自己満足の殿堂

NO FALCONS, NO LIFE

【MattyIce通信2022】Week10 vs @パンサーズ

 マリオタの運命や如何に!?

 

 Week10は今シーズン最初で最後のプライムタイム.お相手は2週間前に壮絶な譲り合いを演じたパンサーズです.

 ファルコンズは"#24 CB A.J.テレル"が今週もアウト,さらにIR入りした"#68 RG イライジャ・ウィルキンソン"に替わって先週先発した"#61 C/LG マット・ヘネシー"もIR入り.先発は3番手の"#66 LG コルビー・ゴセット".一応今シーズン1試合に先発しており,その時はそこまで悪くはなかったですが果たして......

 パンサーズはinactiveを見た感じでは2週間前とほぼ同じ面子(多分).

 

試合振り返り

ファルコンズ:パンサーズ

1Q

 パント FG パント パント

 雨の中の試合でラン中心になるかなと思いましたが, 序盤からランが出ません.2回目のO#シリーズでは10+Ydsのパスを2本通してFGレンジまで進みますが,LG3番手"#66 LG コルビー・ゴセット"が2連続ホールディング(2回目はディクライン)で結局パント.0-3

2Q

 パント TD INT FG FG

 自陣3Ydsからの3回目の(2Q 1回目)ドライブは"#25 RB タイラー・アルジアー"の3連続ランで3凡.ショートパントで自陣からのD#となりましたが,2プレー目で"#54 LB ラシャーン・エバンス"と"#32 S ジェイリン・ホーキンス"が衝突して相手WRを止められずにTD献上.直後のO#では自陣で無茶投げしてINTと色々お粗末な展開.

 この後お互い1本ずつFGを蹴って3-13で前半終了.

3Q

 パント(神)パントパント TDTDパント

 後半最初のO#シリーズはパントでしたが,"#13 P ブラッドリー・ピニオン"が敵陣2Yds地点に落とす神パント.D#も3凡に抑え,敵陣42Yds地点という絶好のフィールドポジションで2度目のO#.ランもようやく出始めてテンポ良くレッドゾーンまで進み,最後は"#5 WR ドレイク・ロンドン"がTD.10-19

 ここから流れを掴めないのがファルコンズの伝統.直後のD#ではパンサーズQBウォーカーに43Ydsのパスを通され,一気に自陣まで進まれます.その後も良いところなくコンスタントにゲインされ,最後はフォアマンが楽々TD.

4Q

 FGTO on DownsパントTDパントTO on DownsFGEnd of 4Q

 終盤は相手のD#が引いて守っていたこともあって21Yds→18Yds→18Yds→25Ydsと4本の長いパスを含む97Ydsのドライブもありましたがそれ以外は4th Down失敗によるターンオーバー.D#は4Q冒頭のFG以外は3rd Down Conv.を全て止めていましたが,O#が最後までモメンタムを掴めず終戦.15-25

 

感想

 2ポゼ差の敗戦ですが,そこまで力の差は感じられず,お互い我慢のシーズンだなあという気持ちになる試合でした.お互いミスが多い内容でしたが,ファルコンズの方が得点,失点に絡むものが多かったのが勝敗を分けました.

 

オフェンス

パスO#

 もうわかっていることですが"#1 QB マーカス・マリオタ"は精度悪すぎ,投げ捨ての判断悪すぎ.ワイドオープンの"#8 TE カイル・ピッツ"にパスを通せないし,ショートパスも若干逸れてるのでRACにつながらない.

 ↓このパスが通らなかったときは変な声が出ました.ピッツが気の毒.....

 ↓マリオタのバッドプレーがスレッドにまとめられています.

 

 WR陣に関してはスタッツは凡ですが与えられた仕事はしっかり果たせていると思います."#5 WR ドレイク・ロンドン"はWeek3以来のTD."#17 WR オラミデ・ザキーエス","#14 WR デミアー・バード","#12 カダレル・ホッジ"も小粒ですが,マリオタとの息は合ってそうです.パス精度的にバードをディープで使う場面は減っていきそうですが.

 パスプロは5サック献上.OLでは"#76 RT カレブ・マクゲイリー"が何回かお漏らししていましたが,それ以上に"#25 RB タイラー・アルジアー"が全くブリッツピックできていないのが気になりました.

 

ランO#

 前半は12回のキャリーで32Yds,"#25 RB タイラー・アルジアー","#84 RB コーダレル・パターソン"ともに最高で3Ydsと沈黙しO#の停滞につながってしまいました.

 普段のようにほぼランで敵陣まで進むということはありませんでしたが,それでも後半は"#42 RB ケイレブ・ハントリー"のスナップを増やすなどして,ランO#全体としてある程度アジャストはできたと思います.

 

総括

 まず,先週までのようなランヘビーのO#が展開できなかったことは気になるポイントです.LGが3番手になった影響がどこまであるかは来週以降の試合を見ないとはっきりしたことは言えませんが,今日のマリオタの絶望的なパフォーマンスを見る限りランが出なくなるとO#はだいぶ苦しくなりそうです.

 細かい部分で気になった点が前半終了間際のドライブです.残り30秒,タイムアウトなし,敵陣21Ydsという場面で「1st Down ロンドンへのショートパス(タイムアウト)」→「2nd Down パターソンへのショートパス」がともにインバウンズとなって「3rd Down ニーダウン」で結局FGを蹴りました.13-0という点差で後半がパンサーズのO#からということを考慮すれば,せめて3回エンドゾーンに投げてから蹴れば?と思いましたが,この場面ですらパスを投げさせられない程マリオタの信頼がない説もあります.

 いずれにせよ,"#4 QB デズモンド・リダー"へのスイッチに向けては大きな敗戦になりました.アーサースミスは「少なくともこの試合でのスイッチは考えていなかった」とコメントしており,QB交替については「適切なポジションに適切な選手がいることを毎週確認している」とのこと."Our guys believe in Marcus"とか言わなくて安心しました.

 

ディフェンス

パスD#

 

 トレードで加入した"#21 CB ラシャード・フェントン"と"#34 CB ダレン・ホール"がそれぞれ100%のスナップ率. QBがウォーカーであること,相手がパス18回に対してラン47回とファルコンズ並のランヘビーだったこともあってスタッツは参考記録ですが,ここ数試合で狙われまくっていた"#22 CB コーネル・アームストロング"がいなくなったことが良い方向に転んでいると信じたい.

 あと細かいところではインターセプト未遂(1Qと3Q冒頭)が2つありました.取れなかったことを責めるのは流石に厳しすぎますが,もしターンオーバーになっていれば勝敗が変わっていた可能性はあったと思います.(Droped Interceptionのスタッツもそのうち調べるかも)

 

ランD#

 前回対戦に引き続いてフォアマンを止められませんでした.ファルコンズのランD#がスタッツ詐欺というのは当ブログで度々コメントした通りです.

 "#54 LB ラシャーン・エバンス"はチームトップの10タックル,2TFLとスタッツはまずまずですが,ホールに突っ込めてない(読み間違い?)場面が多くRBに真ん中をぶち抜かれる場面が複数.フォアマンのTDの場面では明らかなタックルミスも.

 ILB陣は"#3 LB マイカル・ウォーカー"も含めてパフォーマンスが良くないですね."#44 LB トロイ・アンダーセン"もまだ完成度が足りていないのでオフに補強が必要かもしれません.

 

総括

 普段はパスでボッコボコにされますが,この試合はその真逆.スタッツの通り,普段ファルコンズO#が相手にしていることをそのままやられました.パントのドライブも多かったですが,相手O#のレベルの影響は間違いなく大きいため,D#が改善されているとは言い難い状況です.パスD#はCBホールがそこそこ調子が良さそうであることに加えてフェントンも加わったのでどん底からは抜け出せそうですが,その影響でランの化けの皮が剥がれていく気がしています.後半戦はベアーズやレイブンズといったランヘビーのチームとの対戦が控えていますが......

 

スペシャルチーム

 "#7 K ヤンウェイ・クー"は2回のXPを全て失敗.長期契約後のシーズンで明らかにパフォーマンスが落ちているのはちょっとなあという感じ.少なくとも今年は大目に見ますがもう少しシャキッとして欲しい.

 

次戦への期待

 来週はホームでのベアーズ戦(3勝7敗)です.

 戦績はファルコンズとほぼ同じで,極端なランヘビーというのもファルコンズに似ています.ただ明確な違いがQBにあり,こちらは毎週マリオタの信頼が落ちているのに対し,2年目QBフィールズはここ数週間で調子を上げています.Week9では敗戦QBながら週間MVPも受賞しました.こうなってくるとファルコンズの伝統の一つである「若手QB覚醒支援」が久しぶりに発動する予感がしています.

 Week8-10を見た限りでは少しファルコンズ不利と予想しています.D#がモバイルQBのオプションに対応できるビジョンは見えません笑 (勝ち負けよりも来週の先発QBが誰かという問題の方が関心が高いのは内緒) 

 

画像とか

www.espn.com