自己満足の殿堂

NO FALCONS, NO LIFE

【MattyIce通信2022】Week3 vs @シーホークス

 なんだかんだで勝つのは嬉しい

 

 Week3はシーホークスの本拠地に乗り込みました.両チーム再建期ということで我慢のシーズンになりそうですが,お互いのファンは勝つならこの試合と思っているはず.

 勝てば今シーズン初勝利,負けてもドラフト的に美味しいというファルコンズにとっては得しかないゲームを振り返っていきたいと思います.

 

試合の感想

 「殴り合いか譲り合いか」という展開を制して嬉しい今シーズン初勝利.4Qに敵陣でマリオタがファンブルロストしたときはそのまま逆転負けの流れかと思いましたが,最後は相手QBジーノ・スミスのパスを"#27 S リッチー・グラント"がインターセプトして勝負有りでした.

 試合序盤からO#は役者がしっかりと仕事を果たし,内容のあるシリーズが続いていたと思います.一方のD#は相手QBジーノ・スミスがエリートに見えるくらい終始やられていましたが,最後の最後でしっかりと締めることができました.

 まだWeek3ですが,良い部分と悪い部分が明確になってきたことは非常に大きな収穫です.

 

オフェンス

Key Points

 17car, 141Yds, 1TD

 文句なしでPlayer of the gameでしょう.ラン獲得Ydsはキャリアハイで,40Ydsのビッグゲインも記録しています.ネガティブヤードも1回もなし!

 今年は昨年よりは成績は落ちると思っていましたが,3試合を終えてラン獲得Ydsが302Ydsでリーグ2位,平均6.2Ydsは5位と,NFL全体でも上位の成績を残しています.2016年のフリーマン以来の1000Ydsラッシャー誕生に期待がかかります.

 ちなみに中継の中で「ランのアテンプトでの1st Downを獲得率が38%でNFLトップ(Week2までで)」という話.OLも含めて今年のランアタックは一味違います.

 

  • 若きツインタワーはすでにリーグ有数?

"#8 TE カイル・ピッツ":5rec, 87Yds

"#5 WR ドレイク・ロンドン":3rec, 54Yds, 1TD

  ピッツはシーズンベストのスタッツ.PFFグレードも90越え.ただ,マリオタと息があってないように見えるのが少し気になります.この日のマリオタは,中の人が変わったのでは?と思うほどディープへ投げていましたが,その多くがオーバースローでした.マリオタのパス精度の問題の気もしますが,"#17 WR オラミデ・ザキーエス"へのパスはドンピシャで決まります.いずれにせよ,調子は上がってきていると思うので,そろそろTDレシーブを決めてさらに爆発してもらいたいところ.

 ロンドンはロングボム,RAC,TDと内容のある3レシーブ.17試合換算すると1,213Yds 11TDペースらしい.ブレイクアウトゲームなしでのこのスタッツは素晴らしいです.まあこれを維持するのは難しいとは思いますが,ロンドンへのマークをキツくすれば今度はピッツが出てくるという理不尽を押し付けられるのはO#の大きな武器になります.

 

  • "#67 C ドリュー・ダルマン"のスナップ低すぎ問題

 練習してください.

 

 ランゲームが想像以上に良かった点,レシーバーはピッツ,ロンドン,ザキーエス,ホッジで固まりつつあるため完全にいらない子に.

 

今週のマーカス

 75点/100点満点.25点分の伸び代はまだあると信じたい.

 過去2週は消極的なパスでファンを呆れさせてしまったマリオタですが,今週は打って変わって奥へ投げまくり.Yds per attempt (YPA)も11.5と高く,生産性の高いパスO#を展開できたと思います.ピッツへのオーバースローは何本かありましたが,基本はこれを続けて欲しいです.デザインランは要りません.

 先週よりは良かった思いますが,4Qのしょうもないミスは心臓に悪いのでマジでやめて欲しい.とりあえずファルコンズでの初勝利おめでとうございます.

 

総評

 相手D#のグレードが過去2試合と比べて落ちているのは紛れもない事実なので,この試合は今は参考記録.安定したランゲームと効率の良いパスゲームを次戦以降展開できるかが重要です.それでもO#全体はフランチャイズQBの降臨によって大化けしそうな雰囲気があり,ワクワクしています.そのフランチャイズQBをどうするかが1番の問題なわけですが.

 PFFグレード上位5人は納得の面子."#63 RG クリス・リンドストロム"が90越え.素晴らしい!

 

ディフェンス

Key Points
  • ビッグプレーも絡んで試合をクローズ

  これは完全に結果論です.4Qでマリオタがファンブルし,いつものファルコニングフラグが立ったと思いましたが,この試合はなんとか逃げ切ることができました.

 残り時間2:00,自陣28Ydsというピンチで,3rd&8で"#97 DT グレイディ・ジャレット"のサック→4th&18で"#27 S グラント"のINTとビッグプレーが続いたのは大きかったです.

 細かいですが,グラントのインターセプトの際,無理にリターンせずに落ち着いてダウンしたのは偉かったですね.そのジェスチャーを送った"#32 S ジェイリン・ホーキンス"もgood.某漫画でも「1%負けるんだぞ」という台詞がありましたが,負け筋をケアする意識はとても大切です.2年前くらいに○ッ○・○ー○ーから学びました.

 とはいえ,ジャレットが凄いのはわかりきってることですし,INTも4thDownの無茶投げなのでこれでポジるのは少し虚しい.実際,相手QBがラッセル・ウィルソンだったら普通に負けてたと思います.

 

  • 【定期】ゼロ・パスラッシュ

 4メンラッシュはかかるはずもなく,ブリッツも一歩届かない,一切の希望もありません.Week1の迫力はどこへ行ったのでしょうか.

 

総評

 先週からの改善は特になし.いつも通りのガバガバっぷり.シーホークス相手ならもう少しプレッシャーかけられるかなと楽観視していましたが,そこまで甘くありませんでした.

 実はスタッツ自体は平均失点26位/平均喪失Yds22位で絶望するほど悪くはないのですが,「酷いミスがない代わりに良いプレーもない」という状態で,ドライブを止めるのはミスorペナルティの相手頼みか,テレルやジャレットの個人頼みが基本.辛.

 PFFグレードはグラントとジャレットは納得.他はまだ様子見かなあ.ジャレットの隣の2年目"#95 DT テイクアン・グラム"が伸びてきてくれるとかなり大きい.

 

スペシャルチーム

クーは2/2.54Ydsも余裕のgood.今シーズン,他チームを見ているとキッカーで苦戦している場面をよく見るので,最近クーの有り難みを感じています.

 

【余談】ライアン,コルツでの初勝利!!!!!!!!

 

 当ブログではあまり触れていませんでしたが,コルツ戦は毎週ライブでしっかり見ています!Week2までの壊滅的なスタート,そして今週がチーフス相手ということでかなり厳しい状況でしたが,大方の予想を裏切って逆転勝利.

 O#はパスもランも思うように展開できず終始苦戦していましたが,D#が粘り,チーフスのミスで転がり込んできたチャンスをしっかり活かすことができました.

 ライアンもファンブルロストが目立ったり,パスラッシュに無抵抗な部分があったりとまだまだベストなパフォーマンスではありませんが,この勢いに乗って調子を上げていって欲しいです!

 

次戦への期待

 来週はホームに戻ってブラウンズ(2-1)を迎え撃ちます.ブラウンズは出場停止のワトソンに代わってブリセットがQBを務めますが,ブリセットには2019年のコルツ時代に敗れています.また,前回のブラウンズとの対戦ではルーキーのQBメイフィールドを覚醒させ,RBチャブに90Yds以上のTDランを決められたのが印象に残っています.

 D#はチャブとハントだけで破壊される気しかしていません.ブラウンズのランの試合平均獲得Ydsが190.7Ydsなので,200Yds以上走られなければ合格かなというところ.一方のO#はマリオタがやらかさなければある程度得点できると思います.苦しい展開になること必至ですが1ポゼ差くらいで食らいついて欲しいです.

 

チャート画像とか

https://nextgenstats.nfl.com/