自己満足の殿堂

NO FALCONS, NO LIFE

【MattyIce通信2021】Week11 vs ペイトリオッツ

また来年!

 

 今週は全国放送のTNFでペイトリオッツと対戦. カウボーイズ戦での虐殺から4日しか経っておりませんが攻守ともに修正は間に合っているのでしょうか.

 しかし,この試合ではファルコンズO#の中核であるCPこと#84パターソンが欠場(TE#81ハーストも).今シーズンの勝利は大体彼のおかげなので,果たして彼なしでどこまでO#を組み立てられるのかにも注目です. (結果知っている上で書くイントロの虚しさ)

 

試合の感想

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 清々しいほどの完敗.私が見てきた中での最小得点は先週の3がワーストでしたがたった1週間で更新.レッドゾーン付近まで進んだドライブもありましたが,お粗末なプレー連発で得点には至らず.D#は終盤まで2ポゼッション差で粘っていましたが,O#がそれに全く応えられなかったのは残念です.

 これでシーズン4勝6敗.この2週間で「もしかしたらプレーオフに行けるかも?」と思っていたファンの心をへし折りにきています.私は完全に折れてドラフトモードです.

 ちなみに完封負けは2015年のパンサーズ戦以来,ホームでの完封負けは1988年まで遡るという.文字通り歴史的な敗戦.

 さらに,メルセデス・ベンツ・スタジアムでは今シーズン0勝4敗.ただでさえお客さんが少ないのに,こんな試合見せられたらファン減りますよ.

 

オフェンス

WR

 ペイトリオッツのDB陣が完全に上手だったなという印象.TE#8ピッツに対するカバーが厳しくなると予想される中,他のWR陣の奮起を期待したのですが,相手に隙がありませんでしたね.

 ルーキーに#88ダービーという選手がいますが,シーズン通してレシーブ1ですからね.ピッツ以外のルーキーたちはだいぶ怪しい予感がしております.

RB/FB

 先発のRB#28デービスは3car,1Ydsと完全に死亡.パターソン不在で出番が多少増えると思いましたが,成績はどんどん悪くなる一方です.

 唯一の希望が19年ドラフト5巡パワーランが売りのRB#30オリソンです.9car,34Ydsと別に活躍したわけではありませんが,2番手以降としての期待は持てそうです.

 とはいえ,オリソンを除くとトータルで7car,6Yds.実際試合を見ててもRBがスクリメージラインを越えること自体がレアという状態です.リーグ最弱のRB陣であることが間違い無いでしょう(CPは除く).

TE

 TE#8ピッツが消されるのはある程度予想していました.その中で,パターソンなしのファルコンズには第2の脅威となれる選手がいないのが問題.選手層が薄いのでしょうがないですね.

OL

 ここがやはり1番の問題なのではないかと思います.

 まず,基本的にランのレーンは空きません.なので中央のランはスクリメージラインまでで止まります.パスプロも常に崩壊というわけではないのですが,パスプロがもってると言える場面は非常に少ないです.特にこの試合に関しては毎プレーの相手のD#が1人以上漏れてきているんですよね.加えて相手のパスカバーが抜群に良いので実質詰みでした.

 ランブロック,パスプロテクション含めてユニットしての質も良くないですが,RT#76マクゲイリーが相当やられています.(というか,マクゲイリーをこのブログで褒めたことあったっけ?)ドラ1を投資してこの出来ということを考えるとガッカリですね.RG#63リンドストロムは順当に成長しているんですが......

 また,C#67ヘネシー,LG#77メイフィールドもなかなか安定感が出ないですね.彼らは先発1年目なのでこれから成長する可能性はまだありますが.

O#総評

 完封されている時点で褒められる部分はないです.強いていうならRB#30オリソンがそこそこ頑張ってたかなという感じ.

 ただ,先週と同様にギャンブルのセンスが本当にない.まず,2Qの場面で敵陣14Yds,3rd&1でパスプレーを選択してサックで-13Yds→FGトライもペナルティ→結局FG失敗がありました.また,3Q敵陣14Yds,3rd&1でランでノーゲイン,4th&1もランでノーゲインでターンオーバー.特に,3rdDownに関しては同じドライブで一度やっているFB#40スミスのラン.2Qのパスと打って変わって単調なランを選択をして見事に失敗しました.

 基本的にペイトリオッツ相手にはタレントも組織力も劣っていますが,こういう細かいミスから自滅するのは勝負にすらなっていない感じがして悲しくなりますね.

ディフェンス

DT&EDGE

 パスラッシュの微かな希望だったEDGE#93ヴォーターズは存在感皆無.復帰のファウラーも0.5サックは記録しましたが,継続的な活躍はなし.

LB

 LB#54オルオクンのブリッツが気持ちよく決まる場面がありました.安定感はありましたが,LB全体でタックルが軽い印象で,多くの場合コンタクトから数Yds進まれているのは気になります.

DB

 CB#24テレルはこの試合唯一のポジ要素です.ここまでシャットダウンコーナーとして活躍していましたが,この試合でシーズン初のINT.それも運よくボールが飛んできたというよりは,狙い澄ました完璧なINTでした.一応これで全国に名が知れると嬉しいです.

 プレッシャーがほとんどかかっていない状態でのパスD#ですから正当な評価は難しいですが,テレル以外のCB#22モロー,S#23ハリスらもビッグプレーを許さなかったという点では良かったと思います.

D#総評

 D#の過失が大半を占める失点はおそらく13点か16点なので,前の試合ブラウンズに45得点のチーム相手ということを考えると先週から大きな改善だと思います.ブリッツも効果的に決まっており,トータルで3度のサックも決まりました.

 しかし,根本的な問題であるDLの弱さは相変わらずでプレー平均5.2Yds,ラン平均4.5Yds,パス成功率84.6%とやはり"守れていたか"と言われるとうーんという感じ.

 これに関してはタレントレベルが足りていないので,劇的な改善は期待薄でしょう.全体的に若い選手が多いので,後半に勢いが出てくると良いのですが.

 

ライアンのパフォーマンス

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 先週に引き続き酷いパフォーマンスでしたね.ライアンが悪かったで片付けて良い状態ではありませんが,INT2つはレシーバーの位置の読み間違いとWR#17ザキーエスのドロップからとられるパターンで記憶が正しければ先週とほぼ同じシチュエーションです.

 あと,最近のライアンの悪い時の兆候である,「パスプロがもっても奥に投げ込めない病」も出ていました.パスカバーが良かったのは事実ですが,TDを狙う姿勢は見せて欲しかったです.

 週間MVP受賞からの2試合は壊滅的なスタッツです.シーズン4,000Ydsはここから荒稼ぎしないと厳しそうです.しかし,かなりバイアスのかかった考えですが,私としてはライアン自体はそこまで悪くないと思います.やはり,OLが安定しないこと,ランが出ないこと,D#の内容が悪くO#へのプレッシャーが大きい等,ライアンだけではもう支えられないレベルのチームの弱さが問題だと思います.

 

次戦への期待

 ここ2週でリーグで中の下から最弱チームの一角に一気に墜落したファルコンズ,次戦はジャガース(2勝7敗)のホームへ乗り込みます.成績だけ見れば十分勝ち目のある相手ですが,ファルコンズがなかなか沼から抜け出せないチームであることは過去数シーズンで経験済み.また,相手は全体1位ルーキーのローレンスということで,キャリアハイを記録されてしまう可能性は十分あります.

 ファンの気持ちとしては完全にドラフトモードですが,なんだかんだで勝つと嬉しいので選手・スタッフにはなんとか執念を見せて欲しいものです.

 

画像出典元

https://nextgenstats.nfl.com/