【MattyIce通信2021】Week16 vs ライオンズ
接戦に強いわけじゃない
Week16はホーム初勝利をかけてライオンズ(2勝11敗1分)と対戦.成績だけ見れば明らかな格下ですが直近の成績は同じですし,チームスタッツに関しては向こうの方が上だったりします.しかし,先週のARI相手の大金星の立役者のQBゴフはCOVIDリザーブ入り,さらにエースRBスウィフトも欠場ということでファルコンズとしては流石に勝ちたいところ.
試合の感想
戦前の楽観的な予想とは裏腹にかなりギリギリの試合になりました.ライオンズ側は今いる選手たちでしっかり勝ち筋を追っていましたが,こちらはそれに対して常に後手に回っている状態でした.内容的には完全にファルコンズの負けです.
これで7勝8敗.なんだかんだでまたプレーオフの可能性は残っているようですが,ほとんどのファンがまあ無理だろうなと思っているはず.実際私もプレーオフ進出のシナリオなんて一切知りません.ただ,幸運なことに今年は勝率5割付近のチームが非常に多いのでこの成績でもドラフトトップ10指名は狙えます.(そっちかい)
オフェンス
WR
#14ゲイジはここ3試合好調でしたが,この試合ではドロップにファンブルロストなどミスが目立つ内容に.繰上げではあるもののWR1としては少し不安が残ります.2番手以降なら十分なんですが.
また,この試合では欠場の#4シャープの代わりに#10マービン・ホールが復帰.1プレーだけですが,駒が増えるのはありがたいことです.
RB/FB
ランはトータル47Yds,平均2.6Ydsと沈黙.デービスもパターソンも馬力のあるタイプですが,もう少しレーンが空かないと流石に厳しいです.
CP
ここ2試合はスタッツは伸びていませんが得点にしっかり絡んでいるのはさすが.WR陣がいない分レシーバーとしての起用が増えるのではと思っていましたが,完全にRB1としての起用です.逆に最近はレシーブでの貢献はデービスの方があるかも.
TE
ピッツは今シーズン3度目の100Ydsレシーブ.相変わらずの化け物.一つ一つのプレーに華がありますしフランチャイズの希望が詰まっています.
The rookie Pro Bowler in action 🦄
— Atlanta Falcons (@AtlantaFalcons) 2021年12月26日
📺: FOX | @kylepitts__ pic.twitter.com/VfzlvlNSv5
Kyle Pitts is just getting started! 💪⭐️#NFL | #DirtyBirds pic.twitter.com/zy67eJU4st
— Sunday Night Football on NBC (@SNFonNBC) 2021年12月26日
これでシーズン949Yds,ルーキーのTEでは史上2位,ファルコンズではチーム史上1位の数字です.少し厳しいかもしれませんが,ルーキーTE史上1位の1,076Ydsも見えてきました.
OL
オープニングドライブで3サック献上という災厄級の立ち上がりでしたが,そのあとは大事故には至らず.
パスプロテクションに関しては常に低空飛行ですが,ランブロックが試合によって不安定なのは気になります.そういうものなのでしょうか...?
崩壊してないだけで及第点に思えてしまうというのがレベルの低さを如実に表しています.ぶっちゃけLG#77メイフィールドとRT#76マクゲイリーは早めに見切ってもいいかもしれない.
O#総評
結局O#はトータル254Ydsと上手くいったとは言い難い結果ですが,この試合ではtime of possession がライオンズが38:05と支配的だったため,ドライブ自体が少なかったというのはあります.そのため,別段内容が悪いという印象はありません.
しかし,やはりAスミスの4Qの保守っぷりは健在で,この試合ではランランパスが自陣でのファンブルロストになるという最悪の結果に.今年勝った7試合は全て接戦ですが,まともなゲームマネジメントができればそもそも接戦にすらなっていないですからね.この辺りはルーキーHCということで今年は多めにみたいと思います.
ディフェンス
LB
#54オルオクンは殊勲賞のインターセプト.ここ最近は内容は微妙でタックル数だけ伸びている状況だったので,試合を変えるプレーが出たのは嬉しいです.ちなみにタックル数166はシーホークスのワグナー(170)についでNFL2位.
#45ディオン・ジョーンズはミスタックルが多すぎます.全盛期は存在感は完全に消失.PFFグレードは38.3で75位/85人だとか.
DB
相手が控えQBということもあって参考記録ですが全体として悪くない内容でした.
テレルの逆サイドのCB#22モローも無難なパフォーマンスでしたし,ドラ2S#27グラントや2年目S#32ホーキンスといった若手にも好プレーがみられたのは良い兆候です.
一方で,ルーキーCB#34ホールはやられまくっています.
D#総評
基本的にテレル以外の希望が一切見出せない状況です.ゼロパスラッシュ,タックルミス連発で「D#が止める」ということがほぼ起こりません.この試合はここ一番でS#32ホーキンスのTFLやLB#54オルオクンのインターセプトなどのビッグプレーが出たおかげでなんとかなりましたが,プロのレベルのD#とは到底呼べないレベルだと思います.
ライアンのパフォーマンス
前半だけでこのスタッツなら最高でした.プレッシャー下でもしっかりパスを通していましたし,ピッツへのロングボム,ハーストへのTDパスなどコントロールも良かったです.それ故に,O#の機会が少なかったのは残念です.
ちなみにこの試合で通算パスTD数が366となり,イーライマニングと並んで歴代9位になりました.正直もっと早く更新できると思っていましたが,Week10以降7試合でTDパス4ですからね.さすがに少し寂しいです.
シーズン4000Ydsまであと2試合で445Yds...ガチで焦ってます
次戦への期待
来週は敵地でのビルズ戦(9勝6敗)ということで得失点差(+163)NFL1位の相手に-122のチームが挑みます.どう考えても無理ゲー.スタッツを見てもファルコンズが勝っている要素は一つもなく,特にビルズはパスD#が良いということでライアンのシーズン4,000Ydsのことしか頭にない私としてはかなり焦っています.
現実的な予想として56-3くらいまで覚悟していますが,逆に序盤から差がつきすぎてパスYdsだけ伸びる展開にちょっと期待してます笑
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