自己満足の殿堂

NO FALCONS, NO LIFE

【MattyIce通信2022】Week12 vs @コマンダーズ

 遂に感情を失う

 

 リアルの方が忙しいためしばらくは先週のような短めの記事になります.(決して観戦のモチベーションが低いからではありませんよ!低いけど)



試合結果・感想

 勝つべき試合だったかどうかはさておき,勝てる試合ではありました.

 最後の状況が「6点ビハインド 4Q残り1分 敵陣4Yds 相手タイムアウトなし」という状況だったのでそこでTDを取れていればという展開でしたが,最後は相手DLにディフラクトされたパスをINTされました.INTのプレーもパスターゲットの"#84 RB コーダレル・パターソン"はフリーになっていたので本当に惜しい最後でした.

 これで4勝6敗で借金2となった訳ですがのバッカニアーズがブラウンズに敗れたため,まだプレーオフ戦線(WCは厳しいので厳密には地区優勝争い)には生き残っている状況.ということはつまり,先発QBは恐らく来週も"#1 QB マーカス・マリオタ"ということ.シーズン前は遅くともBye明けのWeek15には"#4 QB デズモンド・リダー"登場と予想していましたが,アクシデントがない限り最後までマリオタの可能性も高くなってまいりました(絶望).

 

注目ポイント

  • 今年のランO#はガチ

  ランD#リーグ6位のコマンダーズ相手に167Yds(平均5.8Yds)は素晴らしい数字."#25 RB タイラー・アルジアー","#84 RB コーダレル・パターソン","#42 RB ケイレブ・ハントリー"は各々の持ち味を発揮しマリオタのスクランブルも効果的でした.特定の個に依存していないというファルコンズの強みが出ていました.

  • 今年のランD#はガチ()

 こちらは悪い意味です.当ブログではシーズン序盤は口煩くスタッツ詐欺であることを主張してきましたが,後半になって化けの皮がしっかり剥がれてきました.前半戦はYdsベースでトップ10だったのが今は21位まで下がっています.この試合は176Yds(平均4.8Yds)で,先週の時点で平均3.4Ydsのロビンソンに105Yds(平均5.8Yds)はどうなの?というのが正直な気持ち.パンサーズ戦のフォアマンといいキャリアハイをお膳立てするカルチャーはどうにかならないものか.

 この試合を見た感じでは"#95 DT テイクアン・グラム"のIR入りの影響が結構出ているっぽいので来週からもランD#苦戦しそうです.

  • "#8 TE カイル・ピッツ"不在の影響は?

  ないわけがない.それでもこれまでピッツに強く依存したO#はしてこなかったのでO#の核を失ったというよりは重要な選択肢の一つを失って辛いという感じ.今のチームは多分(LG以外の)OLで故障者が出るのが一番痛いです.

 結局TE陣は"#46 TE パーカー・ヘッシー","#85 TE マイコール・プルイット","#86 TE アンソニー・ファークサー"というブロッキング専門の面子のみになってしまいましたがこの試合では一応全員がレシーブを記録.

 気になるのはレシーバー陣.ピッツをレシーバーと捉えたときに彼の不在を他のWR陣が穴埋めしてくることに期待したいところですが,なんとこの試合WRでレシーブしたのが"#5 WR ドレイク・ロンドン"と"#17 WR オラミデ・ザキーエス"のみ."#12 WR カダレル・ホッジ","#14 WR デミアー・バード"らのそこそこ頑張ってる組はどこ行った?

  • "#24 CB A.J. テレル" vs マクローリン

 今シーズン不調気味のテレルですが,相手エースWRマクローリンをほぼ完封.ファルコンズのCBの3番手以降では誰もマクローリンは止められないので,テレルという存在の大きさがよくわかる試合となりました.逆サイドの"#34 CB ダレン・ホール"もとんでもない下手くそタックルしてましたし()

 

次戦への期待

 来週はスティーラーズ(4勝7敗)をホームに迎え撃ちます.お互い偉大なQBを失って再建期という似たチーム状況ですがスティーラーズにはドラ1QBピケットがいます.ここまでは勝ち星もスタッツもそこまで伸びてはいませんが,若手QB育成支援に定評のあるファルコンズなので,300Yds 2TDくらいは覚悟しておきたいです.

 そして忘れては行けないのがファルコンズのQB問題.次戦に敗れて借金3になれば流石にプレーオフは厳しいはず.リダー登場のチャンスはだいぶ少なくなってきているので,スティーラーズ戦の重要度はかなり大きいです.QBだけでなく指名権争いのライバル戦でもあるので,「内容重視で」試合を見守りたいと思います.

 

【MattyIce通信2022】Week11 vs ベアーズ

 長い目で見れば敗北

 

 更新がだいぶ遅れてしまい申し訳ございません.今週は試合をしっかり見返す時間がなかったので短めの感想戦という形でいきたいと思います.

 

試合結果・感想

 ランヘビーかつパスラッシュに苦戦しているという点で似ているチーム同士のカードでしたが,ファルコンズが得点すればベアーズも得点する,ファルコンズがパントを蹴れば向こうもパントを蹴るという展開で試合内容も互角でした.最後は"#32 S ジェイリン・ホーキンス"のINTが試合を決めました.

 こんなことを書くとファン失格かもしれませんが(もう既に失格定期),「何故勝ってしまった」というのが正直な気持ち.この試合に勝ったことにより,ドラフト順位が下がるだけでなく"#1 QB マーカス・マリオタ"の先発としての寿命が延びたことは長い目で見ればチームにとってマイナス.コーチ陣はプレーオフ目指し,マリオタはキャリアのためにそれぞれ頑張っているわけなのであまり文句は言えませんが現場とファンで大きな溝があるのは間違い無いですね.

 

注目ポイント

  • パターソン様,NFLの歴史を塗り替える

 エースRB兼キックオフリターナーの"#84 RB コーダレル・パターソン"が歴代単独1位となる9度目のキックオフリターンTD.間違いなくこの試合のハイライト.

 週間MVPも当然.同じシーズンでO#部門とST部門でそれぞれ受賞って実は結構凄い?

  • モバイルQB対決

 マリオタは13/20 131Yds 1TD 0INT,フィールズは14/21 153Yds 1TD 1INTと似たり寄ったりな内容.

 一方ランに関してはマリオタが13carry 25Yds 1TD.マリオタは一応モバイルQBに分類されると思いますが,当ブログで度々述べている通り決してスクランブルが良いわけではありません.TDが10Ydsランなのでそれを除けば平均1.2Yds.エスケープ能力としては活きる場面はありますが,マイナスをプラスにするほどの脚はありません.

 フィールズは18carry 85Yds 1TD.QBにしてはかなり走られましたが,過去2試合が13carry 147Yds → 15carry 178Ydsと大爆発していたことを踏まえると,予想よりは走られなかったなという印象です.D#は素人目で見ても,前のめりにならずとにかくビッグプレーだけは防ぐという姿勢が見えており,タレントレベル的にも対戦相手のカラー的にも身の丈にあったD#ができていたと思います.

  • 騙されてはいけないサック荒稼ぎ

 パスラッシュは開幕戦以来の4サック.相手OLのクオリティとフィールズがボールを持つ時間が長いことを考えるとパスラッシュ全体でポジるのはまだ早いです.それでもルーキーの"#47 OLB アーノルド・エビケティ"は2 TFL, 1 QBhit,1サックとシーズンベストのパフォーマンス.まだまだ覚醒とは言えないですが,この試合が今後の爆発のきっかけになればと思います.

  • ロースタームーブ

 "#24 CB A.J.テレル"が復帰.逆サイドは"#34 CB ダレン・ホール"が務め,"#21 CB ラシャード・フェントン"はインアクティブでした.

 怪我人が続出しているLGは先週先発だった"#66 G コルビー・ゴセット"ではなく"#71 G チュマ・エド"でした.この試合のパフォーマンスは悪くなかったと思いますが,対戦相手も考慮するともう1,2試合見ないとなんともという感じ.

 試合後には"#8 TE カイル・ピッツ"と"#95 DT テイクアン・グラム"がIR入り.ピッツはレシーブさえすれば強烈なインパクトを残せていましたが,そもそもマリオタから取れるパスがほぼ投げられずスタッツは伸び悩んでいました.グラムもピッツと同じく2年目で,今シーズンは人材不足のDLで先発の地位獲得していたので故障による離脱は非常に残念です.

 

次戦への期待

 Week12はアウェーのコマンダーズ(6勝5敗)です.コマンダーズは序盤は大幅に負け越していましたが,QBがハイネキに変わって気づけば貯金生活に.去年の対戦ではライアンやパターソンが大活躍するもザルD#でファルコニングを決められました.

 実力的に大きな差はないと思っていますが,ピッツやグラムのIR入りの影響がどこまで出るかというところ.個人的には影響はかなり大きいと思っています.

 一応プレーオフコンテンダー(笑)なので負けられない戦いが続きますが,私の観戦モチベーションは完全に迷走しています.

【MattyIce通信2022】Week10 vs @パンサーズ

 マリオタの運命や如何に!?

 

 Week10は今シーズン最初で最後のプライムタイム.お相手は2週間前に壮絶な譲り合いを演じたパンサーズです.

 ファルコンズは"#24 CB A.J.テレル"が今週もアウト,さらにIR入りした"#68 RG イライジャ・ウィルキンソン"に替わって先週先発した"#61 C/LG マット・ヘネシー"もIR入り.先発は3番手の"#66 LG コルビー・ゴセット".一応今シーズン1試合に先発しており,その時はそこまで悪くはなかったですが果たして......

 パンサーズはinactiveを見た感じでは2週間前とほぼ同じ面子(多分).

 

試合振り返り

ファルコンズ:パンサーズ

1Q

 パント FG パント パント

 雨の中の試合でラン中心になるかなと思いましたが, 序盤からランが出ません.2回目のO#シリーズでは10+Ydsのパスを2本通してFGレンジまで進みますが,LG3番手"#66 LG コルビー・ゴセット"が2連続ホールディング(2回目はディクライン)で結局パント.0-3

2Q

 パント TD INT FG FG

 自陣3Ydsからの3回目の(2Q 1回目)ドライブは"#25 RB タイラー・アルジアー"の3連続ランで3凡.ショートパントで自陣からのD#となりましたが,2プレー目で"#54 LB ラシャーン・エバンス"と"#32 S ジェイリン・ホーキンス"が衝突して相手WRを止められずにTD献上.直後のO#では自陣で無茶投げしてINTと色々お粗末な展開.

 この後お互い1本ずつFGを蹴って3-13で前半終了.

3Q

 パント(神)パントパント TDTDパント

 後半最初のO#シリーズはパントでしたが,"#13 P ブラッドリー・ピニオン"が敵陣2Yds地点に落とす神パント.D#も3凡に抑え,敵陣42Yds地点という絶好のフィールドポジションで2度目のO#.ランもようやく出始めてテンポ良くレッドゾーンまで進み,最後は"#5 WR ドレイク・ロンドン"がTD.10-19

 ここから流れを掴めないのがファルコンズの伝統.直後のD#ではパンサーズQBウォーカーに43Ydsのパスを通され,一気に自陣まで進まれます.その後も良いところなくコンスタントにゲインされ,最後はフォアマンが楽々TD.

4Q

 FGTO on DownsパントTDパントTO on DownsFGEnd of 4Q

 終盤は相手のD#が引いて守っていたこともあって21Yds→18Yds→18Yds→25Ydsと4本の長いパスを含む97Ydsのドライブもありましたがそれ以外は4th Down失敗によるターンオーバー.D#は4Q冒頭のFG以外は3rd Down Conv.を全て止めていましたが,O#が最後までモメンタムを掴めず終戦.15-25

 

感想

 2ポゼ差の敗戦ですが,そこまで力の差は感じられず,お互い我慢のシーズンだなあという気持ちになる試合でした.お互いミスが多い内容でしたが,ファルコンズの方が得点,失点に絡むものが多かったのが勝敗を分けました.

 

オフェンス

パスO#

 もうわかっていることですが"#1 QB マーカス・マリオタ"は精度悪すぎ,投げ捨ての判断悪すぎ.ワイドオープンの"#8 TE カイル・ピッツ"にパスを通せないし,ショートパスも若干逸れてるのでRACにつながらない.

 ↓このパスが通らなかったときは変な声が出ました.ピッツが気の毒.....

 ↓マリオタのバッドプレーがスレッドにまとめられています.

 

 WR陣に関してはスタッツは凡ですが与えられた仕事はしっかり果たせていると思います."#5 WR ドレイク・ロンドン"はWeek3以来のTD."#17 WR オラミデ・ザキーエス","#14 WR デミアー・バード","#12 カダレル・ホッジ"も小粒ですが,マリオタとの息は合ってそうです.パス精度的にバードをディープで使う場面は減っていきそうですが.

 パスプロは5サック献上.OLでは"#76 RT カレブ・マクゲイリー"が何回かお漏らししていましたが,それ以上に"#25 RB タイラー・アルジアー"が全くブリッツピックできていないのが気になりました.

 

ランO#

 前半は12回のキャリーで32Yds,"#25 RB タイラー・アルジアー","#84 RB コーダレル・パターソン"ともに最高で3Ydsと沈黙しO#の停滞につながってしまいました.

 普段のようにほぼランで敵陣まで進むということはありませんでしたが,それでも後半は"#42 RB ケイレブ・ハントリー"のスナップを増やすなどして,ランO#全体としてある程度アジャストはできたと思います.

 

総括

 まず,先週までのようなランヘビーのO#が展開できなかったことは気になるポイントです.LGが3番手になった影響がどこまであるかは来週以降の試合を見ないとはっきりしたことは言えませんが,今日のマリオタの絶望的なパフォーマンスを見る限りランが出なくなるとO#はだいぶ苦しくなりそうです.

 細かい部分で気になった点が前半終了間際のドライブです.残り30秒,タイムアウトなし,敵陣21Ydsという場面で「1st Down ロンドンへのショートパス(タイムアウト)」→「2nd Down パターソンへのショートパス」がともにインバウンズとなって「3rd Down ニーダウン」で結局FGを蹴りました.13-0という点差で後半がパンサーズのO#からということを考慮すれば,せめて3回エンドゾーンに投げてから蹴れば?と思いましたが,この場面ですらパスを投げさせられない程マリオタの信頼がない説もあります.

 いずれにせよ,"#4 QB デズモンド・リダー"へのスイッチに向けては大きな敗戦になりました.アーサースミスは「少なくともこの試合でのスイッチは考えていなかった」とコメントしており,QB交替については「適切なポジションに適切な選手がいることを毎週確認している」とのこと."Our guys believe in Marcus"とか言わなくて安心しました.

 

ディフェンス

パスD#

 

 トレードで加入した"#21 CB ラシャード・フェントン"と"#34 CB ダレン・ホール"がそれぞれ100%のスナップ率. QBがウォーカーであること,相手がパス18回に対してラン47回とファルコンズ並のランヘビーだったこともあってスタッツは参考記録ですが,ここ数試合で狙われまくっていた"#22 CB コーネル・アームストロング"がいなくなったことが良い方向に転んでいると信じたい.

 あと細かいところではインターセプト未遂(1Qと3Q冒頭)が2つありました.取れなかったことを責めるのは流石に厳しすぎますが,もしターンオーバーになっていれば勝敗が変わっていた可能性はあったと思います.(Droped Interceptionのスタッツもそのうち調べるかも)

 

ランD#

 前回対戦に引き続いてフォアマンを止められませんでした.ファルコンズのランD#がスタッツ詐欺というのは当ブログで度々コメントした通りです.

 "#54 LB ラシャーン・エバンス"はチームトップの10タックル,2TFLとスタッツはまずまずですが,ホールに突っ込めてない(読み間違い?)場面が多くRBに真ん中をぶち抜かれる場面が複数.フォアマンのTDの場面では明らかなタックルミスも.

 ILB陣は"#3 LB マイカル・ウォーカー"も含めてパフォーマンスが良くないですね."#44 LB トロイ・アンダーセン"もまだ完成度が足りていないのでオフに補強が必要かもしれません.

 

総括

 普段はパスでボッコボコにされますが,この試合はその真逆.スタッツの通り,普段ファルコンズO#が相手にしていることをそのままやられました.パントのドライブも多かったですが,相手O#のレベルの影響は間違いなく大きいため,D#が改善されているとは言い難い状況です.パスD#はCBホールがそこそこ調子が良さそうであることに加えてフェントンも加わったのでどん底からは抜け出せそうですが,その影響でランの化けの皮が剥がれていく気がしています.後半戦はベアーズやレイブンズといったランヘビーのチームとの対戦が控えていますが......

 

スペシャルチーム

 "#7 K ヤンウェイ・クー"は2回のXPを全て失敗.長期契約後のシーズンで明らかにパフォーマンスが落ちているのはちょっとなあという感じ.少なくとも今年は大目に見ますがもう少しシャキッとして欲しい.

 

次戦への期待

 来週はホームでのベアーズ戦(3勝7敗)です.

 戦績はファルコンズとほぼ同じで,極端なランヘビーというのもファルコンズに似ています.ただ明確な違いがQBにあり,こちらは毎週マリオタの信頼が落ちているのに対し,2年目QBフィールズはここ数週間で調子を上げています.Week9では敗戦QBながら週間MVPも受賞しました.こうなってくるとファルコンズの伝統の一つである「若手QB覚醒支援」が久しぶりに発動する予感がしています.

 Week8-10を見た限りでは少しファルコンズ不利と予想しています.D#がモバイルQBのオプションに対応できるビジョンは見えません笑 (勝ち負けよりも来週の先発QBが誰かという問題の方が関心が高いのは内緒) 

 

画像とか

www.espn.com

【MattyIce通信2022】Week9 vs チャージャース

やっぱり三日天下

 

 シーズンも気づけば折り返しです.Week9の感想戦の前にトレードについて触れておこうと思います.*は条件付き

 #18 WR カルビン・リドリー ⇄ ジャガース 2024年4巡*+2023年5巡*

 完全には把握できてないのですが,23年5巡は現在無期限出場停止中のリドリーが復帰できた場合,その時期によって6巡になってしまう可能性があるそうです.一方,24年の方はチームに加入できれば4巡,出場時間によって3巡になり,長期契約に至れば2巡まで昇格するようです.詳細はややこしいですが,とりあえずさっさと復帰して活躍すれば美味しい対価と言う認識で良いと思います.全力で応援しましょう!

ファルコンズ 2023年7巡* ⇄ CB ラシャード・フェントン,チーフス 

 先発2人が負傷しているCBを補強.フェントンは今シーズンはパフォーマンスが悪かったみたいですが,先発級の選手を7巡(条件は不明)で獲得できたのはかなり良いムーブです.

#21 S ディーン・マーロウ  ⇄ ビルズ 2023年7巡

 デプス要員のSを放出してフェントンで失った7巡をここで回収.

 

 ではここから感想戦

 

 先週パンサーズとの壮絶な譲り合いに敗れ,4勝4敗ながら地区首位となってしまいました.Week9は4勝3敗のチャージャースをホームに迎えての貯金チャレンジです.

 ファルコンズはエース"#84 RB コーダレル・パターソン"が復帰.また,"#68 LG イライジャ・ウィルキンソン"がIR入りで"#61 C マット・ヘネシー"がLGを務めます.

 D#ではオールプロ"#24 CB A.J. テレル"が今週もアウトで先週に引き続き"#34 CB ダレン・ホール"と"#22 CB コーネル・アームストロング"が先発.正直かなり厳しい.トレードにて獲得した"CB ラシャード・フェントン"はまだの様子(コンカッションの影響か).

 一方のチャージャースはBanged up score (怪我人が与えるチームへの影響を数値化したもの) が堂々の最下位.レシーバー陣はマイク・ウィリアムスとキーナン・アレンがアウト.CBが死滅しているファルコンズにとっては吉報か.

 

試合振り返り

1Q

 ファルコンズは2度のシリーズでTDとFGで10得点.開幕ドライブは最後のパターソンTD以外は2nd Downまでにフレッシュ,FGに終わった2本目も3rd Down Conv. 1回のみでレッドゾーンまで進んでおりラン中心にテンポの良い攻撃を展開(なお3rd & longは無理な模様).D#も3凡x2と最高の立ち上がり.10-0

2Q

 †ファルコンズ†のお目覚め.O#は3ドライブ全て3凡,トータル-10Yds.3rd Downからブリッツ→サック→パントの流れが2回.

 D#は2/2でTDを献上.プレー単位で終わってる訳ではありませんが,3rd Down conv. を6/6で全てフレッシュされるというクオリティの低さ.1本目ではTDでは3rd & 15, 3rd & 6, 3rd & 9, 3rd & 2を2本目では3rd & 2, 3rd & 5を更新されています.shortもlongも関係なし.10-14

3Q

 チャージャースのO#からスタート.相手TEエバレットがワイドオープンなのにパスをドロップしてくれたおかげでラッキーな3凡.返しのO#は"#76 RT カレブ・マクゲイリー"のペナルティ(後述)でTDが取り消されるものの,"#1 QB マーカス・マリオタ"がタイトウィンドウにパスをしっかり通しレッドゾーンへ.しかし,"#5 WR ドレイク・ロンドン"がファンブルというかカリル・マックにボールをもぎ取られてターンオーバー.

 そこから今度は"#27 S リッチー・グラント"がWRの弾いたボールをインターセプト.試合が徐々に慌ただしくなってきます.

 D#が作ったチャンスに十八番のランヘビーO#で応えます.復帰したパターソン様がLBを正面から吹き飛ばしてこの日2本目のTD.

 その後のD#にパントに抑えて"普通のチームなら"モメンタムが来るシチュエーションに.17-14

4Q

 3Qから続くファルコンズのドライブ,マリオタがエンドゾーンの"#8 TE カイル・ピッツ"へパスをヒットさせられず.さらに"#7 ヤンウェイ・クー"が50YdsのFGを失敗して香ばしくなってきます.絶好のフィールドポジションから始まったチャージャースのドライブはレッドゾーンまであっさり進まれますがなんとかFGに抑え?て同点で凌ぎます.17-17

 残り時間5:27というところで時間をたっぷり使ってTDをとれば勝てそうという展開.しかし,2Ydsラン→パス失敗→パス失敗で3凡.特に最初のパス失敗ではワイドオープンのピッツへのパスがオーバースローに(これはピッツにも若干の非あり).これが通っていればなあという思いはあるもののマリオタだからなあという諦めもあります.

ここでスコアできなかったことによって実質終戦.D#はチャージャースのO#に最後の最後で対応できず,サヨナラFGを蹴られて敗北.17-20

 ↓実はこんなプレーもありました.もしファルコンズがリカバーしていたらRBエケラーにとってはト○ド・ガ○リ○級のやらかしでしたが,結果的にリカバーした"#95 DE テイクアン・グラム"が再びファンブルロストしたので彼のやらかしということに.この試合で彼を責めるのは流石にナンセンスですが.

 

感想

 今年のファルコンズにはプレーオフの資格がないことがよくわかる試合でした.怪我人続出で戦力半減の相手ということもあり展開的にも勝つチャンスは十分ありましたが,細かいミスの積み重ねが最後のスコアに現れました.

 そろそろくどいと思われてそうですが,そろそろ"#4 QB デズモンド・リダー"を試してはと思います.ランゲームで試合は作れますし,もうマリオタの天井は見えているため,リダーへのスイッチが白旗の意思表示では決してないと思います.

 

オフェンス

パスO#

 もう何も感じなくなりました.いかにして3rd & longのパスシチュエーションを避けるかという状態になっています.

 マリオタのモビリティはライアンにはなかった武器ですが,走りながらのパスの精度が悪いのでスクランブル以外旨みを感じないのが実情.下の画像にもあるように,ディープは全く通る気配すらなし.3rd Downやレッドゾーンのパスは惜しくもない(多分投げ捨てではない)ものが多く,これでは流石に厳しい.

 ちなみに今週はピッツへのディープボムを多投しましたが,全て失敗.明らかなオーバースローなのでDPIもなし.Air Yardsは202Ydsとのこと笑

 2週間前から"#14 WR デミアー・バード"へのディープボムを使い始め,この変化自体は歓迎していましたが,40+air ydsのパスが1/8 1TD 2INTではやめた方が良いかもしれない笑

ランO#

 チャージャースのランD#のスタッツが悪いようですが,ランD#が悪い相手なら200Yds走れるというのは素直に感心してしまいました.

 "#84 コーダレル・パターソン"が戻ってきてスナップはパターソン39%, "#25 タイラー・アルジアー"が38%,"#42 ケイレブ・ハントリー"が21%となっています.

 パターソンは38YdsのTDが全く関係ないサイドのマクゲイリーのトリッピングで消されるという不運はありましたが,復帰早々2TDの活躍.彼なしでもランO#が回っていたので,復帰してどこまで良くなるのか疑問符でしたが,エンドゾーン手前での信頼感はやはりエース.

 一方,ここ数週で強烈なインパクトを残しているのがアルジアーです.この日はシーズンベストのパフォーマンス.44Ydsのビッグランがありましたが,それ抜きでも平均6.1Yds走っているので立派です.先週からレシーブでも貢献できているのもgood.

パターソン&アルジアー&ハントリーのRBトリオは地味ですが,リーグ有数のユニットかもしれない.

 

総括

 ランはパターソンの復帰によりパワーアップが期待できる一方で,パスはお察し.マリオタがパスを通せるドライブはスコアできるし,通せない場合はパントというわかりやすい状態になっています(それでもO#としてQBへの依存度はかなり低いです).これはマリオタが先発である以上はずっと変わらないだろうなあ.

 

ディフェンス

パスD#

 

 サックは安定のゼロ.

 QBハーバートのスタッツ自体は控えめ. 予想よりもショートパス中心でしたが,相手もレシーバーの主力がいないので理にはかなっていたと思います.

 "#26 CB アイゼア・オリバー "と"#27 S リッチー・グラント"はボールへの反応もタックリングもgood(当社比).

 CB控え組の"#34 ダレン・ホール"は存在感が皆無.97%のスナップに出ているにもかかわらず,そもそもBox scoreに名前が載ってないという不思議.とはいえ,PFFのグレードも悪くないですし,CBなのである程度シャットダウンしてるとも言えますが,逆サイドの"#22 CB コーネル・アームストロング"が結構厳しいのでその影響は大きそうです.

ランD#

 戦前はエケラーの爆発を危惧していたので,結果的には抑えてはいたと思います(当社比). パス43回に対してラン24回なので走られる比率が低かったのも事実ですが,LB陣やDB陣のボールキャリアへの集まりは普段よりは良かったと思います.

 

総括

 スタッツ的には(良くないけど)悲観するほど悪くはない訳ですが,要所で粘れないので印象が悪いです.特にに3rd & longでのブリッツが全然決まらないのは絶望度高いです.2Qでは(3rd & 15と1st & 25を含めて)全ての3rd Downをフレッシュされ,4Qは3rd Down conv.にすら漕ぎ着けられない,良いドライブとそうでないドライブの差が激しすぎます.

 

スペシャルチーム

 リターンは今日はなく,パントに関しては言うことなし.

 クーは50YdsのFGを失敗.結果的には勝敗に大きく響くミスになりました.K受難のチームもいる中で決して文句を言うのは贅沢ですが,去年一昨年と比べると精彩を欠いているのは間違いありませんね.

 

 

次戦への期待

 Week10はTNFでアウェーのパンサーズ(2勝7敗)戦.スケジューリングが雑な気がしないでもないですが,一応シーズン初にして唯一のプライムタイムゲームです.

 Week8はクレイジーな試合をした訳ですが,そのときの先発QBウォーカーは今週の前半でベンチに下げられています.後半から出場したメイフィールドが(ガベージタイムですが)良いスタッツを残しましたが,TNFはウォーカーが引き続き先発を務めるようです.

 2勝差はありますが,先週の試合の様子では実力差はそこまでないと思います.今年のTNFは塩分濃度の高い試合が多いですが,字面上は実力が拮抗した同地区戦なので"ストレスの溜まらない"好ゲームに期待したいと思います.

 

 

画像とか

www.espn.com

【MattyIce通信2022】Week8 vs パンサーズ

 低次元の死闘

 

 Week8はホームに同地区のパンサーズを迎えました.

 TNFでバッカニアーズが敗れて3勝5敗となったため,試合前の時点ではファルコンズは暫定地区首位(笑)になりました.

 一方で,対戦相手のパンサーズはWeek7終了時点で現在2勝5敗.しかし,パンサーズがこの試合でファルコンズに勝つと3勝5敗となり,さらに同地区対決の戦績でパンサーズが地区首位に浮上するという奇妙な構図.つまるところ首位攻防戦(笑)です.

 

 怪我人情報ですが,スターターでは"#24 CB A.J. テレル"と"#32 S ジェイリン・ホーキンス"がアウト.DB陣は陣は完全に野戦病院となっています.

 パンサーズの方はRBハバードがアウトでランは先週118Yds走ったフォアマン一本になりそうな雰囲気.ファルコンズと比べれば故障者は少なめですが,マキャフリーとアンダーソンの移籍でO#の頭数が足りていない気もします.ファルコンズのD#も大概終わってますが,流石に大量失点することはないと信じたい.

 

試合振り返り

1Q

 開始2プレー目で"#1 QB マーカス・マリオタ"の"#14 WR デミアー・バード"へのロングボムがインターセプト

両チーム攻守にこれといった見せ場はなく,得点はパンサーズのFGのみ.ファルコンズインターセプトの後はパント2回.0-3

 

2Q

 2Q開始直後に"#8 TE カイル・ピッツ"のTDで逆転.しかし,直後のD#ではパンサーズRBフォアマンを止められずにあっさりTDを献上.

 O#はイマイチ調子が上がなかったものの,前半終了間際に"#9 OLB ロレンゾ・カーター"のピック6により再逆転.

 内容的にはファルコンズ45パンサーズ55くらいの内容でしたが,運よくリードして前半を終えます.14-10

 

3Q

 3Qに入ってもがっぷり四つの展開.ファルコンズO#はパントとTDが1回ずつ.後者のドライブでは,ラン中心で"#8 TE カイル・ピッツ"と"#5 WR ドレイク・ロンドン"を効果的に使いながらというドライブで,最後は"#25 RB タイラー・アルジアー"へのスクリーンが綺麗に決まりました.今シーズン全体で見ても内容の良いドライブでした.

 D#はパント1回FG1回.FGは敵陣での3rd Downから33Ydsのパスを通されたのが効いており,D#ギリギリ踏ん張れていました.21-13

 

4Q

 ここから試合が荒れ始めます.3Qから続くパンサーズのドライブ,テレルの控え"#22 CB コーネル・アームストロング"がWRムーアを止められず一気に自陣まで進まれます.その後,4th & Goalまで粘りますが最後は止められずパンサーズTD.2ptも成功して同点に追いつかれます.

 ここからファルコンズFG→パンサーズTD→ファルコンズTDと点を取り合い,31-28でリードした状況で2minに入ります.例年ならここから逆転されるのがいつものパターンですが,敵陣25Yds,3rd & 9で"#54 LB ラシャーン・エバンス"が値千金のサック.その後の4th Downコンバージョンも(ギリギリでしたが)止め,敵陣でのターンオーバーを奪ってそこからFGで6点差に.

 残り36秒,TOなしという状況で"普通のチームなら"ほぼ勝利を確信する状況.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい?

 0.01%でも負け筋を回収する,まさかの"ファルコニング"発動です......

 残り時間12秒,TO1つという状況はマリオタではあまりにも厳しい条件です.このまま,敗北を確信していたところで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んん!??

 Week7までXP成功率100%だったパンサーズのKピニエイロがまさかのミス.TD後のDJムーアがアンスポーツマンライク・コンダクトによる15Yds罰退が効いたか.

 ということで試合は思わぬ形でOTへ.

 

OT

 ファルコンズが先攻.P.J.ウォーカーがイケイケの状態だったので,サイドラインに押しつけたまま試合を終わらせたいところでしたが......

 マリオタがこの日2つ目のインターセプト.しかも1本目とほとんど同じ状況.INT後のリターンで20Yds付近まで戻されてほぼ終戦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.........

 

 我々は夜更かしして何を見せられているのだろうか.リアルタイムで観戦しているときは勝ち負けどうでも良いからさっさと終われとずっと思ってました.

 突然舞い込んできたチャンスにマリオタが奮起します.リードオプションから30Ydsのビッグランで一気にFGレンジへ.

 そして最後は"#7 K ヤンウェイ・クー"が41YdsのFGを成功させて勝利.

 

 

感想

 疲れました.

 

オフェンス

パスO#

 個人的にはマリオタのパフォーマンスは今シーズンでも1,2の出来だったと思います.特に,プレッシャー下やプレーが崩れた場面でも,辛抱強くレシーバーを探して投げ切って通すということができた点が良かったです.こういった身体能力を生かすプレーはライアンではできなかったことなので,マリオタの良さが出せたと言えるでしょう.

 インターセプトも2つありましたが,2本ともバードへのロングパスでした.ターンオーバー自体は良くないですが,ディープのアテンプトが増えるのは歓迎ですし,レッドゾーンでのファンブルとかよりは全然マシです.

 そして,上で名前の挙がったバードは先週から出番増加.4Qには持ち味のスピードを生かして2試合連続のTD.彼がディープでのメインターゲットとして加わったことでパスO#がより活性化することに期待.

 

 ピッツは2試合連続のTDを含む80Ydsの活躍.マリオタがしっかりしてればこれくらいは平常運転です.

 

ランO#

 ランではビッグゲインもあった"#42 RB ケイレブ・ハントリー"がシーズンベストの91Yds.一方の"#25 RB タイラー・アルジアー"は3rec,46Yds,1TDとパス方面で貢献.2人とも知名度はありませんがよく頑張っています.

 

総括

 マリオタがパスを通せるとやはり得点できますね.ピッツの2試合連続TD,バードという新たなターゲットの登場,そして次戦からはおそらく"#84 RB コーダレル・パターソン"が復帰するのでO#自体ポジティブな要素は多いです.

 4勝4敗ですが地区首位になってしまったので,ここからByeまで全敗とかでない限りは"#4 QB デズモンド・リダー"の登場の可能性は低いかなと思います.個人的には1日でも首位に立てただけ満足なのでもうリダーで良いんですけどね...(敗北者のメンタリティ)

 

ディフェンス

パスD#

 P.J. ウォーカーのスタッツは前半は6/15 67Yds 0TD/0INT,後半(とOT)は13/21 250Yds 1TD.パスの精度がイマイチだったのに加えてパスディフェンド(PD)が7つもあり,普段のように成功率7-8割ということはありませんでした.

 317Yds投げられていますが,ヘイルメリーの62Ydsを除けばまあ妥当なスタッツかと思います."#34 CB ダレン・ホール","#22 CB コーネル・アームストロング"という控えCBコンビでしたが,特にアームストロングは狙われていましたね.やられる場面も多かったですが,びたびたカバーからのPDもあったので控えの仕事としてはギリギリ合格点かなといったところ.

 

ランD#

 Week7まで試合あたりのラン平均喪失Ydsは"上から"リーグ5位でしたが,相手のO#の平均キャリー数が5番目に少なく,1キャリー当たりの喪失Ydsは上から14位と平均的なので別にランD#が強いというわけではないのが実情.

 結局この試合では(P.J. ウォーカーの前半ラストプレーを除くと)150Yds近く走られており,「走ればある程度はゲインできる」状態.とはいえビッグゲインを許す場面は多くなく,しっかり止められている(当社比)場面もあったので思ったよりスタッツ伸びたなーという印象.ネガティブYdsだったりノーゲインのプレーがなかったのが効いてそうです.

 

総括

 ラン,パス,得点全てでリーグで下から数えた方が早いパンサーズO#相手にトータル478Yds,34失点(実際は38)はかなり厳しいです.ドライブの中でよく止めた(当社比)場面があってもその後の2nd & Long をパス1本でフレッシュされたり,3rd Downで長いのを通されたりと本当に止めるべき場面で粘り切れていません.非常にストレスフルな内容です.

 ちなみに8試合を終えてTFLは27回/8試合は29位(試合換算では31位),Yards per play 6.3Ydsは31位(直近3試合では6.9Ydsで最下位),相手O#1st Down獲得数31位,3rd Down コンバージョン被成功率30位,D# EPA/Play 31位とのこと.ターンオーバーで誤魔化されていたファルコンズD#もいよいよ本領発揮です.

 

スペシャルチーム

 リターナー,キッカー,パンターは盤石です.

 特にクーはXP含めて7/7と圧倒的な安定感を発揮.週間MVPもあるのではないでしょうか.

 

次戦への期待

 現在十数連敗中の貯金チャレンジの相手はチャージャース戦(4勝3敗).チャージャースはオールインのシーズンながら怪我人続出で苦戦している印象.それでも勝ち越しているのでなんだかんだ自力は高そうです.離脱中の主力組もシーズン後半に戻って来れる可能性を考えると,プレーオフに向けてファルコンズには絶対に負けられない状況だと思います.

 主力ではWRマイク・ウィリアムスがアウト,WRキーナン・アレンとWRジョシュア・パーマーはBye明けで出れるか否かというところでレシーバーの状態が万全ではないようです.こちらもDB陣が死んでいるので,QBがハーバートな分向こうが有利かなといったところ(アレンやパーマーが万全なら普通に終わり).

 一方でファルコンズO#はマリオタがパスを通せるかにかかっています.通せなかったらスコアできないので負けです(それならそれでリダーが近づくので良いというのは内緒).

 厳しい戦いにはなると思いますが,仮に勝ってしまうと貯金を持った状態でパンサーズ→ベアーズ→コマンダーズ→スティーラーズと勝率5割以下のチームとの対戦が続くのでひょっとするとひょっとするかもしれません.NFLはそこまで甘くないと思いますが.

 

画像とか

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【MattyIce通信2022】Week7 vs @ベンガルズ

 まあ,こんなもんでしょう

 

 Week7はベンガルズのホームへ.

 何故かファルコンズは3勝3敗なのでもし勝てば2017年以来の貯金生活ということになります.ちなみに貯金チャレンジは11連敗中らしい.

 ベンガルズは攻守にバランスの取れたチームですが,特にQBバローとWRチェイス,ボイド,ヒギンズを擁するパスO#はリーグ屈指の陣容です.一応National Tight End Dayということで元ファルコンズのTEハーストも要警戒.

 そのため,ファルコンズD#の中では大崩れすることの少ないDB陣には期待したいところですが,"#29 CB ケイシー・ヘイワード"がIR入り,さらに"#37 CB ディー・アルフォード"も欠場ということで純粋に枚数が足りない可能性.2年目の"#34 CB ダレン・ホール"と先週復帰した"#26 CB アイゼア・オリバー"あたりでどこまで穴埋めできるかというところ.前者は厳しいだろうなあ......

 

試合振り返り

1Q

 キックオフから4プレー目にWRボイドに縦をぶち抜かれて60YdsのTDを献上."#27 S リッチー・グラント"が転んでボイドが独走する形になったが,おそらく転んでなくてもTDされていたでしょう.さらに追い討ちをかけるように"#24 CB A.J. テレル"がハムストリングの故障でoutに.両先発CBがいなくなった中で,ベンガルズのWR陣を止められるはずもなく何も止められない状態に.O#は一切見所なし.0-14

 

2Q

 1Qから続くベンガルズのドライブ,WRチェイスに素晴らしいパスをヒットされてまたもやTD.止められるビジョン一切なし.0-21

 3ポゼ差まで離されてようやくこちらのO#にもエンジンがかかります.「ランと最低限のショートパス中心」といういつものスタイルで1本返します.ルーキー"#25 RB タイラー・アルジアー"はキャリは初のTD.おめでとう!7-21

 返しのD#では2サックでるも2nd / 3rd & Longをいとも容易くフレッシュされ,息をするようにTDを献上.7-28

 その後,"#1 QB マーカス・マリオタ"が"#14 WR デミアー・バード"へロングパスをヒットさせて75YdsのTD.14-28

 その後は"#35 RB エイブリー・ウィリアムス"の素晴らしいパントリターンが飛び出しFGを決めて前半終了.17-28

 

3Q

 2Qの追い上げで,ハイスコアリングゲームを一瞬期待しましたが,いきなり3凡.D#はテレルの代役"#22 CB コーネル・アームストロング"のパスブレイクによって4th Downを止め,モメンタムがこちらに来そうでしたが,その返しのO#も3凡.

 この後の見せ場はルーキー"#51 OLB ディアンジェロ・マローン"がキャリア初サックを記録したことくらい.17-35

 

4Q

 なんと両チームでドライブ1本ずつ笑.ファルコンズは9プレー23Ydsという渋い内容でパント.そこから残り8分をベンガルズに使い切られてそのまま試合終了です.

 

感想

 清々しいくらいにボコられました.

 戦前は「前半にD#が最低2回ターンオーバーを決めてこちらが先行する形」しか勝算はないと踏んでいましたが,1Qから4ドライブ連続でTDを献上しているようでは流石に無理でした.言い訳が立つとすればテレルとヘイワードという先発CB2枚の不在でしょうが,この試合のO#の出来を考えると2人が健在でも難しかったでしょうね.

 正直なところ実力差通りの結果だと思います.先週の記事で「早いところ大量失点して現実に向き合いたいという気持ちです笑」と書きましたが早くも実現しました.

 しかし,「マリオタがマリオタであること」「D#が終わっていること」は開幕前から既にわかっていたことなのでこの敗戦に対してショックという気持ちはありません.何度も述べていますが,これまでが幸運でした.

 

オフェンス

パスO#

 パスO#に惚れてファルコンズファンになった身としてはこの惨状は辛いものがあります.

 トータルで124Yds.これでもライアン時代の半分くらいですが,バードの75Ydsを除くとたったの49Yds.そもそもアテンプトが13って......

 "#8 TE カイル・ピッツ"と"#5 WR ドレイク・ロンドン"がいるのに何故?というのは皆が思っていることです.それでも,3ポゼ差の場面でラン中心のO#を展開せざるを得ないくらいにはマリオタのパスは信頼されていないのでしょう.マリオタはクリーンポケットでもスクランブルしてしまうくらいパスに消極的なQBなので素人目で見てもコールし辛いのはわかります.しかもスクランブルの判断も別に良くないという.パスプロも決して悪くないので(タックルがお漏らしする場面が2回ほどありましたが)言い訳にはできません.どうすんだこれ

 ハンドオフマシーンやるならもはやQBがマリオタである必然性は一切ないので,"#4 QB デズモンド・リダー"を早く出して欲しいところ.頼みますアーサースミス.

 

ランO#

 ラン107YdsはWeek2の90Ydsに次いで2番目に悪い数字.ただこの試合に関してはランゲームには責任はありません.

 "#25 RB タイラー・アルジアー"と"#42 RB ケイレブ・ハントリー"はこれまではスナップを均等に分け合っていましたが,この試合はアルジアー中心.ビッグゲインこそありませんでしたがキャリア初TDを記録.首脳陣はきっとアルジアーの方が期待できると考えているのでしょう.私もそう思います.

 

総括

 極端なランヘビー+マリオタが信頼されていないため,O#の選択肢が狭まっている印象.バードのTDは奇策のようなものなので,実際O#の力だけでTDを奪ったのはたったの1回です.それ以外は全てパント.シーズンも中盤に入り,ここからの対戦相手はさらに厚いラン対策を敷いてくると予想される中,アーサー・スミスはどうするつもりなのかは非常に興味深いところです.個人的にはもう道は「マリオタのパスをもう一度信じるか」と「リダーに賭けるか」かの2つしか残ってないと思うのですが.(リダー出せ)

 

ディフェンス

パスD#

 OTでもガベージタイムでもなく,500Yds近くパスを投げられかつ成功率80%以上の時点は何も褒められるところはありません.

 QBバローはWeek7の週間MVP確定ですね.おめでとうございます.

 テレルとヘイワードがいないと481Ydsも投げられるんだなというのが素直な感想(二人が健在でも300Yds以上は投げられたと思いますが).代役のホールとアームストロングは想像していたよりは悪くないパフォーマンスでしたが,相手WRが何枚も上手でした.

 

ランD#

 この試合はパスD#が完全崩壊していたので,評価するのが難しいです.実際,前半はランが5car, 16Ydsの一方でパスは21/25, 345Yds, 3TDとそもそもラン必要ない状態でしたし,後半のランも3ポゼ差での時間潰しだったのでこのスタッツで「ラン止めてたよね」とは流石に言えませんね.

 

気になったポイント

 上で述べた通り前の試合後にヘイワードがIR入り.この試合でテレルがハムストリングを負傷.テレルに関しては前の試合も途中でサイドラインに下がっているので長引かないか不安なところです.さらに試合終盤では"#32 S ジェイリン・ホーキンス"も頭の負傷で試合を離れています.控えでもアルフォードがハムストリングで欠場だったのに加え,"#28 CB マイク・フォード"もパントの際に負傷しています.

 Sは仮にホーキンスが離脱しても昨年先発だった"#23 S エリック・ハリス"がいるのでまだ耐えていますが,CBに関してはホールとアームストロングでは心許ないのに加えてデプスも痛んでいるので,ゼロパスラッシュと相まってパスD#が完全崩壊する可能性もあります.

  • 何の意味もないサック

 この試合,ファルコンズにしては珍しく3サックを記録.サックまでいかなくともパスラッシュがかかる場面は普段と比べれば多かったです(まあそれでも0が0.1になる程度の違いですが).問題はその後で,3Qは1ドライブ中に2度もサックがあったにもかかわらず,

1回目("#97 DT グレイディ・ジャレット"):2nd & 16 → パス2本でフレッシュ

2回目("#9 OLB ロレンゾ・カーター"):2nd & 19 → パス1本でフレッシュ

と全く効果なく結局TDまで持っていかれました.ダンクイン体制のときからそうでしたが,こういう"勝負勘"みたいなものってなかなか身に付かないんですねえ(溜息)

 

総括

 トータル534Yds,3rd Down成功率 7/11,Yds/Play 8.1Ydsとボッコボコ.決して下振れとかではなくこれが現実です.優秀なパサー相手かつテレルの故障が長引くようであれば,しばらくこの惨状が続くと思います.ここからアジャストできるだけのタレントレベルがないので......涙

 

スペシャルチーム

 リターナーのエイブリーは開幕から安定したリターンを見せていましたが,この試合では今季初のビッグゲイン.プロボウル選出のためにももっと知名度上がれ!

 KとPは問題ないので特にコメント無し!

 

次戦への期待

 Week8はホームでのパンサーズ戦(2勝5敗).パンサーズはHCの解任やマキャフリーというスーパースターのトレードなど完全に再建モードに突入しており,珍しく下馬評はファルコンズ有利.と思いきやWeek7ではバッカニアーズ相手に21-3で快勝し,ファルコンズの惨状込みで正直分からない勝負になっています.

 パンサーズは(パス)O#が特に苦戦していたようで,パスD#が崩壊しつつあるファルコンズとは逆矛盾対決になります.Week7で先発したQBウォーカーの調子は良さそうなので,テレルが欠場となるとやや向こうに分があるかもしれません.とはいえベンガルズと比べればWRのグレードは落ちるので,控えのホールやアームストロングが出ることになった場合もある程度頑張ってくれると信じたい.同地区対決ということもあり,1ポゼ以内の競った試合になるのではと予想しています.

 あとはリダーが出てくるか否かという点にも注目.ここから先はランのみでは勝てません.無茶投げINTを覚悟してもリダーを使うのか,ネガティブだけど経験のあるマリオタでいくのか,アーサースミスには早いところ声明を出して欲しいですね.

 

画像とか

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【MattyIce通信2022】Week6 vs 49ers

 ランザボール!

 

 Week6は赤ヘル&スローバックジャージに身を包み,49ersをホームに迎え撃ちます.

 49ersは先週まででリーグNo.1のD#を誇っていましたが,今週はDLアームステッド,DLボサ,Sウォード,DTキンロウ,CBモウズリー,LBアルシャイアとスターターの大半が怪我でアウト.ランO#が絶好調のファルコンズ的には,ある程度スコアして1ポゼッション差くらいの勝負に持ち込みたいところ.

 D#の方は"#3 LB マイカル・ウォーカー"と"#92 OLB アデトクンボ・オグンデジ"がアウト.彼らの代役は"#44 LB トロイ・アンダーセン"と"#47 OLB アーノルド・エビケティ"の2巡ルーキーコンビが務めます.ウォーカーもオグンデジも現状ポジション1番手ではありますが,そこまで高い壁でもないのでアンダーセンとエビケティには何かしらインパクトを残してほしいところ.

 また,"#26 CB アイゼア・オリバー"がIRから復帰.昨年は怪我で出場はわずかでしたが,良いパフォーマンスを見せていたので,"#37 CB ディー・アルフォード"とNBの枠を競争することになりそうです.

 

試合振り返り

1Q

 ファルコンズのレシーブでキックオフ.O#はこれまで通りラン中心で展開しますが,"#1 QB マーカス・マリオタ"から"#17 WR オラミデ・ザキーエス"のパスでロングゲインが飛び出し一気に敵陣へ.レッドゾーンではPSから昇格した“#85 TE マイコール・プルイット”がTDレシーブ.

 その後1回ずつパントを蹴り合って,49ersのO#."#54 LB ラシャーン・エバンス"のファンブルフォースを"#24 CB A.J. テレル"がリカバー.テレルはエンドゾーンファンブルしてしまいますが,それを"#32 S ジェイリン・ホーキンス"がリカバーして結局TDに.ドン引きするほど良い立ち上がりで14-0とリード.

2Q

 1Q終盤からの49ersのO#.予想通りショートパスからのランアフターキャッチ(RAC)を全く止められず息をするようにTDを献上.返しのO#も3&outでパント,さらにそのパントで"#12 WR カダレル・ホッジ"のミスタックルから35Ydsのビッグリターンを許してしまいます.そして再び息をするようにTDをとられて14点差が一瞬にして消滅.

 モメンタムを手放さないためにもなんとかスコアしたい直後のO#,"#76 RT カレブ・マクゲイリー"のお漏らしでサック献上.パスが弱いファルコンズにとって3nd&13という苦しい状況でしたが,マリオタが脚で魅せてフレッシュ.ここから"#5 WR ドレイク・ロンドン"へのパスやら"#42 RB ケイレブ・ハントリー" のナイスランやらでレッドゾーンまで進み,最後はマリオタ自らの脚でTD.再びリードを奪います.

 前半最後の49ersのO#では復帰したオリバーがインターセプト.まさかのリードした状況で折り返します.21-14 

3Q

 49ersはキャッチアップの展開でミドル-ロングのパスをぶん投げてきましたが,レシーバーのドロップに救われてなんとかパントで凌ぎます.一方,ファルコンズO#は相変わらずのラン偏重で時間を使いながらじわりじわりと敵陣へ. そして残り8:49,敵陣7Yds,3rd&3の場面で"#8 TE カイル・ピッツ"に全人類待望のTD!アメリカでは初!

再びリードを2ポゼ差に広げます.

4Q

 セーフティリードという概念が存在しないのがファルコンズですが,この日は14点差は十分なものでした.4Q開始早々49ersのQBガロッポロのやや上に逸れたパスをホーキンスがインターセプト

 

その後はO#がランで効果的に時間を潰し,"#13 P ブラッドリー・ピニオン"の1Ydsに落とす神パントにも助けられ,D#が最後の最後で要所を締めて勝利.

 

感想

 31-14くらいで負けると思っていたのでビックリです.49ersD#の故障者の影響が大きいのは勿論ですが,その中で点の取り合いを制したのも事実です.

 戦前はラン(RAC)をしっかり出せる49ersにポゼッションされ,ずるずる点差を離されていく負けパターンを想定していました.しかし,運良くターンオーバーが絡んだことでファルコンズが先行する展開になったため,49ers側にキャッチアップを押し付けることができました.ランに強みのあるこちらにとってこの展開は有り難かったです(特に後半).また,49ersのレシーバーのドロップにもかなり助けられました.

 総じて,ファルコンズ側はすべきことを実行できていたのに対し,49ersはそれができなかった差がそのまま勝負を分けました.今のファルコンズは「ミスして勝てるほど優しいチーム」では決してないようです.

 

オフェンス

パスO#

 マリオタは文句なしでシーズンベストのパフォーマンス.ラッシングTD込みでトータル3TD.直近2試合は「パス精度が不安定だったこと」と「ランがよく出たこと」でパスを投げる場面が激減していました.その中で「試合を壊さず最低限のパスを通す」という今のO#における彼の役割をしっかり理解し遂行できたと思います.

 レシーバー陣もスタッツは伸びていませんが,1つ1つのレシーブは非常に貢献度の高いものだったと思います.ピッツにもようやくTDが飛び出したので,ここからレッドゾーンO#での爆発に期待したいです."#89 WR ブライアン・エドワーズ"や"#12 WR カダレル・ホッジ"は特に何もしていませんが,ランヘビーなO#なので今シーズンはピッツ,ロンドン,ザキーエスの3枚にたまにブロッキングTEを添えるくらいでパスO#は回せそう.

 PS上がりのプルイットはTDレシーブ抜きでも良い感じです.今日はTE3のファークサーがインアクティブだったので,ここの序列は入れ替わるかも. 

 

ランO#

 今年のランO#は本物です.ランブロックが良いので,RBのレベルへの依存度は比較的低いですが,"#25 RB タイラー・アルジアー"と"#42 RB ケイレブ・ハントリー"は倒れ方が上手いのか,スクリメージライン上あるいはその手前でコンタクトを受けてもネガティブヤードやノーゲインになることが少ないのが素晴らしい.去年までのようにノーゲインランx2から3rd&ロングで苦しむことがないのでO#にテンポが生まれていますし,たまに投げるパスも非常に生産性が高いです.

 マリオタのランもシーズンでベスト.スクランブルの判断も絶妙でしたね.

 

総括

 これまで通りランを出せましたし,この試合は特にマリオタが落ち着いてパスを通せていたのでしっかり得点することができました.3rd Downコンバージョンは9/14も優秀な数字です.ここ何試合かのパフォーマンスを受けてマリオタのパスへの依存度を極限まで減らした上で,それでも回るO#を構築している辺りはアーサー・スミスの有能さが伺えます.

 

ディフェンス

パスD#

  繰り返しになりますが,ファルコンズが先行する展開だったので49ersはパス多め.ガロッポロの296Ydsは今シーズン最多です.レシーバーが長いのを2本ドロップしていたので,それがなければ350Ydsくらいはいってたかも.

 エースCBのテレルはこの試合も苦戦.今年はTDを献上する場面が去年と比べて圧倒的に多く,Above averageくらいのCBになってしまった感じ.さらに試合の途中ではハムストリングを痛めてサイドラインに.代わりに出場した"#34 CB ダレン・ホール"はアイユークへのロングボムのパスブレークアップがあり,4QのINTの際のカバーも良かったです.ただ,それだけ投げられているということは穴と見られているということですし,他の試合では基本やられているので,テレルの故障が長引けばパスD#はちょっと危険かもしれません.

 また,この試合で復帰したオリバーも試合途中で負傷,"#29 CB ケイシー・ヘイワード"を傷んでサイドラインに下がる場面(途中で戻った)があり,CB陣の健康状態が怪しくなってきています.

 サックは勿論ゼロ,ガロッポロのパス成功率も70%越え.

 

ランD#

 止まっていた印象がないのでスタッツを見て驚きました.スタッツは良いですが,大体RACでゲインされまくっているので先週に比べて改善された!と判断するのは早いでしょう.ただ,試合を通してランでのロングゲインを出されなかったことは高評価.

 残念なのが"#95 DE テイクアン・グラム"が膝を負傷したこと.今シーズンは先発定着が期待できそうなパフォーマンスだったので,とりあえず大事にならないことを祈ります.

 

気になったポイント
  • 2巡ルーキーコンビの結果は?

 記事冒頭で述べたアンダーセンとエビケティはそれぞれ100%,82%のスナップ率でした.アンダーセンはこの試合のタックル数(トータル13,ソロ7)はチームトップでしたが,ボールキャリアへの反応の遅さ,タックルの精度はまだまだ伸び代です.この試合欠場したウォーカーも別段活躍しているわけではありませんが,個人的にはまだウォーカーが先発かなと思います.ちなみにスペシャルチームでの貢献が素晴らしいです.

 エビケティはPFFではD#ではチーム2番目の評価.スナップ数もそこそこなので参考記録ではなさそうです.シーズンのQBプレッシャーはルーキーの中で3位とのこと.この試合もパスラッシュで惜しい場面は何度かありました.サック数のようなわかりやすいスタッツは伴っていませんが,この調子でオグンデジから先発を奪って欲しい.

 

総括

 この試合も数字のトリック有り.14失点はD#の頑張りというよりはむしろ試合展開に起因するものです.3度(有効なのは2つ)ターンオーバーは素晴らしかったですが,毎試合出るものでもないので,これでポジるのは厳禁.持ち上げられてから落とされるのは辛いので,早いところ大量失点して現実に向き合いたいという気持ちです笑.

 

スペシャルチーム

 STは文句なし.ピニオンは1Ydsに落とす神パントあり.

 "#35 RB エイブリー・ウィリアムス"はリターンTDのような派手なプレーはまだありませんが,パントリターンの平均Ydsがなんとリーグ1位!ファルコンズということもあり,地味目な選手ですが,この調子ならプロボウル選出も射程圏内です.

 

【余談】ライアン,通算パス獲得Ydsでダンマリーノを抜き歴代7位に!!!

 ライアンはWeek2で完封負けを喫したジャガース相手に42/58, 389Yds, 3TD, 0INTと会心のパフォーマンス.テイラーとハインズという主力RB2人を欠く中でパスを投げまくり,パス成功数42はなんとキャリアハイかつフランチャイズ記録!

 試合の方も4Q終盤でルーキーWRピアースにTDパスを決めてGame Winning Drive(GWD)を完遂.今シーズン3勝目をあげ本人にとって久しぶりの貯金生活です.

 今シーズンずっと苦戦していたパスプロもこの試合は比較的安定していましたし,ライアンもプレッシャーに慣れてきたように見えます.

 この調子でコルツも地区優勝に向けて頑張って欲しいです!

 

次戦への期待

 次戦はアウェーのベンガルズ(3勝3敗)です.ベンガルズについてあまり詳しくはありませんが,攻守にプレイメイカーが揃っており戦力は充実している印象です.しかし,今シーズンは格上相手でも格下相手でも良い勝負をしているっぽいのでファルコンズも(ベストメンバーならば)20-27くらいの試合はできると思っています.個人的にはカレッジ時代にボロ負けしたWRチェイス相手にテレルがリベンジできるかに注目しています.

 可能性は低いと思いますが,この試合に勝ってしまうようだと本格的なプレーオフ争いの始まりです.個人的には実力以上の結果が出ていると思っているので,そろそろファンの目を覚ます試合をして欲しいところ.それが「これまで運が良かっただけ」に転んでも「今年は本当に強い」に転んでもどっちもOKです.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リダー「あれ、俺の出番は?」

 

 

 

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