自己満足の殿堂

NO FALCONS, NO LIFE

【MattyIce通信2020】Week2 vsカウボーイズ

 Week2です.起こってはいけないことが起こってしまいました.

試合の感想

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 SB51に匹敵するレベルの絶望的な敗戦.攻守に故障者が続出しているカウボーイズ相手に前半は支配的な内容でしたが,試合の中でファルコンズもDEタック・マッキンリー,LBフォイ・オロウクン,FSリカルド・アレンといった主力が離脱し相手の追い上げを止められる気配が見えず.一方で,O#は終始勝負強さを見せ,文句なしの内容だっただけに,オンライドのルールを知らないというこの上なくしょうもない理由で負けたのが本当に不快.

 今シーズンのファルコンズの勝ち筋は撃ち合いを制することのみだと思っていました.この試合は最後までどちらに転ぶかわからない展開ではありましたが,現状のD#事情を考慮すれば絶対に勝たなければいけない試合でした.さよならダン・クイン.

 39得点かつターンオーバーなしのチームは1933年以来440勝無敗らしく,この敗戦がいかに起こり得ないことかよくわかります.

 

 20点差の逆転負けはスーパーボウルに次ぐ点差だそうです.後味の悪さだけならこの試合の方が個人的には上.

 

 また,カウボーイズのダック・プレスコットはパス400Yds以上,ラッシングTD3つを記録した史上初のQBとなりました.まあ,週間MVPでしょう.

 

オフェンス

 素晴らしかった.前回の記事で勝負勘,勝負強さが欲しいということを述べましたが,今日のO#はそれができていました.まず,1QにはD#のファンブルで得たチャンスが3回ありましたが,全て得点に(2TD, 1FG)つなげることができました.

↑ターンオーバー直後のO#は少ないプレーでTDまでつなげ,序盤で畳み掛けることに成功.

↑ここまでレシーバーがオープンになるのは久しぶりな気がします.見たかったハーストのTD,見事でした.

 OLに関しては,昨年のドラ1RTカレブ・マクゲイリーの離脱のショックは大きかったですが,マット・ゴノが代わりをしっかり務め,特にパスプロテクションは前の試合同様かなり安定していました.

 またWR陣はフリオ・ジョーンズは24Ydsに終わったものの,カルビン・リドリーは今日も絶好調.球際に強くなりましたし,3rdダウンやレッドゾーンでの信頼感も申し分ありません.怪我なくシーズンを乗り切れば確実にプロボウルが狙えます.

↑WRカルビン・リドリーのカバーを外す動き,OLのプロテクションともに素晴らしいプレーでした.

 ランは平均3.3Ydsと数字上は物足りませんが,ビッグゲインが少なかっただけでラン自体はそこそこ出ていたと思います(前年比).

 

 O#全体としては,6ドライブ連続得点などコンスタントに攻め続けられましたし,ATL29-24と1ポゼ差まで追い上げられたときに相手に流れを渡さなかったりと希望は感じました.正直負ける原因が見つかりません.

 

ディフェンス

 1Qに4FF(ファンブルフォース)3リカバーと大爆発.タレント揃いのカウボーイズO#を止めるのは難しいと予想していたので,素晴らしい立ち上がりだったと思います.しかし,先に述べたとおり,DEタック・マッキンリー,LBフォイ・オロウクン,FSリカルド・アレンの離脱の影響で後半は6回のドライブで4回のTD,1FGと完全崩壊.特に,タックの離脱でQBへのプレッシャーがかからなくなったものありますが,CBアイゼア・オリバーが悪目立ちしすぎている気がします.先に,勝ち筋は撃ち合いを制することのみと書きましたが,パスD#が貧弱すぎて短時間でTDまで持っていかれるので,O#がどれだけ頑張ってもこういうギリギリの展開になってしまいます.ただ,それを考慮しても今日は逃げ切れる点差でした.さよならダン・クイン.

スペシャルチーム

PとKは安定していました.

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 これ,パントじゃないですよ,オンサイドです.このボールをとればファルコンズの勝ちだったのですが,なぜかお見合いが発生.キッキングチームは10Yds越えないとボールには触れられないのですが,レシービングチームはいつでも取りにいってOKです.一応,触った時点でフリーボールになるので,そこでファンブルロストという可能性は有りますが,このキックとボールに集まった人数では間違いなくファルコンズボールでした.私自身観戦歴はそこまで長くありませんが,これはチーム史に残るやらかしになるのではないでしょうか.さよならダン・クイン.

 

ライアンのパフォーマンス

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 パスプロが安定すればエリートQBであるということを証明しました.危なっかしいパスも2,3本ありましたし,ハラハラさせるドライブ続きでしたが,さすがのパフォーマンスでした.前回0/4だった4thダウンも今日は2/2と改善.また,ヤードが少ないのは敗戦処理をしていないという点で良い兆候です.

 特に良かった点は主に2つ.

1つ目はATL26-10で迎えた前半の2ミニッツO#.後半がカウボーイズの攻撃からということで,そこでTDを取られると下手すれば1ポゼ差になるという場面だったので,FGまで持っていけたことは本当に大きかったと思います.

2つ目はATL29-24と追い上げられた直後のドライブ.そこに至る流れが「フリオ・ジョーンズのドロップでTDを逃す→ペナルティで4thダウンギャンブルできず→返しの攻撃でビッグプレーからTDを取られる」という最悪の状況でした.先週のO#なら,ここから完全にモメンタムを失う流れですが,今日は抜群に勝負強く,再びTDを奪って主導権をキープ.後半唯一カウボーイズO#を止めたドライブはこの直後でした.完全に勝てるムーブでした.負けたけど.

 今日の負けでライアンはキャリア初の開幕2連敗.プレーオフの可能性もかなり下がりました.せめて14週くらいまでは耐えて欲しいな!

 

同地区の様子

ニューオーリンズ・セインツ(1-0)  LV 
タンパベイ・バッカニアーズ(1-1) CAR W 31-17 

 堅実な強さを感じますが,ブレイディのスタッツはそこまで.完全にライアンと真逆.フォーネットも爆発.

カロライナ・パンサーズ(0-2)  @TB L17-31  

 プライムタイムで馬鹿試合しましょう.  

次戦への期待

 来週はホームでのベアーズ(2-0)戦です.ベアーズは昨年期待を大きく裏切り,今年が正念場のシーズンとなった(マホームズやワトソンより先に指名された)QBミッチ・トゥルビスキーが開幕2連勝.元々D#は素晴らしいだけにO#が機能すればプレーオフ争いに返り咲けるチーム力はありそうです.ライアンはD#の良いチームに滅法弱いデータがありますが(去年か一昨年の記事に多分書いてあります),ここ2試合と同等のO#を展開できればある程度は抗えると思います.不安な点はカウボーイズ戦を落としたことによるチームの雰囲気とフリオのハムストリングの状態.故障者も出ていますし,このままずるずる負けが込む可能性は十分あります.そうはならないで欲しいですが,今は敗戦のショックがあまりにも大きく,期待はあまりしないでおこうと思います.

 

画像出典元

https://nextgenstats.nfl.com/ 

【MattyIce通信2020】Week1 vsシーホークス

 NFLが開幕しました!!!!

 今シーズンもアトランタ・ファルコンズのQBマット・ライアンにフォーカスしながら試合を振り返る「MattyIce通信」を書いていこうと思います.去年は数週間分をまとめての投稿だったり,全体的に物語的な書き方で,気軽には読みづらい記事だったかなあと反省しています.なので,今年はできるだけ簡潔に,できる限り毎週の投稿を目指します. 

 去年のライアンまとめはこちらから 

majoranafalcon.hatenablog.com

試合の感想

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 戦力以上にチーム力に差を感じたゲームでした.部分的に見ればO#,D#ともに良いシリーズはありましたが,如何せん勝負所で詰めきれないというファルコンズの慢性的な課題が露呈した形に.具体的にはD#がパントで相手を止めてもその後のドライブが得点に結びつかない,O#が4thダウンを一度も決められず(0/4),その直後に失点するといった有様.去年から繰り返し述べていますが,勝負勘がないというかモメンタムを掴むのが下手ですね.逆にシーホークスのQBラッセル・ウィルソンはこれが勝てるQBと言わんばかりの勝負強い素晴らしいパフォーマンスでした.

オフェンス

 相手のSSジャマール・アダムスにかなり苦しめられましたが,ポジティブな要素も多かったと思います.OLはランブロ・パスプロともに去年よりグレードアップしているように感じますし,WR陣は3人が100Yds越えと文句なしの活躍です.WRフリオ・ジョーンズ&カルビン・リドリーの1000Ydsデュオも現実的です.新加入のRBトッド・ガーリーは期待を越えるほどではありませんでしたが,去年のフリーマン以上なのは間違いありません.個人的には前半からもう少し奥にパスを投げ込んでみても面白いんじゃないかと思います.足りないのは勝負強さ.

ディフェンス

 フロント7は安定しており,QBへのプレッシャーもしっかりかけられたと思います.特にDEタック・マッキンリーは調子が良く,これがこれまでのような1試合だけ爆発するのではなくシーズン通して安定して結果を残せればDTグレーディ・ジャレット,新加入のDEダンテ・ファウラーJr.を擁するDLは強力なものになります.一方で,最大の弱点と思われていたDB陣はやはり脆く,同地区のライバルに強力なレシーバーが揃っていることを考えると今後も不安が残ります.FSリカルド・アレンは大丈夫なんですかね......

 

ライアンのパフォーマンス

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 正直スタッツには文句のつけようがないので,繰り返しになりますが,やはりここ一番で勝負強さを見せて欲しいところ.上の画像では点が見えませんが,終了間際のヘイルメリー気味のパスがインターセプトされています.先に述べた通り,この試合はパスプロが安定していたため,10-20Ydsのパスが去年と比べてだいぶ増えています.(去年のデータはNext Gen Statsか私の過去の記事で見れます)

 フリオとのホットラインはやはり強力で,WRカルビン・リドリー,ラッセル・ゲージ,TEヘイデン・ハーストはいずれも良いレシーブがありました.この中でもハーストとの呼吸は今後キーになってくると考えています.

また,ライアンはこの試合で通算パス獲得ヤードがジョン・エルウェイの51,475Ydsを越えて史上9位となりました.おめでとう!

 

同地区の様子

ニューオーリンズ・セインツ(1-0)  TB W 34-23

地区内唯一の勝利.目立った穴がない.

タンパベイ・バッカニアーズ(0-1) @NO L 23-34 

ブレイディは衰えは感じますが,やはりただでは負けないエリートQB特有の雰囲気は健在でした.あとLB陣がハイレベル.

カロライナ・パンサーズ(0-1)  LV L30-34 

再建途上に見えますが,とても不気味.

 

次戦への期待

 来週は敵地でのカウボーイズ戦.両チーム今シーズン初勝利をかけた戦いになります.カウボーイズは攻守にタレントを揃え,格下相手には滅法強い印象があります.ファルコンズは当然格下ですが,序盤から得点を重ねて主導権を握る展開に持ち込めれば勝てる可能性は十分あると思います.

 まだまだシーズンは始まったばかりなので,ここからプレーオフ争いに絡むことを信じて応援していきたいと思います. 

 

画像出典元

https://www.atlantafalcons.com/photos/

https://nextgenstats.nfl.com/ 

 

【NFL】ファルコンズのスケジュールを見ながら妄想

2020-21シーズンのスケジュールが発表されました.というわけでPO進出を目標として各週のカードを妄想を膨らませながら見ていきたいと思います.

ちなみに同じようなことを去年もやりましたが,今見返してみると本当にNFLは何が起こるかわからないのだと実感させられます.(ライアンvsラック見たかったなぁ)

majoranafalcon.hatenablog.com

今回はあくまで参考程度ですが,YoutubeNFL公式の動画

https://youtu.be/mQVxI8iCHmM

における,各チームの勝利数予想も交えながら見ていきたいと思います.

ちなみにファルコンズの勝利数予想は6.8です()

 

Week1 シアトル・シーホークス(11-5)

*()は昨シーズンのレギュラーシーズンの成績

公式による勝利数予想:8.2

2016年以来のホームでの開幕戦.(ちなみに私がファンになったのは2016年のWeek4からなので私にとっては初のホーム開幕戦です)

相手はプレーオフの常連のシーホークス.昨シーズンも対戦し,負けはしたもののQBマット・ショーブの頑張りで内容自体は悪くありませんでした.

強敵ですが,ライアンは対シーホークス通算5勝2敗と相性は良い.

 

Week2 @ダラス ・カウボーイズ(8-8)

公式による勝利数予想:9.6

昨シーズンのカウボーイズは格下には圧勝するものの,勝率の高い相手には苦戦し,結果POを逃しました.しかしながら今シーズンは長年HCを努めたジェイソン・ギャレットと袂を分かち,SB制覇経験のあるマイク・マカーシーが就任.攻守ともにタレントは揃っているのでシーホークス以上の難敵になる可能性はあり.

ライアンは通算で3勝2敗.

 

Week3 シカゴ ・ベアーズ(8-8)

公式による勝利数予想:7.9

ベアーズは一昨年がかなり良かっただけに去年はファンにとってはガッカリなシーズンだったと勝手に思っています.特にQBトゥルビスキーが叩かれていた印象が強いです.

プレーオフを狙うならマストウィンのカードであることは間違いありませんが,ファルコンズはそういうときに限ってやらかすので心配.

ライアンは通算で3勝2敗.

 

Week4 @グリーンベイパッカーズ(13-3) MNF

公式による勝利数予想:8.8

最初のプライムタイムはランボー・フィールドでのパッカーズ戦.

ホームでのデイゲームなら可能性はあると思っているんですが,正直かなりキツい.

ただ去年のパッカーズは出来すぎた感じもするので,不利ではあるが勝負にはなりそう.

ライアンは通算で5勝5敗.

 

Week5 カロライナ・パンサーズ(5-11) 

公式による勝利数予想:5.6

最初の同地区戦であり初めて去年負け越したチームとの対戦.再建ムードのパンサーズにはまだ眠っていて欲しい.逆にここであっさり負けるようなことがあるとシーズン終了になりそう.

ライアンは通算で16勝8敗.

 

Week6 @ミネソタ・バイキングス(10-6) 

公式による勝利数予想:9.0

去年開幕戦でボコボコにされた相手.というよりここしばらく勝てていない.ここまでの対戦カードではパッカーズと並んで勝ち目が薄いカードだと思います.カズンズの性質上,主導権を簡単に渡してしまう展開にはしたくないところ.

ライアンは通算で2勝4敗.

 

Week7 デトロイト・ライオンズ(3-12-1) 

公式による勝利数予想:6.0

昨シーズンのライオンズは好調だったQBスタフォード怪我で離脱し,それ以降負けが続くという悔しいシーズンでした.その分,ドラフト上位でオクーダ,スウィストといった逸材を指名することが出来,スタフォードも健康体であれば良いQBなので3勝のチームとは思わない方が良さそうです.

とはいえ勝っておきたいカードであるのは間違いありません.

ライアンは通算で4勝1敗.

 

Week8 @カロライナ・パンサーズ(5-11) TNF

2度目のプライムタイムはまたもやアウェーゲーム.

ホームだろうとアウェーだろうと今シーズンのパンサーズには勝ち切りたい.というか他の相手が重すぎるので必然的に取りこぼせない試合になっていると思う.

 

Week9 デンバー・ブロンコス(7-9)

公式による勝利数予想:7.9

ブロンコスは遂に現れたフランチャイズQB候補のロックの2年目のシーズン.優れたD#に加えFA,ドラフトでO#をしっかり補強し,POを狙う体制を整えています.

仮にファルコンズもPO争いに絡めていたとすれば,面白いカードになるのではないでしょうか.

ライアンは通算で2勝1敗.

 

Week10 Bye

 

Week11 @ニューオーリンズ・セインツ(13-3)

公式による勝利数予想:10.0

セインツはNFC最強チームの一角だが,単純な実力差だけでは決まらないのがライバル対決というもの.去年1つ勝てたのは正直奇跡だけど,やっぱり今シーズンも期待してしまいます.絶対に負けられない戦い.

ライアンは通算で9勝15敗.

 

Week12 ラスベガス・レイダース(7-9)

公式による勝利数予想:6.9

いまだにLV表記に慣れない.昨シーズンは途中までは好調だったイメージ.

あまりチーム状況に詳しくありませんが,公式の予想がファルコンズとほとんど変わらないのでこちらとしては勝ちたいカードになりそうです.

ライアンは通算で3勝0敗.

 

Week13 ニューオーリンズ・セインツ(13-3)

絶対に負けられない戦いその2.スイープだけは勘弁.

 

Week14 @ロサンゼルス・チャージャース(5-11)

公式による勝利数予想:8.1

正直なんで去年5勝だったのかわからないチーム.今シーズンはチームを長年支えたリバースがチームを去り,ドラフトで新QBハーバートを指名.公式の予想からも分かるように,ハーバート次第ではPO争いに絡めるだけの実力はありそう.

一昨年はメイフィールド,ラマー・ジャクソン,去年はマレーとその年のドラ1に苦杯を舐めさせられているいるので絶対に勝ちたい.

ライアンは通算で2勝1敗.

 

Week15 タンパベイ・バッカニアーズ(7-9)

公式による勝利数予想:8.8

NFLで今一番注目度の高いチーム.なぜかブレイディとグロンクがいる.

現時点での評価がびっくりするくらい高い.多分セインツの勝利数予想が控えめなのもバッカニアーズと競るという予想からだと思う.

ブレイディが引退する前に意地でも一つ勝っておきたいので,今シーズンに関してはセインツよりも重要度の高い一戦かもしれない.

ライアンは通算で16勝8敗.

 

Week16 カンザスシティ・チーフス(12-4)

公式による勝利数予想:11.1

全ライアンファン待望のvsマホームズファルコンズD#がチーフスO#を止めるビジョンが全く見えない.PO争いの最中だったらこの時期にこのカードがあることに絶望してそう.

ライアンは通算で2勝1敗.

 

Week17 @タンパベイ・バッカニアーズ(7-9)

3年連続最終週は敵地でのバッカニアーズ戦.

 

まとめ

毎年予想が大きく外れることはNFLでは珍しくありませんが,今年は特に予想が難しいです.主な理由としては2つ,

1. ファルコンズの補強が成功するのか

今年のファルコンズの補強は過去の記事でも述べているように,かなり博打感の強いものとなっています.

RBガーリーは膝の状態が不安視され,2年連続オールプロに選出された頃の輝きを取り戻せるかと言われると正直微妙です.

EDGEファウラーは11.5サックを上げた昨シーズンを除くとキャリア47試合で16サック,16試合換算で5.4と平凡な数値.さらに,昨シーズンのサックを決めた試合自体は6/16試合と,爆発力はある反面,安定感に疑問が残ります.ちなみに同じく昨シーズン11.5サックを記録したボサ兄(9/16試合),デュプリー(10/16試合),クイン(10/14試合)と比較してもファウラーの数字が低いことがわかります.しかし,だからと言ってファウラーがダメと言っている訳ではありません.むしろ獲得したときはめちゃくちゃ喜びました.素晴らしい選手だけど不安要素もあるよという話です.

また,移籍したフーパーの代役を務める元ドラ1のTEハーストもまだプロでの実績は乏しく,こちらも蓋を開けてみないとわからない状況です.

そのほかにも,WRトレッドウェル,DEハリスといったバストの烙印を押されかけている(もう押されてる?)元ドラ1たちが集まってきています.地雷臭が拭えない.

 

2. バッカニアーズがどこまで勝ちを伸ばすのか

対戦チームのうち,公式による勝利数予想がファルコンズ(6.8)より少ないチームはライオンズ(6.0)とパンサーズ(5.6)のみというなかなかにタフなスケジュール.正直ファルコンズは7.5くらいあってもよさそうですが,おそらくこれはバッカニアーズの存在がかなり効いてると思っています.実際パワーランキングもかなり高いですし,来シーズンのPO進出予想でも見かけます.

ただ,一つ言えるのはシーズン序盤の対戦がなくてよかったということ.ブレイディがどこまでやれるのか未知数な序盤よりも,バッカニアーズもといブレイディの評価が固まるシーズン終盤の方が戦いやすいのではないかと考えています.もし,バッカニアーズの強さが予想を下回り,逆にファルコンズが予想を上回る展開になった場合にはとても都合がよく,両者がPO争いをしていた場合も,終盤の直接対決でひっくり返せる可能性があります.両者ともPO戦線から脱落した場合もブレイディに勝つという点にのみ着目すれば好都合です.

私はブレイディの今現在の実力に関しては懐疑的な立場をとっていますが(そうじゃないとやってられない),それでも大きく負け越すことはないと思っています.1勝1敗くらいが現実的じゃないでしょうか.

 

 以上のことを踏まえて,今シーズンのファルコンズ6-9勝と見込んでいます.内訳としては同地区から3-4勝,AFC西2勝,残りのNFCから2-3勝という感じ.雑な予想ではありますが,補強が当たるか外れるかでこれだけ勝ち数が揺らぐという意味も込めたつもりです.補強が当たっても9勝?と思われるかもしれませんが,流石に2年連続7勝9敗という微妙な成績かつ同地区のレベルも考えて現実的にはこれくらいが妥当かなと思ってます.

私個人の願望としては終盤までプレーオフ争いに絡むこととと,貯金を作ることです.どちらも2年間無縁なのでここは譲れません.

【NFLドラフト感想2020】ファルコンズの指名 3日目

ドラフト3日目.

1巡16位 → CB A.J.テレル クレムソン

2巡47位 → EDGE マーロン・デヴィッドソン オーバーン

3巡78位 → C/OG マット・ヘネシー テンプル

4巡119位 → LB? 

4巡143位 → DB? EDGE? BPA?

7巡228位 → Rodrigo Blankenship?

本日の狙いはまだキャンベルの穴が埋まっていないLB.また昨日指名したデヴィッドソンはDTとしての起用になるということなのでEDGEも状況次第で狙っていきたい.

それ以外の個人的な希望としては少々心許ないTE.ここは絶対に指名したいというよりかは良い選手が残っていれば行って欲しいくらいの気持ちです.

また,7巡では地元UGAのメガネキッカー,ブランケンシップの指名があるかも注目.

4巡119位 マイカル・ウォーカー, ILB, フレスノステイト

すみません,チェックしてない選手でした.しかし,この日の一番の狙いであるLBの指名できたのはよかったです.指名位置もサイズもキャンベルとほとんど同じということで彼の生まれ変わりだと思って見ていきたいと思います.

大学,高校を複数のポジションでのプレー経験があるそうですが,今年はそういう選手の指名が多いですね.選手層がそこまで厚くない分(D#は特に),流動的な起用が求められる場面に備えてという意図もあるんでしょうか.

 

4巡143位 ジェイリン・ホーキンス, S, カリフォルニア

知らない人でした.ここまででひとまず欲しいポジションは指名できていたので,どうするんだろうと思っていましたがSでしたね.サイズは良いがスピードは疑問符とのこと.7巡,UDFAとの声も聞くので3日目になっていつもの独自路線に戻った感じです.

ホーキンスも例によって複数のポジションを経験しています.今年は完全にversatilityを重要視してますね.まあ先発に怪我人が続出してversatilityが発揮されるみたいなのは御免ですが.

 

7巡228位  スターリング・ホフリッチャー, P, シラキュース

 

STの選手だろうと思ってはいましたが,Pは予想外でした.ドラフトでのP/K指名は2011年6巡のボッシャー以来.現状の正Pであるライアン・アレンと競争することになりそうですが,Kクーも絶対的な信頼を勝ち取ったわけではないので場合によってはそちらと競争もあり得ます.ドラフトで指名したということなのでファルコンズのSTを長く支える存在になって欲しいです.

 

UDFA

UDFAは上に貼ったツイートにまとめられています.ほとんど知らない選手なので一人一人感想を述べることはしませんが,パッと見で気になった選手だけ.

クリス・ローランド, WR, TSU

小柄でスピードのある選手.貴重なリターナー候補です.

ジャレッド・ピンクニー, TE, ヴァンダービルト

名前を知っていたというだけ.2018年に活躍.コンバインではベンチプレスは2位ながら40Ydsは堂々の最下位.

 

3日目まとめ

ニーズは一通り埋めることができたと思います.その中で4巡は他に評価の高い選手が残っている中での指名かつ単純にリーチ気味だったということでメディアの評価は高くないようですが正直去年もそんな感じだったので気にしないようにします笑

 

という感じで2020年のドラフトの感想戦はここまでにしたいと思います.今年はファルコンズが前半戦ボロボロだったおかげ?で全体を通して高いモチベーションでドラフトを見ることができました.3日間で指名されたルーキー達がフィールドで暴れる姿を1日でも早く見たい気持ちです.

【NFLドラフト感想2020】ファルコンズの指名 2日目

ドラフト2日目.

1巡16位 → CB A.J.テレル クレムソン

2巡47位 → EDGE? DT? LB?

3巡78位 → LB? OL? RB?

4巡119位

4巡143位

7巡228位

本日の狙いはD#を中心にBPAも視野に入れていきたいところ.

個人的な希望としては昨日も書いた通りDLの強化とLBの穴埋め.

2巡47位 マーロン・デヴィッドソン, DL, オーバーン

これは納得の指名.サック数を稼ぐタイプではないが,様々な使い方ができるということで層の薄いDLの補強としてはうってつけなのではないでしょうか.大学で4年間先発していたというのも大きい.Maddenではファルコンズを使用

私個人としても指名時点ではエペネサ=デヴィッドソン>ボーンという気持ちだったので嬉しいです.

 

3巡78位 マット・ヘネシー, C, テンプル

こちらも納得の指名.ファルコンズにはアレックス・マックというリーグ有数のCがいますが,彼は今年が契約最終年ヘネシーはその後釜を務めることになりそうですが,今年はIOLとしての起用も期待できそうです.

 

3日目への期待

2日目もニーズをしっかり埋める指名が続き,非常に満足しています.冒頭で希望していたLBの指名はありませんでしたが,2つある4巡のうちどちらかで指名して欲しいです.注目してた選手も一応まだ残っていますし.ここをしっかり埋めれば残りはBPAで良いかなあ.(アルバートOとか欲しい)

個人的にモチベーションの高かったRB指名は目ぼしい候補がほとんど指名されてしまったため可能性は下がったと思います.デプス自体は埋まってるのでよほどスカウトがポテンシャルを感じていない限りはないかな.とりあえず私が好きだったドビンズ,エドワーズ,モスはそれぞれのチームで頑張って欲しいと思います.

【NFLドラフト感想2020】ファルコンズの指名 1日目

遂にドラフトが始まりました.改めてファルコンズの指名順位を振り返っておくと

1巡16位 → CB? EDGE? DT?

2巡47位

3巡78位

4巡119位

4巡143位

7巡228位

という感じ.見ての通り指名権が潤沢にあるわけではないのでニーズを的確に抑えていきたいところ.

前日までの気持ち

ドラフトが近くなってファルコンズがトレードアップに対してかなり積極的なのではないかという報道が.

上げるとするならCBオクーダがトップ5で指名されなかった場合,同じくCBのヘンダーソンが10位前後に残っていた場合.しかしながら,ファルコンズはキャップスペースがない(今後もない)分ドラフトの重要度は他のチームよりはるかに高く,よほど都合よくドラフトが進まない限り大胆なトレードアップはできないだろうなというのが正直なところ.

直前にはこの年のトッププロスペクト,チェイス・ヤングまで狙っているみたいな話もありましたが,私としてはステイ≧ダウン予想.ポジションはCB,DTキンロウという予想もしばしば見られましたが,流石に前者が最優先.

 

当日の気持ち

オクーダは大方の予想通り3位でDETに指名され,そのまま8位まではモックでよく見た並び.ヘンダーソンは9位でJAXが指名し,ファルコンズのトレードアップの可能性は潰えました.結構その瞬間はショックだったのですが,冷静に振り返ってみると考えられるシナリオのうちトレードアップが成立しそうなケースはそう多くなかったのかなと.(JAXがDTを指名していたらなあ)

 

そうなると次はステイかダウンかということになりますが,WRラムが16位の時点で残っていたため,PHIあたり欲しくない?などと思いながらダウン待ち.しかし,その願いも叶わず結局ステイしてクレムソンのCBテレルを指名

 

 1巡16位指名 A.J.テレル, CB, クレムソン

今年のCBは,オクーダが圧倒的なのは間違いないとして,そこからはメディアによって評価が分かれがちでした.総合すれば2番手にヘンダーソン,3位以降はほとんど横並びというのが私の認識です.(フルトンは推してたけど素行が......)私自身プレー経験もありませんし,観戦歴も浅いのでプレーを見てどうこう言うことはできません.なのでフロントがトップニーズで残っているベストの選手を指名したということにして満足しています.地元出身というのもポイント高い

ちなみにシーズン終了以降,DraftNetworkのモックシミュレーターをよく回していたのですが,コンバイン以降は9回やってうち6回で2巡でテレルを指名しています.自分のコンバインメモにもgoodと書いてありました笑(完全に忘れていた)

 

2日目への期待

1日目は無事欲しかったCBを獲得することができました.2,3巡ではキャンベルの穴がまだ埋まっていないLBの指名,あるいはDLの強化に期待したいと思います.その中で個人的に気になっている選手は以下の通りです.特にエペネサは以前はモックで大人気だっただけにスリップしてきたらかなりアツい.DTに関してはプロスペクトを知らなさすぎるので割愛します.

EDGE

【特別枠】A. J. エペネサ(アイオワ)

マーロン・デヴィッドソン(オーバーン)

ジャバリ・ズニガ(フロリダ)

LB

トロイ・ダイ(オレゴン)

マリク・ハリソン(OSU)

ローガン・ウィルソン(ワイオミング)

 

また,ハースト,ガーリー獲得以前は2つある2巡指名権の一方でRBを指名して欲しい!とずっと言ってきましたが,今は流石に厳しそうです.それは3日目に期待します.

【雑記】FA,ドラフト,新ユニフォーム

今回は特に何か情報をまとめるとかではなく,ただの独り言のようなものです.

FA解禁からの動きについて

このオフは私が応援し始めてからは一番大きな動きを見せていたと思います.チームを去る選手が多い中,抜けた穴をRBトッド・ガーリー,TEヘイデン・ハースト,EDGEダンテ・ファウラーで補強.特に,O#のスターティングメンバー11人が1巡指名された選手というのも話題になりました.トレッドウェルはスタメンなのかという疑問は残りますが.

しかしながら,穴を全て埋め切れたわけではありませんし,正味はプラマイゼロ以下の可能性が現状高いです.また,RBガーリー,TEハースト,EDGEファウラーの3人はいずれも懸念点があります.

 

  • ガーリー → 膝の問題

 ガーリーは最優秀攻撃選手(17),2度のオールプロ(17, 18)など輝かしいキャリアを送ってきたが,18-19シーズンの終盤から膝の故障を抱え思うようなパフォーマンスができていない.

  • ハースト → 実績の少なさ 

 ハーストは18年その年TEとしては最高位の全体25位指名を受けましたが,プロ2年間で計512Yds,3TDと完全に眠っています.ファルコンズでは間違いなく先発1番手なので寝ぼけてても良いので起きて欲しい.

  • ファウラー → 継続性

 ファウラーは昨シーズン11.5サックと非常に優れた成績を残したものの,それまでのプロ4年間でのサック数は47試合で16.来シーズン以降も安定して数字を残せるかと言われると正直微妙かもしれない.これはビーズリーから得た教訓.

 

これに加えてトゥルーファントの抜けたCB,キャンベルの抜けたLBはまだこれといった補強ができていません.名前の知ってる選手が来たから喜んでる場合ではありませんでした.

 

ドラフトについて

ドラフトについては直前に述べた穴埋めのできていないCB,LBを上位で指名していく流れになりそうです.CBを指名する場合はC.J.ヘンダーソン(フロリダ)クリスチャン・フルトン(LSU),LB周りの場合はケイラヴォン・チェイソン(LSU)が候補になってくると思います.割と前からDTジャヴォン・キンロウ(サウスカロライナ)というモックを見かけますが,前述のポジションの方が優先度は上でしょう.少し前まではA.J.エペネサ(アイオワ)が多かったですが,コンバインで評価を下げたのと,ファウラーを獲得したのもあって予想は減りました.チェイソンもエペネサと同じくらい予想が多かったですが,彼はサックを稼ぐタイプよりスピード型のディフェンダーなのでニーズには依然嵌っています.

 

個人的にはフリーマンのカットを前提とした上で,2巡でのRB指名をずっと楽しみにしていたのですが, ハーストのトレードで2巡が1つ消え,ガーリーを獲得したことでその可能性は少し下がりました.早く指名できても3巡78位,J.K.ドビンズ(OSU)クライド・エドワーズエレーア(LSU)らはもうさすがに難しそうです.

 

今年のドラフトでは上位でしっかりD#を補強し,開幕前に全てのポジションでスターター級の選手が揃っている状況になっていれば良いかなと思っています. 昨年のようなD#の崩壊だけはご勘弁.

 

新ユニフォーム発表!......なお

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はい.

私のTLではダサいという声が多く,特に胸のATLの文字が不評なようです.また,前日にバッカニアーズが新ユニフォームを発表しており,それの評判が良いこともあってファルコンズのを見て悪い意味で衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか.

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個人的な意見としては新ロゴの黒は上の写真の頃以来(いつかわからない)ということでファン歴の浅い私にとっては新鮮で結構好きです.一方,純粋な赤が一番好きだったのでそれがなくなってしまったのは残念です.この黒ユニがホームということになるそうです.

 

また,ヘルメットも変わりました.隼のロゴが大きくなり,全体がマット加工になりました.ヘルメットはバイキングスのような質感が好きだったので,ユニフォーム変更よりもこちらの方が嬉しいというのが本音.

 

様々な意見がありますが,結局のところ強ければカッコよく見えてくるものだと思います.ちなみに私は新ユニフォーム買いますよ.