterでもいじられまくりの始末.プライムタイムでのゲームに限ってこういうパフォーマンスになってしまったのは非常に残念でした.

 

Week2 CAR W 31-24:「ライアン,意地の2ラッシングTD」

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272Yds (Avg9.7), 82.1%(23/28), 2TDs, 1INT, Rate116.1, 2RushTDs, 0sck
 ホーム開幕戦は良い意味でファルコンズファンの期待を裏切る結果に.急にレッドゾーンでTDを取れるようになり,ドラ1ルーキーWRのリドリーもキャリア初のTD.多分地球上の全ファルコンズファンが「なぜ開幕戦でリドリーを使わなかったし」と感じたはず.ライアンはこの日は2のラッシングTDを記録.スッとパスが通る感覚は2016年を想起させるものでした. 

  ちなみにOLはサック0を記録しましたが,OLが頑張ったのはこの日が最後.

 

Week3 NO L 37-43:「ライアン大暴れ!!!なお」 

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 374Yds (Avg10.7), 74.3%(26/35), 5TDs, 0INT, Rate148.1, 3sck

 私が現地で観戦した試合.ライアンはキャリア最多となる5TDパスを記録.レッドゾーンでの得点力は前の週から継続,さらに今週は昨年は滅多にお目にかかれなかったロングパスも通り,さらにさらに2ptコンバージョンを2回成功させるなどO#が大爆発.ただ試合はD#が崩壊しOTの末敗戦.

 詳細なレビューは下の記事をどうぞ.

majoranafalcon.hatenablog.com

 そして,この試合がまさにライアンがレギュラーシーズンの敗戦QBで史上最高のレーティングを記録したゲーム.結果的にこの試合がシーズンを左右したんじゃないかと思っています.

 

Week4 CIN L 36-37:「珍記録誕生」

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419Yds (Avg10.7), 74.3%(29/39), 3TDs, 0INT, Rate134.5, 3sck
 先週に続き,凄まじいパフォーマンスを見せたものの惜敗.こうなるとどうすれば勝てるのかわからなくなるレベル.ライアンはジョーンズ,サヌー,リドリーを中心にパスを投げ分け, シーズン最多となる419ヤードを獲得.

 そしてライアンは350ヤード以上投げて,3TD+,0INTで連敗した史上初のQBに. 

  

Week5 @PIT L 17-41:「ファルコンズ,久しぶりのフルボッコ

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285Yds (Avg7.5), 68.4%, 1TD, 0INT, Rate99.1, 6sck
 この日はOLがPITのプレッシャーを抑えられず,6sckと崩壊. 3Qまで3点差で食らいついてはいたものの,パントミス,ファンブルリカバーTDで差を広げられ圧敗.ライアンのスタッツ自体は昨シーズンよく見た並びという感じ.プレッシャーがかかりまくる状況で3Qまではゲームを作れていたと思います.ただ,4Qでのファンブルロストはちょっといただけませんが.

 

Week6 TB W 34-29:「1勝の難しさを悟るゲーム」 

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355Yds (Avg8.7), 75.6%(31/41), 3TDs0INT, Rate125.6, 1sck

 ホームに戻り,再びライアンのパフォーマンスが復活.パス偏重O#で,この日は特にジョーンズとTEフーパーが活躍.しかし,明らかにうちのペースで進んでいるものの,ゲームを決められないという苦しい展開でした.最後もギリギリまで攻め込まれ,相手のラテラルパスのドロップでやっとこさ勝利.

 

Week7 NYG W 23-20:「個人的には結構好きな試合」

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379Yds (Avg9.7), 79.5%(31/39), 1TD, 0INT, Rate115.7, 3sck

 ライアンだけのパフォーマンスに注目するなら結構好きなゲーム.TDパスは1本だけですが,それ以外の重要な場面でパスをしっかり通し,相手D#にダメージを与えました.点差は3点ですが,勝てるQBのクォーターバッキングだったと思います.あと,プライムタイムのゲームで勝てて良かった......

 

Week9 @WAS W 38-14:「ホットライン,完全開通」

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350Yds (Avg9.2), 68.4%(26/38), 4TDs, 1INT, Rate121.6, 2sck 

 この試合でもライアン3rdダウンから10+ヤードのパスを連発,素晴らしいパフォーマンスを見せました.さらに,ランも割と出たことでO#の得点効率がグッとよくなりました.また,D#もよく頑張り,今シーズンで一番安心してみていられるゲームでした.ここまでTDレシーブがなかったジョーンズにもついにタッチダウンが飛び出し,3連勝で勝率も5割復帰.

 

Week10 @CLE L 16-28:「ライアン激おこ」

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330Yds (Avg6.3), 73.1%(38/52), 2TDs, 0INT, Rate102.2, 2sck

 負け試合に投げまくった時の典型的なスタッツ.先週までの得点力は完全に影を潜め,昨シーズンの歯車の噛み合わないO#が戻ってきてしまったという印象です.4th&Goalも止められ,終了間際のライアンは激おこ.勝てばPO戦線に復帰できる超重要な試合で,このような不甲斐ない結果に終わってしまったのは非常に残念でした.

 

Week11 DAL L 19-22:「掴みきれないモメンタム」 

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291Yds (Avg8.6), 70.6%(24/34), 1TD, 1INT, Rate94.1, 3sck
 この日のスタッツも昨シーズンよく見た並び.ライアンはスコアリングD#トップ3のチームとの戦績が2011年Week4以降1勝11敗と非常に悪く,今回も苦手を克服できず.ただ,惜しいゲームであることは確かで,終盤でジョーンズのTDで同点に追いついたまでは良かったのですが,一気にこちらの流れに!というところであっさりFGを決められて負けるという...... 

 

Week12 @NO L 17-31:「ATL,秋のファンブル祭り」

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377Yds (Avg8.0), 74.5%(35/47), 2TDs, 1INT, Rate102.9, 6sck

 この日はO#の悪いところが凝縮されたような試合.OL崩壊,敵陣での3度のファンブル,うち2回はレッドゾーン内.さらにライアンも2ポゼッション差,まだチャンスのある場面でインターセプトされるなどとにかく散々な内容.それでも,ヤードだけは稼ぐ典型的な敗戦スタッツ.

 

Week13 BAL L 16-26:「無」

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131Yds (Avg5.0), 61.5%(16/26), 1TD, 0INT, Rate87.2, 3sck
  この日は鉄壁レイヴンズD#に何もできずという試合でした.TDも1つはD#のファンブルリカバーなので実質O#は9得点.4Qにはライアンがサック受けファンブルロストからそのままTDされ,試合を終わらせてしまう始末.DAL戦同様,D#の強力なチーム相手に序盤まあまあいい勝負をしながら勝てないのは本当に痛い.

 

Week14 @GB L 20-34:「断ち切れない負の連鎖」

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262Yds (Avg6.2), 66.7%(28/42), 3TDs, 1INT, Rate97.5, 2sck

 ここ最近相性の良いGB戦でしたが,この日は普通に自爆でした.直前にHCを解任した相手に,最初のドライブこそ良かったものの,ライアンの謎のファンブルをきっかけに攻守共に崩壊.チーム状態が悪いと,こういった普段なら起こりえないミスが起こるんだなと.

 

Week15 ARI W 40-14:「ある意味重要な一戦」

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231Yds (Avg6.4), 61.1%(22/36), 2TDs, 0INT, Rate98.3, 1RushTD, 2sck

 3勝10敗と4勝9敗の対決というまさにドラフト上位指名をかけたゲームになりました.結果はサークO#初の40得点で大勝しましたが,ライアンのパフォーマンス自体は普通.ランとD#で勝ったゲームです.ちなみにこれでライアンはRS通算100勝.おめでとう!

 

Week16 @CAR W 24-10:「冷めきった同地区戦」

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239Yds (Avg9.2), 57.7%(15/26), 3TDs, 0INT, Rate126.9, 1sck

 本来ならば熱戦必至の同地区戦なのですが,相手はニュートンが肩の状態を考慮して欠場.レッドゾーン付近でのファンブルを除けば割と良いパフォーマンス.後半の最初のプレーでは久しぶりにビッグプレーが飛び出したのも好材料.ただ,試合はものすごくつまらなかった.

 

Week17 @TB W 34-32:「ファルコンスペシャル発動」

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378Yds (Avg8.6), 70.5%(31/44), 2TDs, 1INT, 1TDReceive, 1sck

 TB,もとい蟹泥棒は絶対に負けたくない相手.前半はこっちのO#がほとんど機能せず,完全にTBペース.しかし,後半最初のドライブでまさかのライアン,キャリア初のTDレシーブ.(結構ギリギリでしたが)ここからお互い点を取り合い最後は久しぶりの逆転ドライブ勝ち.

 

 と,1勝1敗から3連敗→3連勝→5連敗→3連勝という山あり谷ありなシーズンでしたが,ライアンにのみフォーカスすれば,割と頑張った方なのではないかという感じです.

 

 気になるのはフリオ・ジョーンズ.開幕7試合でTDレシーブなし,残りの9試合で8TDレシーブと後半一気にTDを稼ぎましたが,これはO#の状態と反比例しています.ジョーンズのTDでチームが盛り上がるのは事実ですが,苦しい場面でジョーンズ依存になる傾向は否めません.ここから脱却するにはWRリドリーにシーズン序盤のような働きを1年中続けてもらうことがキーだと思っています.彼はクラッチWRの素質があると信じているので来年以降の飛躍に期待です.

 

まとめ

-良かったところ

1. レッドゾーンでの勝負強さ   

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 昨シーズンのO#最大の課題だった「レッドゾーンでの得点力」は今年は序盤は好調.特に,ドラ1WRリドリーはカバーを外す動きが非常に上手く,レッドゾーンでのライアンの新しいターゲットとなりました.

 ただ,WRの層は増したものの,エースRBフリーマンの故障でランO#が瀕死状態に.前半はパス偏重O#でなんとかなっていたのですが,中〜後半にかけてはうまく機能せず.

 

2. プレッシャーへの対応

 繰り返しになりますが,今シーズンはOLが脆く,相手D#のプレッシャーが厳しい場面が多く見られました.しかし,今シーズンのライアンはプレッシャーがかかった場面,そしてポケット外でのレーティングはNFLトップクラス.モビリティはないものの,しっかりとゲームを作ったのは流石です.

 

3. 今年も健康 !

 今シーズンもしっかり全試合出場したことはファンにとっては本当にありがたいことです.若いQBの故障が多い最近では,試合に出ること自体が良いQBの重要なパラメータの1つです.このままキャリアを終えるまでずっと健康でいてください......

 

4. スタッツを上げる敗戦処理

 今シーズンは負けが込んだこともあり,試合終盤でパスヤード,TDを稼ぐ場面が多く見られました.ん?これって良かったところなのか...?

 

-良くなかったところ

このスタッツで負け越したこと!!!

 ぶっちゃけこれに尽きると思います.スタッツ自体は文句のつけようがないので.

 やはりどれだけ良い成績を残しても負けてしまっては意味がないのがNFL,もといQBというもの.

 当然,ライアンだけの責任ではありませんし,シャナハン時代は同じようなスタッツでスーパーまで行っているわけですから.それでも,こう,「2ミニッツのライアンは怖い」「ライアンならやってくれる」と思わせるような雰囲気がもっと欲しいところ......

 あと,強いて言うならD#の強い相手にもう一矢報いて欲しかったです.今シーズンのDAL戦もBAL戦も内容は良くありませんでしたが,勝てるチャンスはありました.D#の弱いチームとの打ち合いを制すより,こういうチームに勝つほうが絶対に自信に繋がるはずです.

 

-来シーズンへの期待

 スーパーボウルまでは行けなくとも,せめて内容の良いゲームをしっかり取れるようにしたいというのが一番です.個人的には思い切って改革(再建ではない)に踏み切ってもいいのではと思っていたところで......

バイバイ,サーク,マニュエル,アームストロング

来ましたね.サークとアームストロングは納得.流石に来年劇的に良くなることはないでしょうからね.マニュエルはどっちでもいいかなという感じです.

 ランO#,OL, DL,CB等課題は山積みですが,長い目で見たいと思います.そして,数年後にはベテランとなり洗練されたライアンがブリーズのいないNFC南を引っ張っていく未来が実現することを願っています.

【アトランタ旅行記7】「現地観戦レビューWeek3 NO戦」

 最後にして最大のイベント”NFL現地観戦”

 遂にこの日が来ました.

 試合2日前くらいからホテルではちらほらセインツファンを見かけるようになり,試合の日は朝から両チームのファンばかりです.

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 スタジアムは試合開始の2時間前に開場します.スタジアムには2日目に一度来ていますが(下のリンクを参照),盛り上がりや熱気は比べ物になりません.また, 同地区対決ということもあり,セインツファンもやはり多いです.

majoranafalcon.hatenablog.com

 ゲートの外では出店が並び,お祭り状態. また,フリオ・ジョーンズのパネルやチアリーダーと写真を撮ることもできます.

 せっかくならフリオは等身大パネルにして欲しかったですね.

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 ゲートではセキュリティチェックの後,チケットをスキャンという流れです.手荷物はサイズが制限されています.詳しくは下のリンクをご覧ください.

mercedesbenzstadium.com

 私は小さなポーチと双眼鏡を首からかけて行きましたが,問題はありませんでした.また,スタジアム内に持ち込むことのできるクリアバッグはチームストアやホテルに売っていたので,心配ならばそちらを購入することをお勧めしますが,手ぶらがスタンダードのようです.

 チケットのスキャンはTicketmasterのQRコードの画面をかざすだけです.

 いざ,入場......

 

ウォーミングアップ

 フィールド上ではすでに選手たちがウォーミングアップを始めていました.

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 同地区,ライバル対決ということもあり,緊張感が漂っています.

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 ”神”ことマット・ブライアント.

 

 エンドゾーンに注目してください.

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 ライアン発見!!!!!!!

  NFLで一番好きなプレーヤーです.私がファルコンズファンになったきっかけでもあります.

 

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 ブリーズ発見!!!!!!! 

 NFLで2番目に好きなプレーヤーです.セインツ戦を選んだのも,ライバル対決ということもありますが,この2人のマッチアップが見たかったというのが最大の理由です.ブリーズも年々プレーが洗練されてきていますが,もう39歳.彼がユニフォームを脱ぐ前に是非この目で見てみたいという思いが強かった訳です. 

 こちらは私が撮影した試合前の動画です.


Matt Ryan Warming Up

 ライアンのウォーミングアップです.こういう横から走り込んできたレシーバーへのパスはレッドゾーンO#ではすっかりみなくなったような気がします(9/23時点).

 


Matt Bryant Practice

 ブライアントのキックは職人の域. NFL全体で見ても彼のようにインサイド気味で蹴るキッカーは少ないように感じます.

 


Falcons Pump Up

 


Drew Brees Training 2018 Week3

 ブリーズのパス練習,というよりレシーバーのウォーミングアップ.ブリーズはこういうパスが多いですよね.D#の頭を超える綺麗なパスでトーマスが取ってそのままTDみたいな.

 


Saints Practice

 軽めの実戦形式.この視点から詳しい人に色々教えてもらいながら観戦というのも楽しそうです.

 

 練習を見終わり,自分の座席に向かっている途中......

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!!??!?!??!!!?!?! 

 

試合前情報

試合直前のInjury Reportです.

Team

Position

Name

Injury

ATL

RB

Devonta Freeman

Knee

ATL

DE

Takkarist McKinley

Groin

ATL

DE

Derrick Shelby

Groin

ATL

LB

Corey Nelson

Calf

NO

DT

Tyeler Davison

Foot

NO

LB

Manti Te’o

Knee

 ファルコンズはエースRBのフリーマンがWeek2から欠場.これに加えて,昨シーズンプロボウルに選出されたLBディオン・ジョーンズとSキアヌ・ニールが故障で長期離脱.ニールに至ってはACL.昨シーズンD#が大幅に改善された分,この2人の離脱は大きな痛手.さらには昨年のドラフト1巡目マッキンリーまで欠場.こうなってはハイパーO#のセインツに勝つには撃ち合いに持ち込むことが必須条件です.

 一方,セインツもRBマーク・イングラムが出場停止処分中.逆にセインツ側にとっては彼の穴を埋めるのは大変なはず!

 

  開戦!!!!!!

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 観戦かここからです.セクションは312,値段は$200です.アッパーデックなので遠いかもという不安がありましたが,想像以上によく見えました.

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 昼食はCrispy Chicken and FriesとSouvenir Sodaでそれぞれ$6と$4.破格の安さです.さらになんとドリンクは飲み放題!!!!!!!!

 アーサー・ブランクさんに圧倒的感謝です.

 

 選手入場前のチアリーディング.アメリカ女子のスクールカーストの頂点です.


Falcons Cheerleading

 

選手入場...............


Falcons players Entering

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!

 ちなみにセインツ入場は大ブーイング.  広いアメリカだからこそ,スタジアム内のほとんどがホームのファン.全員で1つになって応援するというのも,私がアメリカンスポーツにのめり込んだ理由の一つです.(隣セインツファンでしたが)

 また, 頭上にある円筒状の巨大スクリーンでの演出もやはり圧倒的でした.キックオフ直前に,スタジアムの入り口のTHE FALCONが動き出して飛んで行くCG映像は大迫力.ボッシャーのキックオフと同時に隼のピギャーという鳴き声が流れる演出もかっこよかったです. 

試合結果・感想 

 

   1Q   

   2Q

   3Q

   4Q

   OT

 Total

      セインツ

    7

    9

    7

   14

    6

   43

   ファルコンズ

    7

    7

    7

   16

    0

   37

 試合結果はご存知の方がほとんどだと思いますが, 撃ち合いの末OTで逆転負け......  

 サーキジアンがOCになってからは最多得点.一方,失点もマニュエルDCになってからは最多.試合前に期待した撃ち合いの展開には持ち込むことができましたが,D#が全く粘れず. 

 O#はライアン,リドリーの素晴らしいパフォーマンスに加え,フリオに依存していなかったのが良かったです.ライアンは効果的にパスを投げ分け,レッドゾーンでも2回の2ptを決めるなど得点力が復活.特に,ここぞというタイミングで決まった第4Qでのフリオへのロングパスは,ファルコンズO#復活を象徴するようなプレー.当然,この場面では観客は大盛り上がり.私も当然狂喜乱舞です.

WR Calvin Ridley, WR Julio Jones

 

S Ricardo Allen

問題はD#,ザルどころかもはや穴.セインツのオフェンスの対して,粘ることもできず.カマラにはランとレシーブでトータル190yds,トーマスにも129ydsのレシービングを許しています.2人とも素晴らしい選手なので,ある程度やられるのは想定していましたが,流石にやられすぎという印象です.特に,第4Q終了間際にブリーズのTDランの場面.ランがそこまで得意というわけではないブリーズに2人でタックルにいってかわされるって......

 

 そして,ファルコンズD#を苦しめたのが彼.

誰?

Gallery-NOATLWK3-Action-2560-0205

 彼の名前はテイサム・ヒル.2年目の控えQBで,昨シーズンから何度か出場はしてはいるものの,プレーはほとんどしていません.(レギュラーシーズンでの彼のプレーはもしかしたらこの試合が初かも)

 そんな彼ですが,いきなり出てきて3回のキャリーで39yds獲得.さらに,第4Q残り2:12,3rd&2で1stダウンを決めるなど,ここぞという場面での勝負強さは数字以上にファルコンズD#にダメージを与えたはずです.セインツもこんな秘密兵器を隠し持っていたとは......

 

ディーボとニールがいれば勝てた試合だったのかもしれませんが,たらればをいっても仕方ありません.個人的には,37-37に追いつかれ,完全にセインツにモメンタムが行ってしまった直後の攻撃で全く粘れなかったのが残念でした.この試合でブリーズがそうであったように,厳しい状況でも淡々とボールを進めていく,進めることができる,そういうメンタリティの部分でやはりセインツが上だったのかなと思います.

記録尽くしの一戦

OTまでもつれたこの試合で,多くの記録が生まれました.

まず,両チームの合計得点が80というのは同カードでは歴代最多. 

 負けはしたものの,この試合で輝いたのが,QBマット・ライアンとWRカルビン・リドリー.

QB Matt Ryan 

 ライアンはパス35本中26本成功で374yds獲得.ライアンが3本以上のTDパスを投げたのも350yds以上投げたのも2016-17シーズンのチャンピオンシップのパッカーズ戦以来で,昨シーズンは1度もありませんでした.また,5TDパスはキャリアハイ

 昨シーズンはずっと低空飛行だったので,見に行った試合でこのパフォーマンスを見られたのは幸運.

 

 また,リドリーの3TDレシーブはルーキーとしては記録的な活躍.

 やはり,リドリーのタッチダウンのシーンはスタジアムは凄まじい盛り上がり.私も今まで出したことのなような大声で絶叫していました.周りの見知らぬファンの方ともあハイファイブ. これがたまらなく楽しいWR Calvin Ridley 

 

 勝利したセインツのQBドリュー・ブリーズも流石の活躍.パスは49本中39本成功,396ヤード獲得.3本のTDパスに加え,2本のタッチダウンランも決めています. 

Gallery-NOATLWK3-Action-2560-0056

 さらにはパスの成功数がブレッド・ファーブを抜き歴代1位に.セインツのホームではないので,セレブレーションはありませんでしたが,偉大な記録.ブリーズはこの週の週間最優秀選手にも選出されました.

今シーズンのファルコンズについて 

 O#の不調とD#の大幅改善で守り勝つスタイルへ華麗にモデルチェンジした昨シーズンと打って変わって,今シーズンはノーガードの殴り合いのスタイル.(強力なO#自体はスーパーボウルまで勝ち進んだ2016-17シーズンを想起させますが,あの時は先行逃げ切りだったので全くの別物です)

 課題だったO#の得点力が復活したにも関わらず,今度はD#が故障者続出でダメになるというあちらが立てばこちらが立たずというシーズンを送っています.

 この記事を書いているのはWeek5の直後なのですが,すでに1勝4敗.もともと序盤がかなりタフなスケジュールでしたが,Week5にしてもう1戦も落とせない状況になってしまいました.どんどん寿命が縮んでいきます.

 まだ0%ではないのでPO進出ももちろんなのですが,まずはライアンの復活,そしてリドリーのROY獲得を信じて応援したいと思います.

 

現地観戦を終えて

 人生初の現地観戦でしたが,最高でした.19年生きてきて,一番楽しいひと時だったと自信を持って言えます.ビッグプレーやTDの時は大声で叫び,周りのファンとハイファイブ.横のセインツファンの人も本当にノリがよく,私が”What a game!”と言ったらその人も”What a game!”と笑いながら返してくれました.こういう,知らない外国の人とも一緒になって盛り上がれるというのは現地観戦でしか味わうことのできない魅力だと思いました. スタジアム外でもファルコンズのTシャツを着て歩いていると,「ファルコンズ好きなの?」聞かれたり,「Go! Saints!」と言われたり,本当にフットボール文化はすごいです.私は別に英語がぺらぺらなわけではもちろんありませんし,リスニングもダメダメですが,現地の方との交流は本当に楽しかったです.

 また,試合は私一人ではなく,日本人の方と一緒に観戦しました.普段リアルではNFLについて話す相手がほとんどいない私にとっては,試合前,試合後にNFLトークができたことは本当に嬉しかったです.ありがとうございました.

 

 この現地観戦を以て私のアトランタ旅行の全ての行程が終了です.特にトラブルに巻き込まれることもなく,予定通りに観光できたのでホッとしています.どの観光地も楽しかったですし,ファストフードも美味しかったです.

 ただ,心残りが2つ.1つ目は英語が全然聞き取れなかったこと,もう一つはファルコンズが勝てなかったことです.なので,

また来ます!!!ありがとうアトランタ!!!!!!

 

帰国時の記事も書いても良いかなと思っていたのですが,大学の勉強が結構ハードなので,アトランタ旅行記は今回の記事で最後にしようと思います.最後まで読んでいただき,本当にありがとうございました.

 

  

【アトランタ旅行記6】 3日目その2「College Football Hall of Fame」

1. カレッジの殿堂へ

 ジョージア水族館の次はCollege Football Hall of Fameです.ホテルからは歩いて2分程度.かなり近いです.

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 ちなみに私,カレッジはほとんど見ておりません.(ドラフトが近くなれば1巡候補はチェックするという程度)それ故に,今回の旅のプランでは時間が余ったら行くという位置付けでした.

 と,はじめはあまり期待していなかったのですが......

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 入り口にはカレッジのスター選手がずらり.知らない選手も多いですがやはりテンションが上がります.

 入るとすぐにThe Quadへ.こちらではカレッジのチームのヘルメットやカレッジの歴史が描かれた巨大な絵があります.

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絵の左下にラックがいるのはすぐわかりました()

 College Football Hall of Fameはスクリーンに触って遊ぶアトラクションが多く,入り口でもらえるAll-Access Passをスクリーンにかざすことで自分の体験を記録することができます.公式ホームページでメールアドレス等を登録しておけば,Passに書かれているコードを入力することで記録されたデータを見ることができるようです.

 

 The Quadから階段を登ると...

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メイフィールド降臨ッッッッッ!!!!!!

 余談ですが,最初にカレッジはほとんど見ないと書きましたが,実はほんの少しだけ見たことはあります.そして,それがスーナーズの試合で,メイフィールドはドラフトが近くなる前から知っていた唯一の選手なんです.さらに,旅行中にちょうどTNFでデビューしてブラウンズを勝利に導いたこともあり,かなりタイムリーなサプライズでした.

 メイフィールドだけではありません!!!

 ブロンコス1巡指名のブラッドリー・チャブと,2019年のドラフト上位候補のエド・オリバー(こちらは調べました)も.

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 さらにさらにハイズマン受賞者のラマー・ジャクソンも.

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 まだまだあります!今年のナショナルチャンピオンシップでその名を全米に轟かせたあのTua Tagovailoa(読めない)やニック・ボサをはじめとする2019年のドラフト候補のアイテムまで.

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 まだ大学生なのに殿堂にユニフォームが飾られるって......

 

 選手のユニフォーム以外にもハイズマントロフィーや各大会のトロフィーが飾られています.

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 ちなみにこれはまだ2階のスタート地点.もう既に来てよかったという感じなのですが,ここからが本番です.

 

 2階のメインの展示コーナーはカレッジフットボール全体の歴史からユニフォーム,防具の変遷やチアリーディング,名監督,名勝負まで,カレッジの全てが詰まっている空間です.

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 カレッジファンならここだけで1日中楽しめそうなボリュームです.

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 兄者発見ッッッッ!!!

 これは歴代のカレッジのスター選手に様々なことを質問することができるコーナーです.写真の下の方に写っていますが,トレーニング,キャンパスライフ,学業などについて聞くことができます.

 

 スター選手のスカウティングレポートのようなものも見ることができます.

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 ニックネームPeytなんですね.

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 また,NFL選手ではありませんが,世界的な有名なアスリートのものまで.

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  プレーブックとプレーチャートも.こういうのは初めて見たのですが,情報量の多さと時の細かさに驚愕です.

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 個人的に一番良かったのが有名なコーチから戦術について教えてもらえるコーナーです.Iフォーメーションやオプションなど,6つの戦術について6人のコーチから選べます.まずは,簡単な説明を聞いて,その後自分で選手を動かして確認テストをしてもらえます.最後に歴代の試合でその戦術が効いた有名なシーンの映像を見ることができます.

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 ウィッシュボーンなんかはアイシールド21でも出て来ましたね.

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 説明を聞き,そして自分の手を動かす,最後に実例をみるという学習の手本のようなプロセスで戦術を学ぶことができます.

 

他にも面白かったのが,チームを育成してナショナルチャンピオンシップ優勝に導くゲームです.まずは,選手をスカウティングすることから始まり,様々なミニゲームをこなして,チームを強くしていきます.

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 選手の大学の時間割を考慮してスケジュールを考えたり,選手に適切なアドバイスをすることで,パワーランキングが上がります.

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 私も無事,チームをナショナルチャンピオンシップ優勝に導くことができました.

 

 また,AT&T Virtual StadiumではVR技術を用いて,実際にスタジアムで試合を見ているかのような体験ができます.

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 窓ガラスにはO#のセッティングが.見渡す限りアメフトです.

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 そして,2018年に新たに殿堂入りした選手やコーチのコーナーもあります.

 知っている人はほとんどいませんでしたが,カルビン・ジョンソンだけはすぐわかりました.全盛期を見てみたかった選手の一人です.

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 2階の展示はこれで終了です.写真の枚数はかなり多いですが,それでもまだ半分も紹介できていないと思います.この後間違えて1階に向かったのですが,順路的には先に3階っぽいのでそちらから先に紹介します.

 

 2階が博物館に近かったのに対し,3階はまさに殿堂という雰囲気の場所です.

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 歴代の殿堂入り選手やコーチの名前が刻まれている荘厳な空間です.

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 他のお客さんが触っているスクリーンは支柱を軸に回るようになっています.見たい選手やコーチがスクリーンに映るまで画面を回します.(説明が難しい...)

 

2. 人生初のアメフト体験!!!!! 

 College Football Hall of Fameの最後のコーナーはIndoor Playing Fieldです.要はスーパーボウルの時などに開催地で行われるエクスペリエンスのようなものですね.

 ちなみに私,アメフトのプレー経験はゼロ.ボールを触ったことすらありません.

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 エクスペリエンスはキック&パスとレシービングの2種類.参加しているのは子供とおじさんがほとんど.

 キックは10ヤード地点から.一応アメリカンではない方のフットボール経験があるのでフィールドゴールはgoodでした.ここでわかったのがアメリカ人はボールを蹴るのに慣れていないこと.スポーツが盛んとはいえ,野球もバスケもアメフトもホッケーも,基本的に蹴ることはないのでまず蹴り方を知らない人が多いという印象でした.周りでgoodだったのは私とATL Unitedのジャージを着た少年のみという......

 パスの方は全くダメでした.投げ方がわかりませんでした......

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 レシービングはステップ→ジグザグラン→キャッチという流れになっています.1回目は全く投げる側と呼吸が合わずインコンプリートだったのですが,どうやらダイビングキャッチをしろとのことで......

 もう1度チャレンジさせてもらえたので,思い切ってダイビングするとまさかの成功.ボールに思った以上にのびがあり,捕球体勢や取った後のことなど考える余裕が全くありませんでした.いや,本当に恐ろしいスポーツです.

 最後にギフトショップで少し買い物をして,College Football Hall of Fame観光は終了です.

 全体的な感想としては間違いなく今回の旅のダークホースです.展示だけでなく自分で触って体験できるコーナーが非常に多かったので,カレッジを普段見ない私でもすごく楽しめました. 本当に来て大正解でした!

 

 3. 3日目の夕食は?

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 3日目の夕食は朝と同じChick-fli-Aで食べました.ドリンクは朝と同じくアイスティーハンバーガーもフライドポテトも美味しかったです.

 アメリカのファストフードは本当にどれも美味で,アメリカ人に肥満が多い理由のも納得です.

 

 ということで”観光”はこれで全て終了.次はいよいよ”観戦”です!!!!

【アトランタ旅行記5】 3日目その1 「アメリカンな水族館」

1. 3日目の朝食

 旅は早くも3日目,早くも後半戦となりました.

 この日の朝食はTwitterの方で教えていただいたChick-fil-A.初日は着いたのが夕方ですし,2日目は1日目の夕食の残りが朝食だったので,ようやくまともな朝食にありつけます.

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 Chick-fil-A(チックフィレイ)はジョージア州に本社を置く,鶏肉料理のチェーン店で,アメリカでは2番目に大きいチキンファストフードチェーンだそうです.

 この日はChicken Biscuitとアイスティーを購入.2つで$4.79でした.相変わらずドリンクは巨大.

 Chicken Biscuitはしっとりしているようなパサっとしているような,表現の難しいバンズでした.美味しかったです.

 ですが,それ以上にアイスティーが美味しかったです.かなり甘いので好みははっきり分かれると思いますが,この組み合わせは結構自分好みでした.日本にも上陸しないかなあ...

2. 全米最大の水族館 Georgia Aquarium

この日最初に向かったのがジョージア水族館です.ここは年間200万人が来場する全米最大,世界でも最大規模の水族館です.500種類以上,12万匹もの生き物を展示しています.

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 私自身水族館が好きで,日本でもいろいろな場所に行ったことがありますが,海外の水族館は初です.

 開館時間は基本10:00~17:00,夏休みなどのピーク時は9:00~20:00です.ちなみに私が行ったのは9月22日(土)でしたが,9:00開館でした.

 私は9時前に行きましたが,すでに行列が.CityPassがあれば専用の優先入場レーンに並ぶことができます.

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 アトランタを代表する観光地の一つなだけあってかなり混むため,もし行く場合は開館直後に行くことをお勧めします.また,開館時間はGeorgia Aquariumの公式ホームページから確認することができます.ちなみに,手荷物検査ありです.

 

 入場...............

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 ジョージア水族館のフロアマップは独特で,写真の広場が中央にあり,周囲に6つの展示コーナーがあるという構造になっています.中央の広場ではペンギンのショーなどもあります.順路がないので,好きな順番で何度も回ることができます.

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 写真手前の黄色い潜水艦はVRシアターです.料金は$10. 割高ですが,VRを体験したことがなかったので,参加しました. 

 

 まずは,River Scout. 淡水魚や水辺に生息する生き物を展示しています.

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 展示されている魚の多くは日本でも見ることができます.

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 このコーナー自体はまあまあでした.

 

 続いてTropical Diver.熱帯魚といったところでしょうか.

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 数ある展示の中でもクラゲ水槽は良かったです.クラゲの形がここまで綺麗に見えるのはなかなか貴重.

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 続いて,Cold Water Quest.  高緯度,極圏に生息する生き物の展示です(多分).

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 上の写真は実は出口.入口は2階からになっており,写真右手の階段を登ったところが入口です.

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 入るとすぐにシロイルカがお出迎え.顔は可愛いですが,それ以上に筋肉に目が行きます.

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 ペンギンも水族館の定番.2枚目の写真の円筒状のガラスから顔を出してペンギンを間近で見ることができます.

 

ッッッッ!!!!????

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 こういうのを期待していました.パフィン,日本語ではニシツノメドリと言います.図鑑とかで見たことはあっても,実際に見たことのある人は少ないはずです.  北大西洋と北極圏に生息しており,泳ぎが得意.ペンギンに似ていますがペンギンではありません.

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 パフィンを見るのはこれが人生で初. ちなみに日本でも栃木県の那須どうぶつ王国で見ることができます. 

 そしてこちらがPink Sea StarとWeedy Sea Dragonです.ヒトデってこんなにぐったりしてましたっけ......

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 Weedy Sea Dragonはタツノオトシゴに似ています.どちらもヨウジウオ科ですが,Weedyはヨウジウオ属,タツノオトシゴタツノオトシゴ属なので, Weedy Sea Dragonは厳密にはタツノオトシゴの仲間ではないようです.これは意外.

 この後,深海魚のコーナーがありましたが,小さかったです.ただ,ギンザメの仲間であるスポッテッドラットフィッシュがいました.ビデオは撮ったのですがガラスの反射でかなり見にくいのでカットします.日本でも一応見ることはできますがこれもかなりレアです.

 

 まだまだあります.AT&T Dolphin Coast,イルカがいます.

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 通路を進んでいくと,イルカの水槽とドルフィンショーの入口があります.

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 Dolphin Coastで印象的なのがAT&T提供のイルカを調教して遊ぶゲーム.画面を指示通りになぞるとイルカがいろいろな反応をしてくれます.想像以上の癒しがあります.

 

 最後はこの水族館の目玉,Ocean Voyagerです.世界5位の大きさを誇る巨大アクリル水槽にジンベエザメやマンタが泳いでいます.

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 Ocean Voyagerの水中トンネル, ジンベエザメやマンタもこの上を泳いでいます.ジンベエザメの下アングルは何気に貴重なのではないでしょうか.

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 超巨大水槽は圧巻!!!

 水槽の前では常に飼育員が水槽の生き物について解説しています.

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 日本でジンベエザメを見ることができるのは4ヶ所,アメリカではここだけです.わたしは日本では美ら海.海遊館で見たことがあるのですが,覚えている限りでは一番大きかったです.

 展示コーナーはこれで終了です(実はこの後もう1周しています).割とサクサク回ったので,ここまでで2時間程度でした.

 

3. 水族館は展示だけじゃない

 展示の次はイルカショーです.日本の多くの水族館とは異なり,屋内でのイルカショーです.残念ながらショーの撮影は全面禁止.

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 ショーの感想としては,パフォーマンス自体は日本と同じくらいのレベル.ただ,写真にあるようにスクリーンを用いたり,ステージ脇から水が噴射したりとにかく派手で楽しかったです.観衆のノリも良く,お祭りのような感じでした.やっぱりアメリカですね......

 

 イルカショーを終えるとちょうどお昼.ショーからそのまま昼食というお客さんが多かったので自分もその波に乗りました.

 ご飯はグラムバイキング. おかず,メインディッシュ,ドリンクの順番で取っていきます.多くの人が利用する分回店は良かったです.

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 食べきれるわけなかった\(^o^)/

 何も考えずに取るとこうなります.味の方はピザは石窯の焼きたてなのですごく美味しいです.おかずの方はパサッとしているものが多かったです.逆にパサッとしてないもの(手前はこの緑のアレ)は美味しかったです.

 

 昼食を終え,というか終わらせ,最後に向かったのが4Dシアターです.映像はよくわからないCGのアニメーションと,サメの生態に関するドキュメンタリーの2種類があり,両方見ました.前者はよく意味がわかりませんでしたし,わかったところで面白いのかこれ...という内容,後者はシンプルに面白かったです.

 4Dシアターといえばコカコーラの方でもありましたが,水族館の方は椅子が揺れるというより,シャボン玉が降ってきたり,水が噴射したり,背もたれから棒が飛び出てきたりと予想外のことがあり,よりスリリングでした.

 

 というわけで,ジョージア水族館観光はこれにて終了.

 水族館のレベル自体は日本も負けていないぞ!という部分が多く見られましたが,見せ方,盛り上げ方はやはりアメリカは上手いなあと.水族館であり,同時にテーマパーク,interestingよりfunに近い,そんな水族館だったと思います.

 

ただ一つ,

お土産のバリエーションが本当に少ない

アメリカ人,Tシャツ,キャップ,コップ好きすぎだろ......

季節的にTシャツを買うわけにもいかず,空路なので割れ物を買う気も起きず,結局あまりここでは買い物はしませんでした.

 

3日目その2へ......

(残りの記事は全てアメフト関連です!結構な長編になってしまいましたが,残りの記事もよろしくお願いします.)