自己満足の殿堂

NO FALCONS, NO LIFE

【MattyIce通信2020】Week15 vsバッカニアーズ

悪夢再び

 

 ついにTBもといTB12との対戦.フランチャイズとして一度も勝ったことがなく(この試合の前まで0勝6敗),彼が引退する前に死んでも勝利をもぎ取りたいところ.

 しかし,この日もエースWRフリオ・ジョーンズが欠場,さらにDBのリカルド・アレン,ダクエズ・デナードといった主力も欠場し強力なTBのパスO#に破壊されるのではないかという戦前の予想でした.

 

試合の感想

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 今シーズン何度目かわからない"Falconing"発動.

 前半は17-0,D#はトータル60Ydsしか許さないほぼ完璧な内容.ライアンのやや危険なスローもINTにはならず,運も味方しているように思えました.

 しかし,後半は相手のO#に完全にアジャストされ,31失点.こちらのO#は後半最初のドライブこそ悪くありませんでしたが,4Qの結果的にFGとなったドライブでTDが取れなかったのが決め手になったと思います.敵ながら最高のプレーでした.

 初めてビハインドで迎えた4Q2:44のドライブで手も足も出ず.こういうところがファルコンズ.結局,17-0から何事もないかのように逆転負けを喫しました.15点差以上の逆転負けは今シーズン3度目.そろそろ4Q専門のコーディネーターでも採用した方が良さそう.悔しさが倍増するだけなので負けるなら普通に負けてくれ.

 

オフェンス

 前半は準備してきたことは実行できていたと思います.ファルコンズのプレー割合はWeek14までで大体パス6ラン4でしたが,この試合は約8割がパスプレーでした.これはランO#が次第に崩壊していることもありますが,WRカルビン・リドリー,ラッセル・ゲイジを中心に多彩なレシーバーに投げ分けることでフリオの不在をカバーしつつ,ライアンの良さ生かすという目論見だったと思います.実際,終盤までは割と上手くいっており,普段のパスO#の窮屈さはなかったと思います.

 また,知らない間にレッドゾーンO#がリーグワースト2位になっていたみたいですが,2/3としっかり決めることができたのではないかと思います.欲を言えば前半で21-0にしておきたかったですが.

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 後半も最初のドライブは前半のパスヘビーがまだ通用しており,追い上げられる中でモメンタムをしっかりキープする流れに思えました.(ちなみにこれはカウボーイズ戦と全く同じ流れです)

 

 しかし,それ以降は相手の追い上げの勢いに飲まれ,明らかに焦りが出ていました.

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↑ミスではないかもしれませんが,取って欲しかったなあ.

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↑これは明らかなミスコミュニケーション.

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 ミス自体は仕方ありませんが,起こるタイミングが悪い.3Qから4Qにかけての2連続パントで相手は完全に勝てるムードになっていたと思います.

 

 とはいえ,レシーバー陣は素晴らしいパフォーマンスだったと思います.リドリーは10rec, 163Yds, 1TDと完全にエースの働き.100Ydsゲームは7試合となりこれはリーグ最多だそう.また,ゲイジも5rec, 68Yds, 1TDとまずまずの内容でした.

 問題はやはりランO#.ガーリーとヒルで合計6キャリーで-3Yds.論外.イトー・スミスは相変わらず無難にやってくれていますが,ランO#全体のタレントレベルは全く足りていません.この試合のようなパスでしか進めない状態ではやはり終盤に限界が来ますし,最近のファルコンズの傾向的にそれは確実に逆転負けにつながります.下の二人とはおさらばした上でドラフト上位でRB1となれる選手の指名はマストでしょう.

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 ガーリーはかなり深刻なレベルまで来ています.ランはWeek7以降8試合で平均2.61Yds,スナップ数もどんどん減少しています.また,パスブロックでも大きなミスをするなど前半とは完全に別人,下手したら去年のフリーマン以下まであります.

 試合翌日にはどうやらデプスに変更があったようでRB1がスミス,RB2がガーリー,RB3がヒルとなりました.まあ妥当でしょう.

 

 TE陣はハーストにWeek6以来のTDレシーブ,ストッカーも奇跡のレシーブがありました.また,3番手ジェイデン・グラムの存在感が出始めているのも良い傾向だと思います.

 

 全体としてはパスヘビー&ラン壊滅という去年の状態に逆戻り.シーズン序盤はランの比重を増やして地上戦もリーグ平均くらいにはできていましたが,結局振り出しに戻った感があります.パス重視自体は個人的には良いと思うのですが,後者が重症すぎて4Q戦い抜くのがかなり厳しい状況です.

 

ディフェンス

 前半は60Ydsに抑え,ブリッツも思うように決まり,無失点と最高の立ち上がりでした.ただ,よく守れてはいましたが,TB側がショートパス中心で慎重すぎたという気もしています.素人の私からすれば,エバンスにふんわりを投げ続けられるだけで崩壊されられると思っていたので.

 しかし,後半は完全に開幕直後のファルコンズD#でした.試合展開的に,TB側はパス中心のO#を展開するのは自然な流れですが,パスD#が下から2位のファルコンズはこれをわかっていても全く止められません.なので前半から同じことをされていたら一方的な試合になっていた可能性も十分あります.エバンスはルーキーのテレルでは歯が立たず,7tgt, 6rec, 110Yds.ブレイディは後半だけで21/29, 320Yds, 2TDと大暴れ.1プレー平均10Yds近く進まれていたので,投げるだけで1stDownという完全にお手上げな状態でした.

 また,試合序盤はなかったペナルティが終盤で出始めたというのも試合運びの下手さが出たのかなと思います.

 

  

スペシャルチーム

 クーちゃんはオールプロに一歩前進.さらにこの試合で今シーズンのFG成功数が35となりフランチャイズ記録に.FGが多いのは必ずしもO#としては良いことではないかもしれませんが,こういう時期にしっかり結果を残してくれたのは嬉しいです.

 

ライアンのパフォーマンス

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  スタッツ自体は久々に見れる数字が並んでいますが,それで負けるというのが最近のライアンらしいといえばらしい涙.ここ最近50%前後を彷徨っていた成功率は7割近くを記録しましたが,TBのパスD#の被成功率がかなり悪かったのでそれは想定内です.危うくINTというパスは何本かありましたが,全体的にレシーバーとの息はぴったりだったと思います.FBキース・スミス,TEルーク・ストッカーといったレシーバー陣からビッグゲインが生まれることも多く,投げ分けという観点で見れば今シーズンベストだと思います.11人へのパス成功はキャリアハイです.

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また,先週の記事で「現状のO#ではPA中心で10-20Ydsのゾーンを広く使うのが一番良さそう」と書きましたが,PAではありませんがスクリメージから10-20Ydsというレシーバー陣のホットゾーンは上手く使えていたと思います.

 

 また,記録系に関しては通算パスTD数が単独歴代10位になりました.来シーズン中にはイーライ・マニングを抜いてトップ10入りできるはずです.

 あと,地味にこの試合で10年連続パス4,000Ydsを達成.私の記憶が間違っていなければ多分これを超えるのはブリーズしかいないので,こちらの方が凄いかもしれない.

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同地区の様子

ニューオーリンズ・セインツ(10-4) KC L 29-32

ブリーズが復帰.マイケルトーマス不在,あるいは怪我の影響が残っているのか,ブリーズ自体のパフォーマンスは低調でしたが,なんだかんだで接戦に持ち込むあたりは地力が高いんだなあと思います.ただ,それを上回るKCの強さは別格.

タンパベイ・バッカニアーズ(9-5) @ATL W 31-27
カロライナ・パンサーズ(4-10) @GB L 16-24

熾烈なドラフトレース.

 

次戦への期待

 来週はNFL最強チーム,チーフス(13-1)との戦い.ついに全世界のライアンファン待望のvsマホームズです.チーフスはその成績が表しているように,リーグ全体でも突出した力があります.やはりその最大の強みはO#であり,ファルコンズが2試合で26点しか取れなかったセインツ相手に32得点.マホームズヒル,ケルシーといったチート級の選手達と多彩なプレーコールでビッグプレーを量産し,地上戦ではエドワーズ・イレーア(怪我で出てこないかも)とレビオン・ベルともう言うことなし.完璧.D#も水準以上で単純な力の差で見れば56-17くらいが妥当なスコア予想です.

 本気で勝ちにいくなら,O#がしっかり時間を使ってマホームズにボールを持たせず,25-30点の勝負に持ち込むというのが一番現実的ですが,今のランO#では流石に厳しそう.

 今のモチベーションはライアンの4,500Ydsとドラフトくらいなので,マホームズを見る気持ちで,決して変な期待をせず見守りたいと思います.

 

 また,試合翌日には今年のプロボウラーが発表.ファルコンズからはクーちゃんことKヤンウェイ・クーとDTグレイディ・ジャレットが選出.

 クーちゃんは今季35/36で成功数リーグトップ,成功率もリーグ3位,50Yds以上は8/8と圧倒的な安定感を見せています.序盤はPATのミスで信頼を勝ち取り切れていませんでしたが,最近は完全にクー神.納得の選出だと思います.

 ジャレットはTBとの試合でPFFグレードはかなり下がってしまいましたが,通年では高いレベルのパフォーマンスが続いています.pass rush win rateはリーグ2位,run stop win rate は8位(12/16時点)とファルコンズDLで孤軍奮闘しています.

 

画像出典元

https://nextgenstats.nfl.com/ 

【MattyIce通信2020】Week14 vsチャージャース

It was just a poor throw.

 

 Week14はチャージャース(3勝9敗)のホームに乗り込みました.成績だけ見れば互角以上の戦いができそうですが,スタッツ自体はチャージャースが上.加えてファルコンズはWRフリオ・ジョーンズ,RTカレブ・マクゲイリーが欠場.元々低調なO#にとっては大きな痛手です.D#で粘って20点前後の試合にするしか勝ち筋はなさそうという戦前の気持ちでした.

 

試合の感想

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 3Qまでの内容が全て吹き飛ぶくらいの4Qの濃さ.お互いにミスを連発し合った中で最後にミスをしたファルコンズが負けました.

 この敗戦でファルコンズプレーオフの可能性が消滅.私自身のシーズン前の希望は「貯金を作る」と「プレーオフ争いに終盤まで絡む」の2つでしたが,貯金はおろか開幕5連敗で実質シーズン終了と見事に裏切られる形になりました.

 

オフェンス

 これがコエッターの限界という感じ.フリオがいない中で壊滅しているランO#中心でいくのかどうか気になっていましたが,序盤からパス中心.しかし,今までのような単調なパスO#ではなく,スペシャルプレーを絡めたり,積極的に奥を狙ったり変化を加えようとしているのは伝わってきました.また,元ドラ1で今年はPS暮らしの長かったラクオン・トレッドウェルにもTDが飛び出すなど,"前半は"まずまずの内容でした. 

 しかし,問題は後半.4回のドライブ全てで敵陣まで進んだものの,パント1回と残りは全てINT.まず最初のINTの場面.私自身はロングのアテンプト自体は奨励している側の人間なのですが,このプレーに関しては無理する必要の展開にもかかわらず,何故タブルカバーのところに投げたのかがイマイチ理解できません.

実は同じようなプレーが前半にもありましたが,これもあまりにも武が悪い.

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4つのドライブのうちパントが1回と述べましたが,そのきっかけとなるプレーが下の映像.正直これが一番酷いかもしれない.恐らくガーリーへのハンドオフからのPAだったと思いますが,ガーリーはライアンの背中側に回ってしまいボールを渡せず,そのまま投げ捨てましたがインテンショナルとなりました.

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このプレーで誰に問題があるのかは諸説あると思いますが,強いチームではまずあり得ないミスです.

 

2つ目のINTですが,これに関してはチャージャースのD#が素晴らしかったと思います.このパスが良い悪いというより,前のプレーでホールディングで10Yds罰退の方が問題.

 

3つ目のINT.これはいうまでもなくライアンのやらかし.本人も「もっと高く,遠くに放らなければいけなかった」と言っていた通り,INTしやすいボールになってしまいました.

 

 スタッツに関してはパスではカルビン・リドリー(8rec, 124Yds, 1TD)とラッセル・ゲイジ(5rec, 82Yds)と奮闘するもそれ以外は沈黙.リドリーはこの試合でキャリア初のシーズン1,000Ydsを達成.8TDは優秀ですが,エンドゾーンでもっと上手く使える方法はあると思っています.

 

 ランは完全に壊滅.ガーリーもヒルも明らかにパワー,スピードが足りておらず,ヒットを受けると一瞬でダウン.どんどん去年のフリーマンに近づいています.現状一番良いRBはイトー・スミスであることは間違いありません.

 

 そしてRBと同じくらい深刻なのがTE.ヘイデン・ハーストはByeまでの9試合で411Yds, 3TDながらBye明けの4試合は64Yds, 0TDと元気がありません.また,Ydsだけではなく,54Tgtで37recだったのが,17Tgtで6recとパス自体が通らなくなっているのに問題があります.2番手のストッカーは論外.3番手のグラムは最近ようやく顔を出すようになりましたが,ポジション全体としてはかなり厳しいものがあります.

  

ディフェンス

 失点は20ですが良く守れていたとは言い難い内容でした.パス,ラン共にビッグプレーを許す場面は少なかったですが,ランやスクリーン,ショートパスがなかなかとまらず.それにより,ポゼッションをコントロールされ,本来こちらがやりたいO#を相手に展開されてしまいました.これはスタッツにも明確に現れており,QBハーバートはYPAは5.5Ydsながら成功率は81.8%,RBオースティン・エクラーはラン79Yds(平均5.3),パス67Yds(9Tgt, 9rec)と暴れさせたとまではいかないものの,なかなか止められませんでした.

 注目のルーキーA.J. テレルも相手のエースWRキーナン・アレンを止められず,タックル数がどんどん増えていくというもどかしい状況でした.オリバーは論外.パスD#自体はシーズン序盤に比べればだいぶ良くなったと思いますが,パス成功率の高さ(69.6%はジェッツ,ジャガースについでワースト3位)が一向に改善されません.

 

 今日の唯一のビッグプレーは4QでのCBブリーディ・レ・ウィルソンのINT.勝負を決めるプレーになるはずでしたが......

 

スペシャルチーム

 クーちゃんは1/1.ホフリッチャーのパントは普段より良かった気がする(当社比).ようやくNFLに順応してきたのかもしれない.

 

ライアンのパフォーマンス

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 スタッツは相変わらず酷く,この試合は戦犯は間違いなくライアンですが,それでも,試合全体で見ればものすごく悪いパフォーマンスだったとは思っていません.パス成功率も回復しましたし,3rdDownでのリドリーやゲイジとの呼吸は見事でした.

 ロングのアテンプトは増えていますが,全く通っていません.なまじ精度が良いので,タイトなところへ投げると大体INTされている印象です.ロングパスが欲しいのは事実ですが,現状のO#ではPA中心で10-20Ydsのゾーンを広く使うのが一番良さそう.

 ここ4試合かなり酷いスタッツですが,シーズン成績もだいぶ不味くなっています.

 まず,パスYdsは3,660Yds(5位)とだいぶ落ちてきており,4,500Ydsまで残り3試合平均300Yds以上とだいぶ厳しくなってきました.パスTDはたったの19,最低でも25は欲しいところでしたが,これも難しそう.INTもキャリア4度目の一桁とはならず,成功率63.7%は2011年以来最低.レーティングも89.3と2015年以来の90以下が現実的です.

 良いOCと出会えればトップレベルの成績を残せる選手なので来年こそは...!

 

 あと,忘れていましたが,地味にプロ13年でのパスヤードがペイトン・マニングを抜いて歴代1位に.来年は通算60,000Ydsが待っています.

 

同地区の様子

ニューオーリンズ・セインツ(10-3) @PHI L 21-24

ヨシッ

タンパベイ・バッカニアーズ(8-5) MIN W 26-14
カロライナ・パンサーズ(4-9) DEN L 27-32

 

次戦への期待

 来週はついについにTB12との決戦.どうやらライアンはおろか,ファルコンズ自体がブレイディに勝ったことがないとのこと.

 現在4勝9敗のチームが多いかつスケジュール強度の関係で勝利数が並ぶと不利になるため,こちらとしてはドラフトのために負けた方が良い,逆にタンパ側からすればプレーオフ争いのためになんとしても勝ちたいと利害が完全に一致していますがそんなことは関係ありません.1度もブレイディに土を付けずに終わるわけにはいかない!

戦力差はフリオがいればなんとかなるはず !!!いれば......ね?

 

画像出典元

https://nextgenstats.nfl.com/ 

【MattyIce通信2020】Week13 vsセインツ

一皮向けて問題点が明確に

 

 宿敵セインツと今シーズン2度目の対決.2週間前は攻守ともに圧倒されQBブリーズがいない中,屈辱的な敗戦を喫しました.そこからD#は上り調子ですが,O#は沈黙.一応この試合でエースWRフリオ・ジョーンズとRBトッド・ガーリーが復帰.一方,セインツはパス,ランともにトップ5とリーグ最強クラスの守備力を誇ります.ファルコンズとしてはD#で流れを引き寄せてO#がそれに応える展開にしたいところ.

 

試合の感想

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 あと一歩,しかしその一歩がとても遠い,そんな試合でした.

 前半はO#が3rdDownを更新できず,D#も3rd&ロングを止められないという厳しい状況でしたが,後半はD#の粘りからO#が意地を見せることができました.実際は相手がFGを外してますし,QBがブリーズだったらもっと一方的な展開になっていた可能性はあります.とはいえ,ここ数年のセインツ戦の負けが屈辱的なものばかりだっとことを考えると,そこまで精神的なダメージはありませんでした.来年は絶対勝ちましょう.

 

オフェンス

 全体を通してみれば納得できるものではありませんでした.しかし,WR陣の実力,ライアンもスタッツは悪いですが優れたQBであることは示すことができたと思います.

 特に4QでのWR陣のパフォーマンスからは絶対に勝つという執念を感じられ,見ているこちらも熱くなりました.

 

 根本的な問題はやはりプレーコール.今シーズンは当ブログでもずっと叩いてきましたが,現地ではOCダーク・コエッターへの不満がピークに.Twitterジョージア州のトレンド1位が"Dirk"でした.

 コエッターといえばパスO#重視のイメージをもたれる方も多いと思いますが,今シーズンは全く通用していません.素人目で見てもパスルートの組み立てが下手.まず,対戦相手に関係なくレシーバーは基本オープンにはなりません.パスプロが持ってライアンがずっとレシーバーを探しているけど結局見つからず投げ捨てるという場面も多々あります.パスが通っているのはほとんどWRの個の力のおかげですが,安定して相手のCBを振り切れるのがフリオくらいなので,計算できるプレーがプレーアクションからのフリオしかありません.また,タイトカバーのレシーバーに無理に投げて失敗(特に5-10Yds)という場面も多く,ライアンのパス成功率もここ3試合で52%と低迷しています.

 さらに酷いのがレッドゾーンO#で,TD率は50%でリーグ29位,レッドゾーンでの被サックがリーグ1位と擁護のしようがありません.

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↑このようなパスは通るけどほとんどゲインできないという不可解なプレーも多いです.

  ここまではパスO#中心に愚痴ってきましたが,ランO#はより深刻です.パスに関してはタレントをプレーコールで台無しにしている感じですが,こちらはタレントも怪しい状況.一番手のガーリーはWeek5までは平均4.75Ydsと期待以上の内容でしたが,Week6以降は平均2.61Ydsと爆死.2番手のヒルの方がマシと思えるくらいにはマズい状況です.しっかりした1番手+イトー・スミスという状況が多分ベスト.特に,この試合の残り1:55で敵陣13Yd,2nd&2の状況で2連続ランを選択し-7Yds.セインツはランD#リーグ2位とかですからね.ライアンやレシーバー陣が繋いだ絶好のチャンスがプレーコールによってぶち壊されました.

ちなみに詳しくは書きませんがTEも依然深刻な状況です.

 

ディフェンス

 はじめに述べた通り,中盤までははかなり苦しかったです.パスラッシュがなかなかかからない,ランでビッグゲインを許す,3rd&ロングが止められない等,開幕当初のD#がチラつく内容でした.

 しかし,後半は最初のドライブこそTDを許しましたが,それ以降はパントx3とファンブル.特に,ファンブルの場面は自陣レッドゾーン内でしたので,これがなければ完全に詰みだったのでファインプレーだったと思います.

  前半と後半で大きく変わった点は特にありませんでしたが,空回りしていた前半と比べて後半は落ち着きを取り戻せたのかなと思います.

 D#全体としては,流石に先週は出来過ぎですが,この調子なら試合が崩壊することはなさそうです.

 選手単位では誰かが特別目立ったということはありませんでした.強いていうならLBディオン・ジョーンズですかね.個人的にはCB A.J.テレルに注目していましたが,WRマイケル・トーマス相手はまだちょっと厳しいかな.ただ,良いプレーもあったので,この先何年も対戦していく中で成長して欲しい.多分,トーマスに無双されなければ世界が変わるはず.

 

スペシャルチーム

 クーはFGに関してはもう言うことなし.もしかしたら,今年のコエッターの最大の功績かもしれない.パントに関してはノーコメント. 

 

ライアンのパフォーマンス

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 スタッツに関しては今週も酷い(特に成功率)ですが,この試合に関してはライアンも被害者.ショートパスの成功率が以上に低いのは完全にコエッター効果です.パフォーマンスそのものはセインツD#が相手であることを考慮すれば,パスもプレー中の判断も冴えていたと思います.

 復帰したフリオとのホットラインはやはり強力でした.

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あっ......(察し)

 序盤の手も足も出ない状況から,終盤は難しいパスを複数通し,あと一歩で逆転のところまでO#を導いたのは見事ですが,D#の強い相手に勝ち切れないという課題は依然として残る形に. 

 

同地区の様子

ニューオーリンズ・セインツ(10-2) @ATL W 21-16

この試合でプレーオフ進出決定.チッ

タンパベイ・バッカニアーズ(7-5) Bye
カロライナ・パンサーズ(4-8) Bye

 

次戦への期待

 来週は敵地でチャージャース(3勝9敗)と対戦.チャージャースはルーキーQBハーバートが華々しい活躍を見せる中,STのミスやD#が粘り切れなかったり等で接戦を物にできていないという印象です(先週は除く).しかし,ファルコンズにはルーキーQB,2年前はメイフィールド(17/20, 216Yds, 3TD, 0INT, 151.2),去年はマレー(27/37, 340Yds, 3TD, 0INT, 128.2, POW)を覚醒させている実績があります.(今年に関してはシーズン終盤のマッチアップという違いはありますが)しっかりパスラッシュをかけ,ロングボムを通される展開だけは避けたいところです.O#に関しては特に期待はしません.個人スタッツだけ見れるものになってくれればOKです. 

 

画像出典元

https://www.atlantafalcons.com/photos/

https://nextgenstats.nfl.com/ 

【MattyIce通信2020】Week12 vsレイダース

 ファルコンズはD#のチーム,異論は認めない

 

 先週セインツ相手に屈辱的な敗戦を喫したファルコンズですが,今週の相手は6勝4敗のレイダース.今シーズン王者チーフスに唯一土をつけた実力派という印象で,RBジェイコブス,TEウォーラーというリーグでも有数の選手に加え,今年はQBカーが絶好調.一方,ファルコンズはエースWRフリオ・ジョーンズとエースRBトッド・ガーリーが欠場とまさに泣きっ面に蜂.

 戦前は34-15で敗戦と予想していました.しかし,蓋を開けてみれば43-6でまさかの快勝.本当にこのチームは予想が難しい.

 そんな全てのファルコンズファンをいい意味で裏切ったWeek12を振り返っていきたいと思います.

試合の感想

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 D#が気迫あふれるプレーで終始レイダースO#を圧倒.ピーターマンも見れました.一方O#は43得点していますが,うち7点はLBディオン・ジョーンズのpick6で,トータル304Ydsと満足できる内容ではありませんでした.

 ただ,O#が上手くいかない中でしっかりD#で勝ち切ることができたというのは,今までの勝ちパターンが先攻逃げ切りばかりだったことを考えると好材料だと思います.

 とにかく,O#の調子が戻れば来たる強豪との戦いもそれなりに期待が持てそうです.ただ,上げてから落とすのがファルコンズというのも忘れてはいけない.

 

オフェンス

 正直,あまり満足できる内容ではありません.フリオ,ガーリーがいない中よく頑張ったというよりは,彼らがいないとこんなもんだよねという印象の方が強いです.

 TDは3つですが,うち2つが相手のペナルティ(RTP,RTKなど)に助けられています.また,D#のターンオーバーで敵陣から始まったドライブが3つもありましたがTDは1つのみ.

 ライアンのパフォーマンスが悪いのもありますが,やはりOCに対する不信感が拭えません.プレーのバリエーションがなく,特にレッドゾーンでは常に手詰まりな状態です.正直サークの一年目より酷い.(サークの場合3rdDownは取れたので)

良かったところ
  • RBイトー・スミスの活躍.スミスに関しては1年目はまずまずだったものの怪我等で昨年,今年とパッとしない状況でした.しかし,この試合では12キャリーで65Yds,1TD.彼はレシーブもできるタイプなので,今後スナップが増えていくと面白そうだなあと思っています.あと,TEジェイデン・グラムも発見されました.

あれ,ないぞ...?

良くなかったところ
  • レシーバーのドロップ.特にWRオラミデ・ザキーエスはTDパスのドロップは勝敗に影響しかねない場面でした.とにかくD#に感謝.
  • パスO#がとにかく単調.逆に今までどうやって300Yds投げていたのかわからなくなるレベル.ミドル,ロングはアテンプトすら少ない,ショートパスもなぜかタイトと, とにかく窮屈で何をやってもうまくいかない状況が続いています.

来週またセインツなんだけど大丈夫なんですか......

 

ディフェンス

 誇張抜きにほとんどの選手が活躍しました.LBはすでにリーグ上位だと思いますし,セカンダリーもだいぶ安定してきたので,うちのDE陣でもある程度のプレッシャーがかけられていたと思います.

 レイダースの最初のドライブで4th&1を止め,結果的に5つのターンオーバーを奪いました.今日の勝利は全てD#のおかげです.

https://twitter.com/AtlantaFalcons/status/1333143752198778880

良かったところ
  • LBディオン・ジョーンズ,FSリカルド・アレン,SSキアヌ・ニールらの主力が好調.
  • DEジェイコブ・トゥイオティ=マリナーもタックの穴を埋めていることができていると思います.正直,ファウラーよりも良いのでは.
  • 若い力の躍動.LBフォイエ・オルオクンに代表されるように,若い選手の活躍が目立ちます.1巡CBテレルはやられる場面もありますが,パスブロックもタックルもしっかりできており,非常に頼もしいです.あと,4巡LBウォーカーはスナップ数は多くないものの高いレベルのプレーが続いています.

  • タックルもしっかり決まるようになっています.吹き飛ばされているのはシェフィールドくらいです.
  • オリバーもいい意味で存在感が薄れてきました.

https://www.youtube.com/watch?v=52pEk0y18d8

 

良くなかったところ

 今日は文句なしです!

 

スペシャルチーム

 クーちゃんは膝を痛める場面があった中でFGは5/5と安定プロボウル投票でNFCトップなだけのことはあります.このままの安定感が続けばオールプロも夢ではないですし,クー神誕生も夢ではありません.

 一方,パントからは目を背け続けています.

 

ライアンのパフォーマンス

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 しっかし今週も酷い内容です.写真を見ればわかると思いますが,39回も投げて10+Ydsのパスが6本しか通っていません.個人的にかなり気にしているYPAは4.7,ちなみにMVPを受賞した16年は通年で9.3です.インターセプト1は相手D#が上手でしたが,他にペナルティで取り消しになったもの,かなり危険なスローもあり,パス精度は微妙.

 パスは投げまくっているが5割程度しか通らず,それもショートばかりという状況はフリオがいないからという理由だけで片付く話ではなさそうです.レシーバーがあまりにもオープンにならないし,ライアンが持ちすぎてサックという場面も多いです.実際レッドゾーンでの被サック数はリーグトップとのことで,レッドゾーンO#はリーグで下から5番目.

 しかし,それでも泥臭く2本のTDパスを通したことは,勝利への執念が感じられて良かったと思います.

  

同地区の様子

ニューオーリンズ・セインツ(9-2) @DEN W 31-3

 ここ4試合で28失点.ずるい.

タンパベイ・バッカニアーズ(7-5) KC L 24-27

 全力でファルコンズを叩きにくることが決定しました.

カロライナ・パンサーズ(4-8)  @MIN L 27-28

  

次戦への期待

 来週はホームでのセインツ戦.こればっかりは勝ち負けはどうでも良いとは言っていられません.相手QBはおそらくテイサム・ヒルですが,今度はしっかり対策してなんとか20点くらいには抑えて欲しいところ.一方で,O#が20点以上とれるビジョンは全く見えませんが,フリオの状態がある程度戻ればどんな相手にもワンチャンスは生まれます.でも無理はしないで欲しい.

 

画像出典元

https://www.atlantafalcons.com/photos/

https://nextgenstats.nfl.com/ 

【MattyIce通信2020】Week11 vsセインツ

今年も到来,秋のサック祭り

 

 今週は宿敵セインツのホームに乗り込みました.試合結果は皆さんご存知だと思うのでいつものような前書きはなし.そんな元気はもはや残っておらず,残りの試合をオプトアウトしたいという気持ちしかありません.

 あまりにも内容が酷すぎて試合を見返す気力が出なかったので,普段より短めの記事になります.適当なことを言っていたらごめんなさい.

 

試合の感想

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 セインツはQBブリーズとCBラティモアを欠いていましたが,攻守でファルコンズを圧倒.代役でQBを努めたテイサム・ヒルは序盤はパスがイマイチだったものの,長いパスが通りリードを奪ってからはパス,ランともにやりたい放題.

 ライバル対決というものの,結局相手を引き立てるだけの試合になってしまいました.

 

オフェンス

良かったところ

なし!

良くなかったところ
  • ゲームプラン:まず,去年1勝7敗のファルコンズが7勝1敗のセインツに勝った試合では,それまではパス一辺倒だった(約7割)が,パスラン半々という普段とは全く違うO#を展開していました.しっかりランを出してO#がボールをポゼッションする時間を長くすることで,D#も各ドライブ集中して守ることができたというのが勝因です.今週の試合はその逆でした.トータルのO#プレー59のうち,ランプレーは14,割合で言うと23.7%です.今シーズンの敗戦のうちガベージタイムがあったもの(逆転負け以外)と比較するとSEA戦が27.3%,GB戦が36.8%,CAR戦が38.0%とこの試合がいかにランプレーを選択していないかがわかります.ランO#自体はここ一ヶ月くらい酷い状態でしたが,それをByeで改善するのではなく,ランそのものを使わなくなったことが理解できません.だからと言ってパスプレーのバリエーションを増やすというわけでもなく,単調にWRだけに放り,フリオがいなくなったら完全に手詰まりになる.それでセインツのような強敵に勝てるはずがありません.当ブログで度々述べているように,TOPを意識したO#自体は今のファルコンズが勝つ一番可能性の高い方法だと思っていたので,それを貫けなかったのは非常に残念.サークでもいいから今すぐOCを変えて欲しい.
  • パスプロテクション:今シーズンは比較的安定していましたが,この試合は8サックと完全崩壊.相手からすれば普通の4メンでも狙ったときにサックができるような状態だったので楽だったでしょう.特にLGとRTが悪く,RTマクゲイリーに関しては去年からDEキャメロン・ジョーダンにやられっぱなし.この先もDLが強力な相手が続くのでかなり不安が残ります.
  • ライアン(あとで詳しく)

ディフェンス

 試合の前半はかなり粘り強く守れていたと思います.しかし,O#が糞すぎたのと,2Q終盤にロングパスを通されてしまったことで,完全に集中が切れてしまいました.後半は普段のザルに戻り,わかっててもWRトーマス,RBカマラが止められないというどうしようもない状況でした.

 たらればですが,O#がしっかり時間を使って2本くらいTDをとれていたら勝負にはなった思います.この攻守のかみ合いの悪さはもはや伝統.

 

スペシャルチーム

クーちゃんはよくやった.勝てば週間MVPも視野だったと思います.Pホフリッチャーは......うん,たくさんパントが蹴れていい練習になったんじゃないでしょうか.

 

ライアンのパフォーマンス

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 ほぼ全てにおいてシーズンワーストのスタッツ.複数INTは今シーズン初めて.パス精度は全体的に悪く,正直4INTくらいしててもおかしくなかったと思います.

 レシーバーが誰もオープンにならない,パスプロが全くもたない中で完全にプレーの判断が狂っていました.Twitterの方でも言われていましたが,ボールを持ちすぎてサックという場面もあり,8サックのうちいくつかはライアンに問題があります.一番酷いのが,前半の2ミニッツO#.FGレンジが狙える状況で,判断が遅れてサック.結局FGレンジから外れ,ヘイルメリーパスを投げる羽目になり,それがINTされるという......もう無茶苦茶.

 レーティングが50を下回ったのは2014年のWeek2以来.私がファンになって以来ワーストの数字でした.また,TDパスなしかつ2INTは2015年以来.ちなみにQBRは19.2という見たこともない数字.

 正直,ファルコンズファンのローレンス熱が復活してもおかしくないパフォーマンスでしたが,この試合に関してはゲームプラン,プレーコール自体が論外だったと感じています.ライアンも良くないのは事実ですが,このOCでは誰がQBでも得点力は伸びないと思います.個人的には全体3位くらいになってトップDEを指名して欲しい.

 

同地区の様子

ニューオーリンズ・セインツ(8-2) ATL W 24-9
タンパベイ・バッカニアーズ(7-4) LAR L 24-27

ブレイディは好不調の波が激しいという意味で衰えてますね.しかし,プレーオフに行ってからが本番みたいなところもあるので.

カロライナ・パンサーズ(4-6) DET W 20-0

ブリッジウォーターは欠場なのに,なぜか完封勝利している件.

 

次戦への期待

 次戦はホームにレイダース(6勝4敗)を迎えます.もう勝ち負けはどうでもいいのでライアンのパフォーマンスが復活することだけに期待.あと,フリオの健康状態が不透明なので,WR陣にはフリオなしでもやれるんだぞというところを見せて欲しい.

 今週はかなり短めですが,早くこの試合を記憶から消したいのでこれくらいにしておきます.

 

画像出典元

https://www.atlantafalcons.com/photos/

https://nextgenstats.nfl.com/ 

【通信簿2020】前半戦のファルコンズを振り返る

 今週はBye Weekということで,普段の「MattyIce通信」ではなく前半戦9試合の軽い振り返りをしていきたいと思います.(本当は8試合が良かった)

 評価はポジションごとに加え,開幕時点でスターターだった選手は個人評価も入れていこうと思います.スターターの怪我等でスナップが200を超えている選手は成績も載せておきます.ポジションの評価に関してはスタッツメインかつ控えの選手の評価も考慮するので,個人の評価の平均となっていないことに注意してください.

 評価方法は単純に5点刻み100点満点で採点し,90点以上でS,80点以上でA,70点以上でB,60点以上はCでここまでが合格ライン,59点以下は不合格でFとします.また,採点はファルコンズプレーオフを目指しているという前提で行います.

オフェンス

QB

65点 C

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マット・ライアン 65点 C

 3勝しかしてないのに合格点をあげるのはどうなのかという意見はあると思います.しかし,Week2のDAL戦とWeek7のDET戦に関してはライアンのパフォーマンスは文句なしだったので,本来なら5勝はできたということにしてこの点数にしました.

  Week3, 4, 5あたりはかなりひどい内容で,来季以降の先発の座が危ぶまれるほどでしたが,Week6以降は完全に復調.

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 スタッツに関してもTDが減ってしまったのを除けば,昨年(画像2枚目)よりも向上しています.地味にライアンはシーズンのINTが一桁だったのが,10年,16年,18年の3度しかないので今年は期待したいです.28TD,8INTくらいで落ち着いて欲しいなあ.

 ちなみに,PFFグレードは83.5でQBで8位,ESPNのQBRは78.7で7位とかなり良い位置につけています.

WR

85点 A

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フリオ・ジョーンズ 85点 A

カルビン・リドリー 80点 A

ラッセル・ゲイジ 75点 B

 リドリーよりフリオの方を高く評価しました.リドリーも素晴らしい選手ですし,開幕3試合くらいまではオールプロ級の活躍でした.しかし,それ以降はやや失速気味で,この傾向が過去2年続いているのが少し気になりました.まだやれるという気持ちを込めて少し低めにしました.去年までいたTEフーパーと同じくらいの成長速度な気がします.それでも今年は1,000Ydsは絶対超えて欲しいです.

 フリオに関しては,怪我に苦しんだ時期がありましたが,出れば必ずインパクを残してくれました.リーグ最強のWRだけのことはあると思います.トレードの話もありましたが,ファルコンズの選手でいたいと言ってくれたのもすごく嬉しかったです.

 ゲイジは3番手としては十分な働きをしてくれました.特に3rd Downで勝負強さを発揮し,試合中の負傷も何度かありましたが,なんだかんだで全試合に出場しています.

 ここでは採点していませんが,オラミデ・ザキーエスもWeek9で大活躍し,ディープのターゲットとして攻撃の幅を広げてくれることに期待したいです.

RB/FB

65点 C (FBも含めたつもり)

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トッド・ガーリー 65点 C

 C評価とあまり高くないですが,かなり前向きに捉えています.その理由は去年のフリーマンの9試合出場時点での成績(下の画像)と比較すれば明らかです.

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 ガーリーは実はあまり期待していなかったのですが,Week5までは予想をはるかに上回る内容,それ以降は期待通りという感じで全体としてやや期待を超える内容でした.しかし,DET戦での(悪い方向に)試合を決めるTDの影響で10点くらい下げました

 ブライアン・ヒルはあまりスタッツを気にしていなかったのですが,想像していたより悪くない内容でした.ここ4試合くらいはガーリーと大差ないパフォーマンスだと思いますが,それがガーリーが落ちてきているのが大きいです.ランO#が弱めのファルコンズ的にはまあ可もなく不可も無くといった内容です.

 あと,RB陣ももう少しパスプレーに関与して欲しいなと思っています.(NOのカマラのような選手が大好きな私の完全に個人的な意見です)

TE

55点 F

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ヘイデン・ハースト 65点 C

 ハーストはレシービングヤードがすでにキャリアハイと本来の力を発揮しつつあると思います.昨年のフーパー(2019)の9試合時点での成績と比較すると見劣りしますが,現在のハーストと同じく3年目の成績を比較すれば,フーパー(2018)とかなり近いことがわかります.

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 他の面子はもはや無.TEストッカーはレシービングは疎か,本職のブロッキングもイマイチと良いとこなし,TE3のグラムはもはやいつ出ていたかもわからないレベル.

 正直,まともがTEがハーストしかいないので,デプスの強化はオフの一つポイントになってくるでしょう.

OL

70点 B

LT ジェイク・マシューズ 70点 B

LG ジェームズ・カーペンター 60点 C

C アレックス・マック 70点 B

RG クリス・リンドストロム 80点 A

RT カレブ・マクゲイリー 65点 C

 採点は割と適当です.去年はボロボロだったドラ1ユニットは今年はパスプロ,ランブロ共にグレードアップしています.昨年のドラ1コンビRGリンドストロム,RTマクゲイリーは順調に成長しており,特にリンドストロムに関してはGでPFFグレード8位とリーグでも上位の活躍をしています.

 唯一評価の低いLGのポジションにはルーキーのヘネシーが入る場面がありましたが,流石にまだカーペンターの方がいいかなあと思います.ここも,補強ポイントになってくるでしょう.

 

ディフェンス

DT

80点 A

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グレイディ・ジャレット 85点 A

タイラー・デヴィスン 40点 F

 なぜかラン喪失ヤードがリーグ7位と優秀.正直な話,パスD#がザルすぎて投げられまくっているというのはありますが,それを考慮しても平均以上の力を持っているユニットです.それを支えているのがファルコンズD#のトップスター,グレイディ・ジャレット.ドラフトは下位指名ですが今やリーグ有数のDTとなり,今シーズンもランブロック,パスラッシュともに抜群のパフォーマンスが続いています.

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 デヴィソンはあまりにも印象に残ってないし,成績も虚無そのものでした.開幕時点では2番手でしたが,直近の試合では2年目のコミンスキーの方がスナップ数が多かったこともあり,序列が変わるのも時間の問題かもしれません.

DE

30点 F

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タック・マッキンリー 30点 F

ダンテ・ファウラーJr. 40点 F

 開幕前は全てが噛み合えばリーグ平均くらいのユニットにはなるかもと思っていましたが,結局何も噛み合いませんでしたサックとは無縁ですが,pass rush win rateは高いらしい.これ全部ジャレットのおかげなんじゃ......

 個人としてはタックは怪我で大体欠場,Twitterで自虐まじりでチームを煽る発言など,フィールド内外で残念な状況に.もうファルコンズの選手ではないですが,余裕で不合格です.

 ファウラーはビーズリーのアップグレードとして期待されましたが,正直期待外れ.過去の記事では爆発力はあるが安定感はないのが懸念と述べましたが,今シーズンは低水準で安定という一番不味い状態に.PFFグレードもDEで91位/107人と壊滅.不合格ッ!

 タックが欠場している間は,ミーンズ,ハリス,トゥイオティ=マリナーのスナップが増えていますが,当然厳しい状況に変わりはありません.

LB

80点 A

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フォイエ・オルオクン 75点 B

ディオン・ジョーンズ 75点 B

 最も平均レベルの高いユニット.その要因はやはりオルオクンの成長でしょう.タックルの質,パスカバー,プレーへの感度いずれも明らかに成長していますし,Week9ではキャリア初の週間MVPを受賞.リーグでも平均以上のLBとなりましたが,成績が飛び抜けて良いというわけでもないのでこの点数にしました.今シーズンの後半もどんどんステップアップして行って欲しい選手です.

 ディオン・ジョーンズは例年に比べてタックル数はやや少ないですが,サック数とQBヒットが既にキャリアハイ,TFLも例年より多く上々のパフォーマンスだと思います.

 新人のマイカル・ウォーカーも大きく目立つプレーはないですが,お馴染みPFFの評価はそこそこ高く,この先に期待が持てそうな選手です.

CB

50点 F

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A.J. テレル 70点 B

アイゼア・オリバー 50点 F

ケンドール・シェフィールド 30点 F

 一番問題児の多いユニット.テレルは今年の1巡CBでは一番活躍しているんじゃないでしょうか.長くファルコンズのエースCBとして活躍して欲しいですね.

 オリバーは毎試合大体やらかすことで有名.カバーはかなり危なっかしいですが,たまにいいタックルをします.でもやらかし成分が強すぎてトータルはマイナス.

 シェフィールドは素人目で見ても何故スターターだったのかわからないレベル.直近の試合でデナードが復帰したので,今後は出場機会は減っていくと思います.ちなみに,デナードは上の成績を見ればわかるように結構頑張っています.

 テレル,デナード,オリバー...やっぱり不安が残りますね.

S

70点 B

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キアヌ・ニール 70点 B

リカルド・アレン 60点 C

ダモンテ・ケイズィー 65点 C

 ニールは怪我に悩まされるシーズンが続いていましたが,今シーズンは復活.16,17年の頃の激しいタックルが再び見られて嬉しい次第です.

 アレンはあまり気にしていませんでしたが,CBでのプレーが多いです.開幕直後はD#の穴になるかもと予想していましたが,そこまで酷くない印象.まあ,60点が妥当かなと思います.

 ケイズィーはWeek4で怪我をしてシーズンエンドとなりました.数少ないまともなDBなので惜しいですね.

 Sの前半総括としてはニールが逝ったら終わる,健康ならそこそこやれるといった感じですね.

スペシャルチーム

K

70点 B(ヤンウェイ・クー)

FG成功数リーグ1位(21),成功率もリーグ4位(95.5%)と成績だけならリーグトップレベル.ワンチャンプロボウルもある.しかし,PAT成功率が29位/31人で,しかも外すシチュエーションが良くない.ということで信頼を勝ち取り切れない状態が続いています.ちなみにPAT全部決めていたら唯一の90点越えも見えます. 

P

55点 F(スターリング・ホフリッチャー)

 ルーキーには優しい私ですが,パントの平均飛距離が最下位では流石に合格点はあげられません.それでも期待を込めてギリギリまで高い点数にしました笑

KR

60点 B(ブランドン・パウエル)

 ビッグリターンが少ないので気にしていませんでしたが,パントリターンの平均Ydsはリーグ7位(10.2Yds)と意外と優秀.ちなみにキックオフリターンは20位.リターンで大きなアドバンテージを得た場面が少ないので評価は迷いましたが,別段ひどいわけでもないのでこの点数にしました.

 

まとめ

 全体を通して少し厳し目の評価に感じるかもしれませんが,開幕5連敗のときの状態の影響が強いというのと,やはりプレーオフを狙うチームとしてはもう少し頑張って欲しいというのが主な理由です.もちろん,それでもポジティブな要素は多くありますし,各ポジションBye明けの残り7試合で評価が良くなる余地は十分あると思います.それでもプレーオフは厳しいですが.

そして,前半戦の個人的なMVPですが

O#:フリオ・ジョーンズ WR

D#:グレイディ・ジャレット DT

です.リドリー,リンドストロム,オルオクンと大活躍している選手はいるものの,やっぱりこの2人がいないと始まらないなと感じることが多かったです.

 先週も述べましたが,Bye明けからはこの世の地獄みたいな日程です.強敵との対戦の中で来年以降に希望を見出せるような内容に期待したいと思います.そして,あわよくば2,3試合くらいアップセットが見たい!

  

 余談ですが,せっかく大学っぽい成績の決め方をしたのでGPAを算出してみました.単位数はK,P,KRがそれぞれ1でそれ以外は全て2で計算しました.その結果は1.5でした.うーん,ギリギリ卒業できそうなレベルですが,落単があまりにも多すぎる.

【MattyIce通信2020】Week9 vsブロンコス

3Qまでは完璧,なお......

 

 先週TNFでシーズン2勝目を挙げたファルコンズですが,この2勝はいずれもアウェーゲーム.後半戦のホームゲームがレイダース,セインツ,バッカニアーズといずれもPO争いをしているチームとの対戦であることを考えると,なんとかこの試合でホーム初勝利を狙いたいところ.

 相手はここまで3勝4敗のブロンコス.先週はチャージャースを相手に21点差をひっくり返し勝利.逆転負けマニアと言われている(言われていない)ファルコンズにとっては非常に嫌らしい相手です.

 

試合の感想

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 スコアを見ても明らかなように3Qまではほぼ完璧な試合.今シーズンベストと言っても良い内容だったと思います.しかし,4Qの内容があまりにも酷すぎて結果的に試合終了間際まで相手に勝ち筋を残す展開に.勝つ想定で試合に臨んでいないんじゃないかと疑いたくなります.

 それでも4Qに目を瞑れば,O#もD#も主力に故障者がいる中で素晴らしいパフォーマンスだったと思います.

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 当ブログで繰り返し述べているTOPを意識した試合運びもしっかりできていましたね.

 

オフェンス

良かったところ
  • 控えWRの躍動.この試合はレシービングヤードチームトップのWRカルビン・リドリーが欠場しており,エースWRフリオ・ジョーンズへの負担が増えるのではないかという不安がありました.しかし,そんな状況下で2年目のオラミデ・ザキーエスが4rec,103Yds,1TD,ブランドン・パウエルがキャリア初のTDと活躍.リドリー復帰後のパスO#が楽しみになりそうです.
  •  ついに出たロングボム.パスヤードはリーグトップクラスでありながら,ロングパスやビッグプレーとは無縁のファルコンズでしたが,ようやく出ました.3Qに味を占めて再びザキーエスを狙い,結果的にINTとなる場面がありましたが,個人的にはそこまで気にしなくて良いと思います.今まではアテンプトさえなかったわけなので.それ以上に,ザキーエスがターゲットになれる可能性があることを前向きに捉えていきたいですね.
  • フリオ・ジョーンズ,やっぱり最強.

良くなかったところ
  • 3Q終盤以降の拙攻.ブロンコスQBロックのINTからのTDを除けば,3Q残り3:52からの5回のドライブは全てパント.さらに,うち4回が3&outとあまりにも酷すぎる.先にも述べましたが,リードして4Qを迎えることを想定していなかったようなコール続きなのがおかしい.OCコエッターには早く辞めていただかないと.
  • ランO#も地味にヤバい.エースRBトッド・ガーリーはリーグ2位の9TDと得点には絡んでいますが,ここ4試合連続で平均Ydsが3を下回っており,また,個人の力でYdsを稼ぐという場面もかなり減っています.悪い意味でシーズン前の予想に近い状態になってしまったかなと思います.

レッドゾーンO#もまだまだ課題ですが,前の試合よりは確実に良くなっていると思います.

 

ディフェンス

 DEタック・マッキンリーとダンテ・ファウラーが欠場でパスラッシュ死亡かと思われましたが,普段とそこまで変わりませんでした.タックはそもそも出場していませんし,ファウラーも正直全然活躍していないので涙.

 D#全体としても1巡CB A.J.テレルの活躍,LB陣の安定感,SSキアヌ・ニールの復活等好材料が多く,試合終盤を除いて締まりが出てきています.あとは,詰めの甘さを克服することができれば(これが一番難しい),D#で試合が崩壊することは減っていくと思います.

良かったところ
  • しっかりランを止めれていた.スタッツだけ見れば103Yds(平均4.7)とそこそこ走られているように感じますが,RBリンジー23Yds(平均2.9),ゴードンが18Yds(平均3.0)と役者に仕事をさせませんでした.
  • LBフォイエ・オルオクン,この試合でも好調.相方のディオン・ジョーンズも含め,LB陣はかなり安定しています.
良くなかったところ
  • CBケンドール・シェフィールドが本格的に厳しい.PFFグレードは35.0でポジションランクが113位/117人という破滅的な状態.ちなみに問題児オリバーは61.7で45位と意外と悪くない.まあオリバーはやらかしは多いですが,たまに良いプレーもありますからね.シェフィールドはただただやられ続けている印象.CBにはレ・ウィルソンや,IRから戻ってきたデナードなど割と頑張っている面子が多いので,シェフィールドのスナップは今後減っていきそう.

 4QのD#は完全にザルでしたが,これに関してはO#の方が問題.

 

スペシャルチーム

クーちゃん今日はしっかり決めてくれました.しかし,相手のO#がいつも良いポジションで始まるように感じるのは気のせいでしょうか? 

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ライアンのパフォーマンス

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 4試合連続パス成功率70%越えと安定感が戻ってきました.ディープへのパスもようやく出ましたし,今シーズン少なかったTDパスも3つしっかり通すことができて一安心.

 この試合は特に,ライアンのプレーの中での判断が非常に良かったです.スクランブルや,レシーバーがオープンになるまで辛抱強くボールを持つなど,生産性の高いプレーが多かったと思います.

 一つ気になったのが,これまでの記事も見てもらえば明らかなのですが,この試合はロスオブヤードになるパスが多いです.ランに関しても同様です.ライアンのパスがよく通っていたため,この試合ではなんとかなりましたが,こういうプレーは自らの首を締めるだけなので減らして欲しいところ.

 ESPNが出しているQBRも今週は全QB中3位の94.9であり,シーズン全体のQBRも7位まで上げてきました.なぜか3勝しかしてませんが.また,今週のPFFグレードは(MNFを除いて)84.5でQBで2位の高評価

 さらに,この試合で最初の13シーズンでのパス成功数がペイトン・マニングを抜いて歴代1位に

 

同地区の様子

ニューオーリンズ・セインツ(6-2) @TB W 38-3

 個人的にNFC最強だと思っていたTBに完全勝利.一応,マイケル・トーマスの復帰戦でしたが,そのおかげというよりも単純にセインツがめちゃくちゃ強かった印象.ブリーズは対ブレイディ5勝2敗ということで,さすがレジェンドですね.

タンパベイ・バッカニアーズ(6-3) NO L 3-38

 ブレイディのキャリアで最大点差負け.それ以上にレギュラーシーズンで同地区にスウィープされたことがないというデータが衝撃でした.酷い負け方でしたが,それでもなんだかんだでパワーアップして戻ってきそうというのが嫌らしい.

カロライナ・パンサーズ(3-6)  @KC L 31-33

 マキャフリーがついに復帰.KC相手にここまでの試合を見せつけられると,もう対戦がなくて良かったなあと思います.

 

次戦への期待

 来週はBye Weekということで,余力があれば前半戦の通信簿的なのをやるかもしれないです.そのあとは,スケジュール強度堂々の1位の地獄の日程が待っています.

 目標としては3勝.勝ち目のありそうな試合は成績だけ見ればチャージャースですが,相変わらずルーキーQBを覚醒させてしまう気がして怖い.あとは,とにかくセインツ,バッカニアーズから1勝をもぎ取って欲しい.

 

この記事を書き終えた翌日,

 2017年の1巡DEタック・マッキンリーがリリース.タックはプレッシャーはかけられるがサックが伴わないという状況で,キャリア49試合で17.5サック(19年以降は18試合で4.5)でした.今シーズンは4試合の出場に止まり,サックも開幕1プレー目で記録して以降は全く出ていませんでした.ファルコンズがタックのトレードを探しているという話もありましたが,結局実現せず,タック自身がTwitterで不満を漏らすようなこともありました.

 良い選手になるポテンシャルは秘めていたと思いますが,精神的に未熟というか不安定な印象でした.試合に出て活躍するならまだしも,怪我をしていてかつチームに不満を漏らすようではチームの雰囲気が悪化しかねないのでこの判断は個人的には賛成です.来年のドラフトはDE指名でいきましょう.

 

画像出典元

https://www.atlantafalcons.com/photos/

https://nextgenstats.nfl.com/