自己満足の殿堂

NO FALCONS, NO LIFE

【MattyIce通信2021】Week17 vs @ビルズ

これが今シーズンのファルコンズ

 

 あけましておめでとうございます.今年もよろしくお願いいたします.

 2022年一発目の対戦相手はAFC東地区首位のビルズ(9勝6敗).分不相応にプレーオフ戦線に生き残っているファルコンズにとっては実力の違いを知れる良い相手です.

 

試合の感想

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 前半はセーフティにインターセプト2つと思わぬビッグプレーが飛び出しリードして終えるという意外な展開.しかしながら,相も変わらず後半の弱さが露呈し結果的には戦前の予想通りの惨敗.2021ファルコンズの実質的なシーズン終了にふさわしい,クオリティの低い内容だったと思います.

 

オフェンス

WR

 もはや#14ゲイジしかいないこのポジション.そのゲイジには獲って欲しかったなあというパスが2本ありました.繰り上がりWR1なので仕方ない部分はありますが.

 他のメンツは完全に行方不明.ゲイジ以外のWRのスタッツを見ると#17ザキーエスが2rec,8Ydsだけ.オフにしっかり補強しましょう.

RB/FB

 ランはトータル96Yds,平均4.4Ydsとファルコンズにしてはよく出ていました.

 #28デービスは後半になって持ち味のパワーランがよく発揮されていると思います.

 一方,#30オリソン含めブリッツには全く対応できなかったのは課題.

CP

 ここ数試合はスタッツが伸びていません.パターソン依存脱却のためにあえてなのかもしれませんが,前半戦のハードワークでバテ気味な気もしています.ただ,彼へのスクリーンは割とよく出ていたのでこれは最終週も有効に使っていきたいところ.

TE

 ピッツは試合通した活躍はありませんでしたが,61Ydsのビッグゲインを決めてついにシーズン1,000Yds到達!ルーキーでは60年ぶりで史上2度目という偉大な記録です.先週のフランチャイズのTEとしてのレシービングヤード記録に引き続き,この試合ではルーキーのレシービングヤード記録を更新.

 しかし,残念なことに前半の終わりにハムストリングを負傷.後半のスナップでは戻ってきてはいましたが,フリオが長期的に悩まされているのを見ている以上不安が残ります.来週はもう休んでくれといいたいところですが,ピッツ抜きとなるとO#は完全に終わるので難しい.

 この試合でPS上がりの#46ヘッシが存在感を発揮しました.来シーズンはハーストもいなくなると思うので,ピッツ以降のTEも頑張ってもらわなければいけません.

OL

 悪い意味で平常運転.この試合はライアンの持ちすぎによるサックもありましたが,やっぱりパスプロはボロボロです.それに加えてまともなレシーバーがいない状況でパスO#が成立するはずがありません.

 とはいえPFFグレード自体は一部を除いて悪くないらしいです.RG#63リンドストロムとC#61ヘネシーは分かりますが,RT#76マクゲイリーは疑問符です.

O#総評

 「低質のOLと明らかにタレントレベルの足りていないWR陣」というのは紛れもない事実ですが,これだけで片付けて良いのかというのも実は疑問だったりします.今いる選手を上手く使ってもっと良いO#ができないのかとも思いますし,そもそもそのレベルにすら達していないのではという気もしています.いずれにせよ,今年は首脳陣にとっても頭を抱えるようなチーム事情だったので,チーム作り含めて来年に期待.(=今年はもう期待しない)

 

ディフェンス

LB

 先週の週間MVP#54オルオクンは2試合続けてのインターセプトを記録.しかしながら,相変わらずタックル数の割に内容はよくありません.ちなみにそのタックス数はついにリーグトップとなり,10タックル以上決めた試合は今シーズン11試合目.

 相方の#45ディオン・ジョーンズは相変わらず微妙.ファルコンズD#全体にも言えることですが,タックルが軽すぎます.全盛期のような機動力を生かしたプレイメイカーの面影は何処へ.

DB

 CB#24テレルはリーグ有数のWRディグスとのマッチアップ.序盤はやられ気味でしたが,終わってみればよく抑えてくれました.

D#総評

 インターセプトを3つも奪うも,それ以外のドライブは(最後の時間を使い切ったものを除くと)全てTD献上とこの試合もD#をしていたとは言い難い内容でした.ビルズQBアレンのパスが乱調気味だったこともあってパスは120Ydsに押さえ込みましたが,ランが233Yds平均5.3Ydsと全く止まらず.タックル含めてD#全体がパワーで負けているため,シンプルなラン攻勢に全く太刀打ちできていません.プレーコールやビッグプレーで埋まる差ではなかったということでしょう.

 

ライアンのパフォーマンス

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 以前はこんなスタッツはシーズンに1度か2度しか見ないものでしたが,今ではこれが平常運転です.基本的にクリーンポケット下ではレシーバーが空かず,ポケットが崩れたときにショートパスからRACで前に進むという状態で,見ていて辛いものがあります.前述の通り,ライアンが持ちすぎる場面も多くありますが,良いときと比較すると思い切りよく投げ込めるレシーバーがいないのも事実です.

 あとこの試合4QではライアンのランでTD→ライアンのトーンティング→TD取り消し→トーンティング適用で15Yds罰退→O#失敗という場面がありました.結局このドライブでTDが取れなかったことで敗北が確定し,最後は自身のペナルティがきっかけでシーズン終了という悲しい結末に.

 シーズン4000Ydsまであと2試合で248Yds...万事休すか?

 

次戦への期待

 来週はいよいよレギュラーシーズン最終戦.ホームにライバルのセインツ(8勝8敗)を迎えます.ファルコンズプレーオフの可能性も潰えましたし,ドラフト的には負ける方が美味しいことが間違いありません.しかし,ファルコンズが負けてしまうとセインツがプレーオフに進出する可能性も出てくるので,個人的には勝ちで締めて欲しいものです.

 

 

画像出典元

https://nextgenstats.nfl.com/