自己満足の殿堂

NO FALCONS, NO LIFE

【MattyIce通信2022】Week9 vs チャージャース

やっぱり三日天下

 

 シーズンも気づけば折り返しです.Week9の感想戦の前にトレードについて触れておこうと思います.*は条件付き

 #18 WR カルビン・リドリー ⇄ ジャガース 2024年4巡*+2023年5巡*

 完全には把握できてないのですが,23年5巡は現在無期限出場停止中のリドリーが復帰できた場合,その時期によって6巡になってしまう可能性があるそうです.一方,24年の方はチームに加入できれば4巡,出場時間によって3巡になり,長期契約に至れば2巡まで昇格するようです.詳細はややこしいですが,とりあえずさっさと復帰して活躍すれば美味しい対価と言う認識で良いと思います.全力で応援しましょう!

ファルコンズ 2023年7巡* ⇄ CB ラシャード・フェントン,チーフス 

 先発2人が負傷しているCBを補強.フェントンは今シーズンはパフォーマンスが悪かったみたいですが,先発級の選手を7巡(条件は不明)で獲得できたのはかなり良いムーブです.

#21 S ディーン・マーロウ  ⇄ ビルズ 2023年7巡

 デプス要員のSを放出してフェントンで失った7巡をここで回収.

 

 ではここから感想戦

 

 先週パンサーズとの壮絶な譲り合いに敗れ,4勝4敗ながら地区首位となってしまいました.Week9は4勝3敗のチャージャースをホームに迎えての貯金チャレンジです.

 ファルコンズはエース"#84 RB コーダレル・パターソン"が復帰.また,"#68 LG イライジャ・ウィルキンソン"がIR入りで"#61 C マット・ヘネシー"がLGを務めます.

 D#ではオールプロ"#24 CB A.J. テレル"が今週もアウトで先週に引き続き"#34 CB ダレン・ホール"と"#22 CB コーネル・アームストロング"が先発.正直かなり厳しい.トレードにて獲得した"CB ラシャード・フェントン"はまだの様子(コンカッションの影響か).

 一方のチャージャースはBanged up score (怪我人が与えるチームへの影響を数値化したもの) が堂々の最下位.レシーバー陣はマイク・ウィリアムスとキーナン・アレンがアウト.CBが死滅しているファルコンズにとっては吉報か.

 

試合振り返り

1Q

 ファルコンズは2度のシリーズでTDとFGで10得点.開幕ドライブは最後のパターソンTD以外は2nd Downまでにフレッシュ,FGに終わった2本目も3rd Down Conv. 1回のみでレッドゾーンまで進んでおりラン中心にテンポの良い攻撃を展開(なお3rd & longは無理な模様).D#も3凡x2と最高の立ち上がり.10-0

2Q

 †ファルコンズ†のお目覚め.O#は3ドライブ全て3凡,トータル-10Yds.3rd Downからブリッツ→サック→パントの流れが2回.

 D#は2/2でTDを献上.プレー単位で終わってる訳ではありませんが,3rd Down conv. を6/6で全てフレッシュされるというクオリティの低さ.1本目ではTDでは3rd & 15, 3rd & 6, 3rd & 9, 3rd & 2を2本目では3rd & 2, 3rd & 5を更新されています.shortもlongも関係なし.10-14

3Q

 チャージャースのO#からスタート.相手TEエバレットがワイドオープンなのにパスをドロップしてくれたおかげでラッキーな3凡.返しのO#は"#76 RT カレブ・マクゲイリー"のペナルティ(後述)でTDが取り消されるものの,"#1 QB マーカス・マリオタ"がタイトウィンドウにパスをしっかり通しレッドゾーンへ.しかし,"#5 WR ドレイク・ロンドン"がファンブルというかカリル・マックにボールをもぎ取られてターンオーバー.

 そこから今度は"#27 S リッチー・グラント"がWRの弾いたボールをインターセプト.試合が徐々に慌ただしくなってきます.

 D#が作ったチャンスに十八番のランヘビーO#で応えます.復帰したパターソン様がLBを正面から吹き飛ばしてこの日2本目のTD.

 その後のD#にパントに抑えて"普通のチームなら"モメンタムが来るシチュエーションに.17-14

4Q

 3Qから続くファルコンズのドライブ,マリオタがエンドゾーンの"#8 TE カイル・ピッツ"へパスをヒットさせられず.さらに"#7 ヤンウェイ・クー"が50YdsのFGを失敗して香ばしくなってきます.絶好のフィールドポジションから始まったチャージャースのドライブはレッドゾーンまであっさり進まれますがなんとかFGに抑え?て同点で凌ぎます.17-17

 残り時間5:27というところで時間をたっぷり使ってTDをとれば勝てそうという展開.しかし,2Ydsラン→パス失敗→パス失敗で3凡.特に最初のパス失敗ではワイドオープンのピッツへのパスがオーバースローに(これはピッツにも若干の非あり).これが通っていればなあという思いはあるもののマリオタだからなあという諦めもあります.

ここでスコアできなかったことによって実質終戦.D#はチャージャースのO#に最後の最後で対応できず,サヨナラFGを蹴られて敗北.17-20

 ↓実はこんなプレーもありました.もしファルコンズがリカバーしていたらRBエケラーにとってはト○ド・ガ○リ○級のやらかしでしたが,結果的にリカバーした"#95 DE テイクアン・グラム"が再びファンブルロストしたので彼のやらかしということに.この試合で彼を責めるのは流石にナンセンスですが.

 

感想

 今年のファルコンズにはプレーオフの資格がないことがよくわかる試合でした.怪我人続出で戦力半減の相手ということもあり展開的にも勝つチャンスは十分ありましたが,細かいミスの積み重ねが最後のスコアに現れました.

 そろそろくどいと思われてそうですが,そろそろ"#4 QB デズモンド・リダー"を試してはと思います.ランゲームで試合は作れますし,もうマリオタの天井は見えているため,リダーへのスイッチが白旗の意思表示では決してないと思います.

 

オフェンス

パスO#

 もう何も感じなくなりました.いかにして3rd & longのパスシチュエーションを避けるかという状態になっています.

 マリオタのモビリティはライアンにはなかった武器ですが,走りながらのパスの精度が悪いのでスクランブル以外旨みを感じないのが実情.下の画像にもあるように,ディープは全く通る気配すらなし.3rd Downやレッドゾーンのパスは惜しくもない(多分投げ捨てではない)ものが多く,これでは流石に厳しい.

 ちなみに今週はピッツへのディープボムを多投しましたが,全て失敗.明らかなオーバースローなのでDPIもなし.Air Yardsは202Ydsとのこと笑

 2週間前から"#14 WR デミアー・バード"へのディープボムを使い始め,この変化自体は歓迎していましたが,40+air ydsのパスが1/8 1TD 2INTではやめた方が良いかもしれない笑

ランO#

 チャージャースのランD#のスタッツが悪いようですが,ランD#が悪い相手なら200Yds走れるというのは素直に感心してしまいました.

 "#84 コーダレル・パターソン"が戻ってきてスナップはパターソン39%, "#25 タイラー・アルジアー"が38%,"#42 ケイレブ・ハントリー"が21%となっています.

 パターソンは38YdsのTDが全く関係ないサイドのマクゲイリーのトリッピングで消されるという不運はありましたが,復帰早々2TDの活躍.彼なしでもランO#が回っていたので,復帰してどこまで良くなるのか疑問符でしたが,エンドゾーン手前での信頼感はやはりエース.

 一方,ここ数週で強烈なインパクトを残しているのがアルジアーです.この日はシーズンベストのパフォーマンス.44Ydsのビッグランがありましたが,それ抜きでも平均6.1Yds走っているので立派です.先週からレシーブでも貢献できているのもgood.

パターソン&アルジアー&ハントリーのRBトリオは地味ですが,リーグ有数のユニットかもしれない.

 

総括

 ランはパターソンの復帰によりパワーアップが期待できる一方で,パスはお察し.マリオタがパスを通せるドライブはスコアできるし,通せない場合はパントというわかりやすい状態になっています(それでもO#としてQBへの依存度はかなり低いです).これはマリオタが先発である以上はずっと変わらないだろうなあ.

 

ディフェンス

パスD#

 

 サックは安定のゼロ.

 QBハーバートのスタッツ自体は控えめ. 予想よりもショートパス中心でしたが,相手もレシーバーの主力がいないので理にはかなっていたと思います.

 "#26 CB アイゼア・オリバー "と"#27 S リッチー・グラント"はボールへの反応もタックリングもgood(当社比).

 CB控え組の"#34 ダレン・ホール"は存在感が皆無.97%のスナップに出ているにもかかわらず,そもそもBox scoreに名前が載ってないという不思議.とはいえ,PFFのグレードも悪くないですし,CBなのである程度シャットダウンしてるとも言えますが,逆サイドの"#22 CB コーネル・アームストロング"が結構厳しいのでその影響は大きそうです.

ランD#

 戦前はエケラーの爆発を危惧していたので,結果的には抑えてはいたと思います(当社比). パス43回に対してラン24回なので走られる比率が低かったのも事実ですが,LB陣やDB陣のボールキャリアへの集まりは普段よりは良かったと思います.

 

総括

 スタッツ的には(良くないけど)悲観するほど悪くはない訳ですが,要所で粘れないので印象が悪いです.特にに3rd & longでのブリッツが全然決まらないのは絶望度高いです.2Qでは(3rd & 15と1st & 25を含めて)全ての3rd Downをフレッシュされ,4Qは3rd Down conv.にすら漕ぎ着けられない,良いドライブとそうでないドライブの差が激しすぎます.

 

スペシャルチーム

 リターンは今日はなく,パントに関しては言うことなし.

 クーは50YdsのFGを失敗.結果的には勝敗に大きく響くミスになりました.K受難のチームもいる中で決して文句を言うのは贅沢ですが,去年一昨年と比べると精彩を欠いているのは間違いありませんね.

 

 

次戦への期待

 Week10はTNFでアウェーのパンサーズ(2勝7敗)戦.スケジューリングが雑な気がしないでもないですが,一応シーズン初にして唯一のプライムタイムゲームです.

 Week8はクレイジーな試合をした訳ですが,そのときの先発QBウォーカーは今週の前半でベンチに下げられています.後半から出場したメイフィールドが(ガベージタイムですが)良いスタッツを残しましたが,TNFはウォーカーが引き続き先発を務めるようです.

 2勝差はありますが,先週の試合の様子では実力差はそこまでないと思います.今年のTNFは塩分濃度の高い試合が多いですが,字面上は実力が拮抗した同地区戦なので"ストレスの溜まらない"好ゲームに期待したいと思います.

 

 

画像とか

www.espn.com