【MattyIce通信2020】Week1 vsシーホークス
NFLが開幕しました!!!!
今シーズンもアトランタ・ファルコンズのQBマット・ライアンにフォーカスしながら試合を振り返る「MattyIce通信」を書いていこうと思います.去年は数週間分をまとめての投稿だったり,全体的に物語的な書き方で,気軽には読みづらい記事だったかなあと反省しています.なので,今年はできるだけ簡潔に,できる限り毎週の投稿を目指します.
去年のライアンまとめはこちらから
試合の感想
戦力以上にチーム力に差を感じたゲームでした.部分的に見ればO#,D#ともに良いシリーズはありましたが,如何せん勝負所で詰めきれないというファルコンズの慢性的な課題が露呈した形に.具体的にはD#がパントで相手を止めてもその後のドライブが得点に結びつかない,O#が4thダウンを一度も決められず(0/4),その直後に失点するといった有様.去年から繰り返し述べていますが,勝負勘がないというかモメンタムを掴むのが下手ですね.逆にシーホークスのQBラッセル・ウィルソンはこれが勝てるQBと言わんばかりの勝負強い素晴らしいパフォーマンスでした.
オフェンス
相手のSSジャマール・アダムスにかなり苦しめられましたが,ポジティブな要素も多かったと思います.OLはランブロ・パスプロともに去年よりグレードアップしているように感じますし,WR陣は3人が100Yds越えと文句なしの活躍です.WRフリオ・ジョーンズ&カルビン・リドリーの1000Ydsデュオも現実的です.新加入のRBトッド・ガーリーは期待を越えるほどではありませんでしたが,去年のフリーマン以上なのは間違いありません.個人的には前半からもう少し奥にパスを投げ込んでみても面白いんじゃないかと思います.足りないのは勝負強さ.
ディフェンス
フロント7は安定しており,QBへのプレッシャーもしっかりかけられたと思います.特にDEタック・マッキンリーは調子が良く,これがこれまでのような1試合だけ爆発するのではなくシーズン通して安定して結果を残せればDTグレーディ・ジャレット,新加入のDEダンテ・ファウラーJr.を擁するDLは強力なものになります.一方で,最大の弱点と思われていたDB陣はやはり脆く,同地区のライバルに強力なレシーバーが揃っていることを考えると今後も不安が残ります.FSリカルド・アレンは大丈夫なんですかね......
ライアンのパフォーマンス
正直スタッツには文句のつけようがないので,繰り返しになりますが,やはりここ一番で勝負強さを見せて欲しいところ.上の画像では点が見えませんが,終了間際のヘイルメリー気味のパスがインターセプトされています.先に述べた通り,この試合はパスプロが安定していたため,10-20Ydsのパスが去年と比べてだいぶ増えています.(去年のデータはNext Gen Statsか私の過去の記事で見れます)
フリオとのホットラインはやはり強力で,WRカルビン・リドリー,ラッセル・ゲージ,TEヘイデン・ハーストはいずれも良いレシーブがありました.この中でもハーストとの呼吸は今後キーになってくると考えています.
Oh my, @haydenrhurst!
— Atlanta Falcons (@AtlantaFalcons) 2020年9月13日
First catch as a Falcon ✔️ pic.twitter.com/QKj6kZ8zDf
また,ライアンはこの試合で通算パス獲得ヤードがジョン・エルウェイの51,475Ydsを越えて史上9位となりました.おめでとう!
同地区の様子
ニューオーリンズ・セインツ(1-0) TB W 34-23
地区内唯一の勝利.目立った穴がない.
タンパベイ・バッカニアーズ(0-1) @NO L 23-34
ブレイディは衰えは感じますが,やはりただでは負けないエリートQB特有の雰囲気は健在でした.あとLB陣がハイレベル.
カロライナ・パンサーズ(0-1) LV L30-34
再建途上に見えますが,とても不気味.
次戦への期待
来週は敵地でのカウボーイズ戦.両チーム今シーズン初勝利をかけた戦いになります.カウボーイズは攻守にタレントを揃え,格下相手には滅法強い印象があります.ファルコンズは当然格下ですが,序盤から得点を重ねて主導権を握る展開に持ち込めれば勝てる可能性は十分あると思います.
まだまだシーズンは始まったばかりなので,ここからプレーオフ争いに絡むことを信じて応援していきたいと思います.
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