自己満足の殿堂

NO FALCONS, NO LIFE

【MattyIce通信2021】Week12 vs @ジャガース

壮絶な譲り合いの果てに

 

 過去2試合で3得点68失点という観測史上最悪級の2週間を過ごしたファルコンズ .Week12ではJAX(2勝8敗)のホームに乗り込みました.どん底の状態で迎える(成績上は)格下相手との対戦ということで,この試合が再浮上のきっかけとなるか転落に拍車をかけるのかチームの真価が問われます.

 

試合の感想

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 どちらが良かったかというよりはどちらが悪かったかで決まった試合でした.ファルコンズとしてはパスO#が機能不全を起こしている中で今シーズンベストのランゲームを組み立てられたのは大きな収穫です.また,ジャガースD#,STが3rdDownや4thDownで反則をしてくれたおかげでドライブが続いた場面が3回くらいあり,それはもろに勝敗に直結していたと思います.3Qで21-3と大きくリードしている中,1ポゼッション差まで高速で追い上げられたのはいつものファルコニズムを感じましたが今週もぎりぎりセーフ.

 HCアーサー・スミスのゲームマネジメントは相変わらず怪しい.時間管理もそうですが,4QのO#はもう一捻り工夫した方が良いと思います.今のD#に託す展開は絶対に安定しないのでやめて欲しいです.

 

オフェンス

WR

 ジャガースが先週のパッツのようなトップクラスのDB陣を擁している訳ではないということを考えると,もう少し頑張って欲しいなという気持ちです.

 現状の1番手WR#14ゲイジは62Yds,1TDと決して悪くはないんですけど,相手の脅威となるようなビッグレシーブはありませんでした.

 他のメンツも#4シャープはグラブは安定しますがショートかミドル限定,ザキーエスはディープのターゲット向きですが球際が怪しくINTに絡みがちと訳ありな状態でフリオ&サヌー&ゲイブリエルの16年を思い出すと涙が出そうです.

RB/FB

 ランはトータル149Yds平均5.1Ydsと今シーズンベスト.これまでスクリメージラインを越えれば万々歳だったことを考えると大きな成長です.次の相手がリーグトップクラスのランD#を誇るバッカニアーズとの対戦なのでそこが試金石でしょう.

 RB#28デービスはブリッツピックの上手さやパスでの貢献がありますが,肝心のランがまあ出ない.2番手と思えばギリギリ平均くらいの内容.

 この試合はFB#40キース・スミスの活躍が光りました.あまり本ブログで取り上げることはありませんが,実は彼結構やれるんです.

CP

 絶対的エース.ランパス合わせて135Yds,2TDとキャリアベスト級の活躍でした.ボディバランスが非常に安定しているのに加えて,パスキャッチも上手く,何も言うことなし.

↓ここからTwitterを開いて是非リツイートを!

TE

 #8ピッツがここ3試合おとなしいです.シーズン序盤はレシーブ数/ターゲット数が高いおかげでYdsを稼げていたのですが,ここ最近はカバーが厳しくなった分,分母の減り以上に分子が大きく減ってスタッツが伸び悩んでいます.上手く使えていないような気もするのですが,レシーバー陣が微妙なのも事実なので難しいですね.どこかで覚醒するタイミングが来ると良いのですが.

OL

 内容は悪くなかったと思いますが,これは相手依存が強いのでこれでよし!という話にはなりません.これくらいの内容が次のバッカニアーズ戦でできればだいぶポジれそうです.

O#総評

 序盤から中盤にかけてランでゲームを支配できていたのは良いと思いますが,やはりパターソンの個人技頼みであること,そして4Q全く機能しないことは変わらず.特に4Qの得点力のなさは顕著で,結局3Qまで完璧でも4Qがダメで負けることは多々あるのでこの部分は早く修正して欲しいです.

 

ディフェンス

DT&EDGE

 結局DT#97ジャレットだけという状態に戻ってきました.

 FAバストのEDGE#6ファウラーは古巣相手ということでサックを決める場面もありましたが,それ以外は「いたの? 」というレベル.どうやって11.5サック決めたのか教えて下さいアーロン・ドナルドさん.

LB

 このポジションもシーズン序盤と比べると最近は内容が悪いですね.

 LB#54オルオクンはタックル数はリーグ3位ですが,やられる場面が目立ち始めています.ちなみにPFFの評価は活躍し始めた昨年からずっと悪いです.

 また,主戦力のLB#45ジョーンズが欠場.代役は昨年スナップ数は少ないながらもPFFから非常に高い評価を得た#3ウォーカーが努めました.しかし,タックルミスが目立ち良いパフォーマンスだったとは言えない内容でした. 

DB

 CB#24テレルという絶対的なエースを確立できたことで,パスD#全体が良くなってきていると感じます.

↓こちらから是非プロボウル投票をお願いします.

 逆サイドのCB#22モローもはじめの方は今年のシェフィールド枠と評価していましたが,最近はだいぶやらかしも減ってきて安定しています.

 Sの方はデプスチャートの3番手にCPの名前が載るほど層は薄いですが,悲観するほど悪いという訳でもないのでとりあえずはこれでいいかなという感じ.

D#総評

 14失点ではありますが,しっかり守れていたかと言われると微妙です.むしろジャガースO#の出来に助けられた印象の方が大きいです.とはいえ,D#のタレントレベルの低さを考えるとこれでも上出来だと思います.先週のパッツ戦もそこそこ頑張っていましたし,DCピーズはやはり有能.強力なパスラッシャーが一人でもいれば面白くなりそうですが.

 

ライアンのパフォーマンス

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 3試合連続でパスが200Ydsを超えなかったのは私が見てきた中では初です.そもそも200+Ydsパスの連続記録を持ってるくらいですからいかに不調かよくわかると思います.WR陣の層が...と何度も書いていますが,もちろんライアンも良くないです.

 不調時特有の「ロングパス投げられない病」が再発しています.これも100回くらい書いているのでくどいかもしれませんが,どこからでもTDを狙っているぞという脅威が全くないのでD#も体感守りやすいのだと思います.

 また,INTの場面はピッツへの無茶投げでこれはフリオ時代の不調時を思い出します.消極的なパスの結果としてのINTは見てる側としてもダメージがでかいので,もう少し積極性を取り戻して欲しいです.ピッツとのホットラインが安定してくれば......

 

シーズン4000Ydsまで後6試合で1383Yds

 

次戦への期待

 Week13はホームにNFL版銀河系軍団バッカニアーズ(8勝3敗)を迎えます.戦力差的にもチーム力的にも圧倒的に負けており,また今シーズンはホームスタジアムで1勝していないのでぶっちゃけ無理ゲーです.ブレイディによくあるプレーオフへの帳尻合わせとしか思えない,たまにあっさり負けるアレに期待するしかありません.正直勝ち負け以上にライアンのパス4000Ydsで頭がいっぱいです.不調脱出のきっかけを掴んでくれることに期待します.

 

画像出典元

https://nextgenstats.nfl.com/ 

【MattyIce通信2021】Week11 vs ペイトリオッツ

また来年!

 

 今週は全国放送のTNFでペイトリオッツと対戦. カウボーイズ戦での虐殺から4日しか経っておりませんが攻守ともに修正は間に合っているのでしょうか.

 しかし,この試合ではファルコンズO#の中核であるCPこと#84パターソンが欠場(TE#81ハーストも).今シーズンの勝利は大体彼のおかげなので,果たして彼なしでどこまでO#を組み立てられるのかにも注目です. (結果知っている上で書くイントロの虚しさ)

 

試合の感想

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 清々しいほどの完敗.私が見てきた中での最小得点は先週の3がワーストでしたがたった1週間で更新.レッドゾーン付近まで進んだドライブもありましたが,お粗末なプレー連発で得点には至らず.D#は終盤まで2ポゼッション差で粘っていましたが,O#がそれに全く応えられなかったのは残念です.

 これでシーズン4勝6敗.この2週間で「もしかしたらプレーオフに行けるかも?」と思っていたファンの心をへし折りにきています.私は完全に折れてドラフトモードです.

 ちなみに完封負けは2015年のパンサーズ戦以来,ホームでの完封負けは1988年まで遡るという.文字通り歴史的な敗戦.

 さらに,メルセデス・ベンツ・スタジアムでは今シーズン0勝4敗.ただでさえお客さんが少ないのに,こんな試合見せられたらファン減りますよ.

 

オフェンス

WR

 ペイトリオッツのDB陣が完全に上手だったなという印象.TE#8ピッツに対するカバーが厳しくなると予想される中,他のWR陣の奮起を期待したのですが,相手に隙がありませんでしたね.

 ルーキーに#88ダービーという選手がいますが,シーズン通してレシーブ1ですからね.ピッツ以外のルーキーたちはだいぶ怪しい予感がしております.

RB/FB

 先発のRB#28デービスは3car,1Ydsと完全に死亡.パターソン不在で出番が多少増えると思いましたが,成績はどんどん悪くなる一方です.

 唯一の希望が19年ドラフト5巡パワーランが売りのRB#30オリソンです.9car,34Ydsと別に活躍したわけではありませんが,2番手以降としての期待は持てそうです.

 とはいえ,オリソンを除くとトータルで7car,6Yds.実際試合を見ててもRBがスクリメージラインを越えること自体がレアという状態です.リーグ最弱のRB陣であることが間違い無いでしょう(CPは除く).

TE

 TE#8ピッツが消されるのはある程度予想していました.その中で,パターソンなしのファルコンズには第2の脅威となれる選手がいないのが問題.選手層が薄いのでしょうがないですね.

OL

 ここがやはり1番の問題なのではないかと思います.

 まず,基本的にランのレーンは空きません.なので中央のランはスクリメージラインまでで止まります.パスプロも常に崩壊というわけではないのですが,パスプロがもってると言える場面は非常に少ないです.特にこの試合に関しては毎プレーの相手のD#が1人以上漏れてきているんですよね.加えて相手のパスカバーが抜群に良いので実質詰みでした.

 ランブロック,パスプロテクション含めてユニットしての質も良くないですが,RT#76マクゲイリーが相当やられています.(というか,マクゲイリーをこのブログで褒めたことあったっけ?)ドラ1を投資してこの出来ということを考えるとガッカリですね.RG#63リンドストロムは順当に成長しているんですが......

 また,C#67ヘネシー,LG#77メイフィールドもなかなか安定感が出ないですね.彼らは先発1年目なのでこれから成長する可能性はまだありますが.

O#総評

 完封されている時点で褒められる部分はないです.強いていうならRB#30オリソンがそこそこ頑張ってたかなという感じ.

 ただ,先週と同様にギャンブルのセンスが本当にない.まず,2Qの場面で敵陣14Yds,3rd&1でパスプレーを選択してサックで-13Yds→FGトライもペナルティ→結局FG失敗がありました.また,3Q敵陣14Yds,3rd&1でランでノーゲイン,4th&1もランでノーゲインでターンオーバー.特に,3rdDownに関しては同じドライブで一度やっているFB#40スミスのラン.2Qのパスと打って変わって単調なランを選択をして見事に失敗しました.

 基本的にペイトリオッツ相手にはタレントも組織力も劣っていますが,こういう細かいミスから自滅するのは勝負にすらなっていない感じがして悲しくなりますね.

ディフェンス

DT&EDGE

 パスラッシュの微かな希望だったEDGE#93ヴォーターズは存在感皆無.復帰のファウラーも0.5サックは記録しましたが,継続的な活躍はなし.

LB

 LB#54オルオクンのブリッツが気持ちよく決まる場面がありました.安定感はありましたが,LB全体でタックルが軽い印象で,多くの場合コンタクトから数Yds進まれているのは気になります.

DB

 CB#24テレルはこの試合唯一のポジ要素です.ここまでシャットダウンコーナーとして活躍していましたが,この試合でシーズン初のINT.それも運よくボールが飛んできたというよりは,狙い澄ました完璧なINTでした.一応これで全国に名が知れると嬉しいです.

 プレッシャーがほとんどかかっていない状態でのパスD#ですから正当な評価は難しいですが,テレル以外のCB#22モロー,S#23ハリスらもビッグプレーを許さなかったという点では良かったと思います.

D#総評

 D#の過失が大半を占める失点はおそらく13点か16点なので,前の試合ブラウンズに45得点のチーム相手ということを考えると先週から大きな改善だと思います.ブリッツも効果的に決まっており,トータルで3度のサックも決まりました.

 しかし,根本的な問題であるDLの弱さは相変わらずでプレー平均5.2Yds,ラン平均4.5Yds,パス成功率84.6%とやはり"守れていたか"と言われるとうーんという感じ.

 これに関してはタレントレベルが足りていないので,劇的な改善は期待薄でしょう.全体的に若い選手が多いので,後半に勢いが出てくると良いのですが.

 

ライアンのパフォーマンス

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 先週に引き続き酷いパフォーマンスでしたね.ライアンが悪かったで片付けて良い状態ではありませんが,INT2つはレシーバーの位置の読み間違いとWR#17ザキーエスのドロップからとられるパターンで記憶が正しければ先週とほぼ同じシチュエーションです.

 あと,最近のライアンの悪い時の兆候である,「パスプロがもっても奥に投げ込めない病」も出ていました.パスカバーが良かったのは事実ですが,TDを狙う姿勢は見せて欲しかったです.

 週間MVP受賞からの2試合は壊滅的なスタッツです.シーズン4,000Ydsはここから荒稼ぎしないと厳しそうです.しかし,かなりバイアスのかかった考えですが,私としてはライアン自体はそこまで悪くないと思います.やはり,OLが安定しないこと,ランが出ないこと,D#の内容が悪くO#へのプレッシャーが大きい等,ライアンだけではもう支えられないレベルのチームの弱さが問題だと思います.

 

次戦への期待

 ここ2週でリーグで中の下から最弱チームの一角に一気に墜落したファルコンズ,次戦はジャガース(2勝7敗)のホームへ乗り込みます.成績だけ見れば十分勝ち目のある相手ですが,ファルコンズがなかなか沼から抜け出せないチームであることは過去数シーズンで経験済み.また,相手は全体1位ルーキーのローレンスということで,キャリアハイを記録されてしまう可能性は十分あります.

 ファンの気持ちとしては完全にドラフトモードですが,なんだかんだで勝つと嬉しいので選手・スタッフにはなんとか執念を見せて欲しいものです.

 

画像出典元

https://nextgenstats.nfl.com/ 

【MattyIce通信2021】Week10 vs @カウボーイズ

災害級の惨敗

 Week10の相手はカウボーイズ,昨年の悔しい思いを何とか晴らしたい!!!みたいなことを普段なら書いていますが,今週は更新が遅れたこともあり割愛.(あ,遅れたのは別に傷心して寝込んでいたとかではないですよ)

 

試合の感想

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(試合から日が経っているかつもう見返す気も起きず曖昧な記憶を頼りに書いていますので,適当なことを言っていても悪しからず.)

 ファンになって以来おそらく一番のボロ負け.これ以下があるのかと思うほど攻守ともに酷い試合でしたが,ポイントになったのは1Q2回目のドライブ,3-7で負けている場面での4th&7のギャンブル失敗でしょう.多分,今のファルコンズD#の状態ではそれが成功していても負けていたとは思いますが,ここまでの点差にはなってなかったと思います.

オフェンス

 普段のブログではポジション毎,選手毎に書いていますが,内容があまりにもないのでカット.

トータル214Yds,ターンオーバー3つ,3rdDownコンバージョン1/11,とあらゆる面でシーズンワーストの内容.

 最初の2回のドライブはラインも安定していましたし,ピッツも存在感を発揮しており,ある程度戦えていたと思いますが,1Qの4th&7でのギャンブル失敗以降のドライブからほぼ全て3&outかターンオーバー.また,パントブロックからのTD献上もあり,悪いものが全て出た感じです.

 私は3Qでライアンがベンチに下がってから,試合は見ていませんが,どうやらQBに入った元ドラ1QB#16ローゼンはパス1/6,14Ydsで何とレーティング0.0

 

 O#全体でもう開き直ってしまった方が良い内容ですが ,気になったのはレシーバーを上手く使えていなかったこと.ライアンのパフォーマンスもよくなかったですが,WR#14ゲイジ(0Rec/3Tgt),#4シャープ(0Rec/1Tgt),TE#81ハースト(0Rec/0Tgt)などのスタッツを見てるともう少しバリエーションが欲しいと感じますね.

 

ディフェンス

 もうここ数試合は見ているのが本当にしんどい.毎週書いていますが,パスラッシュが本当にかからない.特にカウボーイズのようなパスヘビーなチーム相手でQBに全くプレッシャーがかからなければ,DBがいくら良くても限界があります.ファルコンズに関していえば,少なくともテレルを除けば相手のWR#88ラムを止められる選手がいないので普通に詰んでいました

 何度かブリッツを入れる場面もありましたが,完璧にピックされていましたね.また,カウボーイズも舐め気味の4thDownギャンブルがありましたが,それも全く止められず.

 あと,毎週評価しているLB陣もこの試合は良いところなしでした.

 

 勝ち負けの上ではまだプレーオフのチャンスはあるようですが,このD#を見ていると夢のまた夢でしょう.プレーコールの良い悪い云々ではなく,DLのタレントレベルが足りなすぎて話になっていない状態です.

 

ライアンのパフォーマンス

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 シーズンワーストはおろか,私が見てきた中でもワーストかもしれないくらいのスタッツ.レーティングは先週から100以上低下,QBRは十分の一に.健康な状態で3Qまででベンチに下がったというのも私の記憶では最速. 序盤から点差を離されても,ガベージタイムでスタッツだけはそれなりにまとめるという試合もよくありますが,最初の2ドライブ以外は本当に何もさせてもらえませんでした.視野も狭いようでしたし,パスの精度も精彩を欠いていました.

 個人的に一番気にしているのがシーズン4,000Ydsに到達するのかということ.今のペースで17試合換算すると4,043Ydsとかなり怪しいです.チームが弱くてもスタッツでポジってる私としては一番重要かもしれません()

 

次戦への期待

 次戦はTNFでホームにペイトリオッツ(6勝4敗)を迎えます.ペイトリオッツといえば,SB51を思い浮かべる人も多いかもしれませんが,今は完全に別のチームです.あまり試合を見ているわけではありませんが,D#がしっかりしている分チーム自体も安定しているなという印象です.特にQB#10マック・ジョーンズは組織力にも支えられてルーキーとは思えない落ち着きを見せており,ここ数試合でかなり仕上がってきているなと感じています.

 正直期待はゼロです.今週の拷問の後ということ,ペイトリオッツがブラウンズを相手に45-7で完勝しているということで,35-7くらいでボコられる気しかしません.おそらくこのペイトリオッツ戦でプレーオフ争いに加われるか否かの分岐点になるでしょう.

 

画像出典元

https://nextgenstats.nfl.com/ 

【MattyIce通信2021】Week9 vs @セインツ

どうしていつもこうなるのか

 

 Week9は同地区のライバル,セインツ(5勝2敗)のホームに乗り込みました.

 セインツは先週の試合で先発QBウィンストンがシーズンエンドの故障というハプニングに見舞われながらも,バックアップQBシミアンが試合をまとめて最強バッカニアーズに完勝.

 一方ファルコンズは連敗中だったパンサーズに攻守ともに完敗し再び勝率は5割を切ってしまいました.

 明らかにチーム力はセインツの方が上ですが,ファルコンズファンとしてセインツに蹂躙されるのはもうこりごり,ということでなんとか意地を見せて欲しいところ.

 

試合の感想

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 冒頭に書いた通り,どうしていつもこうなるのか?

 4Qは攻守ともに全てのプレーがファルコンズの負けに収束していく,いわゆる"ファルコニング"が発動していましたが,最後の最後でライアン→パターソンの一撃必殺64Ydsパスが通り,クーがサヨナラFGを決めて勝利.

 これで勝率5割復帰,さらにはワイルドカード圏内にも入ってハッピー,といきたいところですが,この試合運びの下手さにはこの先不安が残ります.

 

 ちなみに試合終盤の流れがこちら

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セインツの2つ目のTDでは直前のパントで15Yds罰退,ドライブ中はDPIで27Yds,ラフィンザパサーで15Yds罰退あり.

また,逆転されるまでのO#は全て3凡でトータル-6Yds.マジで4Qだけプレーコーラーを変えた方が良いレベルです.

 

オフェンス

WR

 先週完全に空気と化していた#14ゲイジはこの試合は7rec/8tgt,64Ydsでした.スタッツには現れない要所でのレシーブが目立ち去年の面影が戻ってきたように思います.

 #17ザキーエスは今日のヒーローの一人.3rec/3tgt,58Yds,2TDと彼もここ一番での活躍が目立ちました.シーズン序盤はドロップも多く不安の残るパフォーマンスでしたが,これからレッドゾーンでの脅威として期待できそうです.

RB/FB

 ランはびっくりするくらい出ない.ラン全体で25回のキャリーでたったの34Yds(平均1.4Yds).

 #28デービスは先発待遇の契約ということを考えるとちょっと擁護できなくなってきました.特にサヨナラFGの直前,ボールを受け取って即ダウンすれば良い場面でファンブル.運よく味方がリカバーしましたが,もし相手に取られていたら昨年のガーリーを遥かに超える戦犯になるところでした.まあ,最初からニーダウンしとけという話ですが.

ここまでランが出ないのは,もちろんセインツのランD#が良いのもありますが,RBとOLでどれくらいの割合で非があるのか気になるところです.

 このツイートを見る限りでは,ランブロックも良くはないけど,RBの問題の方が若干大きそうです.

CP

 本日もヒーロー.一応登録ポジションであるRBの方では奮いませんでしたが,レシーブでは6rec,126Ydsと大暴れ.本当に助けられています.間違いなく前半戦のMVP.

 このプレーだけで1週間元気に過ごせますね.

TE

 #8ピッツは3rec/7tgt,63Ydsとやはりマークが強くなっているのを感じます.また,一番初めのプレーでは相手CBラティモアを振り切るもドロップ.先週に続いて痛い場面でのドロップがあるのは改善点.

OL

 正直素人目線では終始押され気味のように感じました.ただ,PFFによると今シーズンベストだそう.確かに,昨年の同カードでは1試合8サックとかもありましたから,セインツ相手ということを考えると前向きに捉えても良いかもしれません.

O#総評

 良かったところとしては,パスによるビッグプレーが多かったこと,そして少ないレッドゾーンO#でしっかりTDを取り切れたこと.昨年と比べるとこの辺りは改善されていると思います.

 一方で,やはり4Qのプレーコールには不満が残ります.ラン→ラン→ショートパスorスクリーンパスで3&outみたいな単調なコールがずっと続いています.

 正直今のD#では守り切って勝つという展開はほぼ不可能だと思います.実際,先週も今週も守り切れませんでした.やはり,時間的に逆転不可能な点差まで離すという展開に持ち込まなければならないと思います.この試合でも,どこかでもうFG1本でも決めていたらずっと楽な展開になっていたはずです.

 

ディフェンス

DT&EDGE

 DE#93ヴォーターズという謎の選手が4Qにサック&ファンブルフォース.サック数リーグワーストのファルコンズとは思えないくらいきれいに決まりました.スナップは全体の39%でしたがPFFグレードはD#でトップ.28歳,NFLでのプレーは3シーズンという苦労人ですが,後半戦の重要人物になる可能性大です.

 また,謎の巨漢DT#71ラッシュも存在感を発揮.

LB

 毎試合褒めているこのポジションですが,今日は正直微妙でした.

 LB#45ディオン・ジョーンズはサイドライン側で1対1でカマラに完全に抜かれたのはちょっと......という感じ.

 LB#54オルオクンもブリッツが完全に決まったと思いきや相手QBに思いっきりダイブしてラフィンザパサー.

DB

 CB#24テレルは完全にシャットダウンコーナーに.PFFではポジションランク3位,カバレッジグレード1位とプロボウル級の活躍.

D#総評

 前半は相手のランが全く止まりませんでしたが,相手のドロップ&ペナルティ連発で助けられて運よく無失点でした.3Qは前半に比べれば多少修正されていたと思いますが,4Qのザルっぷりはアトランタクオリティ.セインツRB#41カマラ1人が本当に止められない

 後半戦はもう少しD#をしていると言える内容になって欲しいものです.ヴォーターズとIRから戻ってくるファウラーがパスラッシュに厚みをもたらしてくれると良いのですが...

 

ライアンのパフォーマンス

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 スタッツは今シーズンベスト.特にYPA(AVG)が10を超えるのは壮観.NOを強力なD#を効果的なロングボムで攻略.今シーズンの最長となる64Ydsのパスもありました.ESPNのQBRはMNFを除いて全QBでトップ,さらにPFFグレードもO#でチーム1位.週間MVPもワンチャンありそうです(ジェームズ・コナーな気がする).

 今シーズンは前後半2minのドライブがほぼ全てうまくいっています.この試合も2Qで5分を使い切って92Ydsのドライブを成功させるなど,勝負強さが光っています.

 また,この試合はスクランブルでも絶妙なカットバックを披露.

 さらに,ゲームウィニングドライブは通算41度目となりエルウェイとスタフォードを抜いて歴代単独7位に.300Ydsかつインターセプトなしの試合は通算36回目でこれは歴代5位.

 さらにさらに300Yds以上投げた試合が73試合となってこれはリバースと並んで歴代4位.

次戦への期待

 次戦はカウボーイズ(6勝2敗)のホームに乗り込みます.カウボーイズはWeek9はなぜか敗れましたが,強力なパスO#が売りのリーグでも上位の力を持つチームという印象です.

 特に,昨年のWeek2に史上最悪級の悪夢があったこと,昨年までファルコンズのHCだったダン・クインがDCと務めていること,さらにキアヌ・ニール,ダモンテ・ケイズィーといった元ファルコンズの選手も在籍していることもあり,個人的にかなり気合が入っております.

 そして,何回目かわかりませんが2017年以来の貯金に向けてぜひ勝って欲しいですね.

 

画像出典元

https://nextgenstats.nfl.com/ 

【MattyIce通信2021】Week8 vs パンサーズ

近いようで遠い貯金生活

 

 Week8はホームでのパンサーズ戦.

 現在2連勝中で勝率を5割に戻したファルコンズと4連敗で勝率が5割を切ったパンサーズ,是非この試合を勝って2017年以来の貯金を作りたいところ.だったのですが......

 

試合の感想

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 (以下,あまりにも見ててフラストレーションの溜まる試合だったので,一切見返さずにライブ時の印象で書いています.適当なことを述べているかもしれませんがあしからず.)

 結果だけ見れば1ポゼ差ですが内容は完敗.前半はまだ勝機はあったように思いますが,2Qのライアンのインターセプトをきっかけに負の連鎖に陥ってしまった感じ.

 去年からずっと感じていますが,マット・ルール政権になってからのパンサーズは非常に戦いにくい.

 

オフェンス

 トータル213Yds,3rdDownは3/10といいところなし.

 ロースコアゲームだったので,内容は悪くても20点前後の勝負に持ち込めたとは思いますが,2Qからはやらかし続きで完全に流れがパンサーズに行ってしまいました.

 トータル213Ydsなので個人スタッツも微妙.強いていうなら普段よりランは出ていたと思いますが,あくまで当社比.

  この試合唯一のTDは毎度お馴染みパターソンですが,試合全体としては彼に頼りきりではいけないという意思はあったと思います.

 レシーバー陣はWR#4シャープが3rdDownと4Qに孤軍奮闘

 ブレイク中のTE#8ピッツは徹底的にマークされ,6ターゲットで2レシーブ13Ydsと完全に封じられてしまいました.DPIを2回獲得するなど相手の脅威にはなっていたと思いますが,3Qの超重要な場面でドロップがあり,あのパスが通っていればという思いはあります.

 ちなみにWR#14ゲイジは68%のスナップに参加していたにもかかわらずターゲット0.昨年786Ydsを記録し今年は2番手として期待されていましたが...... 

 そして,エースWR#18リドリーですが,この試合も"Personal matter"で欠場.試合中にリドリーの方から表明が出され,メンタルの療養のためにフットボールから離れるとのこと.彼の離脱は戦力的にも大打撃ですし,私が現地で見た試合で3TDと大暴れしたこともあり好きな選手の一人なので残念です.しっかり時間をかけて治療して,もし可能なら再びあの美しいルートランを見れることを祈っています.

 OLは終始押され気味.ランも出せていませんし,パスプロも良くなかったと思います.ここ数試合は安定していましたが,優秀なDLを誇るチームにこういうパフォーマンスが続くと格上に勝つのは難しそう.

 

ディフェンス

 O#よりも厳しい状況.全てが悪い状況ではないのですが,DLが相手OLに完封されているのがあまりにも痛い.

 パスは13/25,159Yds,0TD,0INTとこちらに関しては良いのですが(相手のQBの補正あり),ランで203Yds,平均4.3Ydsと全く止められず.

 ぱっと見19失点なら割と守れたのでは?と思うかもしれませんが,4Qの時間消費を除き,パントで止まったドライブはほぼペナルティのおかげ.相手は基本的にRBに走らせておけば3プレーで1stDownを更新できたので時間も使われるという見てるファンからすれば拷問のような状態でした.そのためランD#に関しては守っているというよりクッションになっているという方が正しいです.

 

スペシャルチーム

 クーはついにFG失敗.試合展開的には非常に痛いミスでしたが,ここまでクーには2勝拾ってもらっているので何も言えません.ドンマイ

 パントはおそらく今シーズンで一番良かったと思います.

 

ライアンのパフォーマンス

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 スタッツも内容も壊滅.初めはスタッツは悪いなりによくまとめていましたが,前述の通り2QのINTから崩れてしまいました.2つのINTは完全にライアンのミス.(引退年のマニングも似たようなプレーが多かった気がする)

 しかし,実は2QのINTの直前に相手D#選手に指を踏まれて大量出血するという事故がありました.幸い利き手ではありませんでしたが,あの出血状況を見るに多少は影響していたのかなと思います.

 私としてはこの試合でライアンがダメとかそういうことを述べるつもりはありません.毎シーズンこういうパフォーマンスは1,2試合はありますし,OL,WR陣といった他の要素もこの試合に関しては響いていたと思います.まあ次勝てばよし.

 

次戦への期待

 次戦はセインツ(5勝2敗)のホームへ.セインツは開幕前はブリーズ引退,MT不在,キャップ問題で大幅に戦力ダウンかと思いきや,普通に強くて非常に腹立たしい.今週に至ってはバックアップQBシミアンでバッカニーズを粉砕.

 現実的な予想はボロ負けか泥試合ですが,このカードだけは例外.死んでも勝て.

 

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【MattyIce通信2021】Week7 vs @ドルフィンズ

2019年以来の勝率5割復帰へ!

 

 Week7はドルフィンズ(1勝5敗)のホームに乗り込みました.

 ドルフィンズは昨年10勝を挙げましたが,今年はけが人等もありここまでわずか1勝,特に先週はロンドンでジャガースにシーズン初勝利を献上するなどかなりタフなシーズンを送っています.

 一方,ファルコンズはByeを挟みWeek5を欠場したWRリドリー,ゲイジ,Sハリスらが復帰.このまま勢いに乗って2019年W2以来の勝率5割を目指します.

 

試合の感想

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 正直めちゃくちゃ疲れました.負けてたら寝込むレベル.

 「3Qまで優位に試合を進めながら,4Qで力尽きる」といういつもの悪い流れに完全に入ったかと思いましたが,ライアンがなんとかゲームウィニングドライブを成功させて逆転勝利.こういう展開にならないのがベストですが,昨年のように百発百中で負けるようなことがなくなったのは大きな成長.

 

オフェンス

WR

 WR1リドリーは1TDを決めるものの,10Tgt,4rec,26Ydsと沈黙.特にインターセプトされる場面では捕球後に相手CBにボールを掻き出されており,フィジカルの弱さが露呈.また,ロンドンゲームでの欠場はメンタル面の休養のためとのことで今後が少し心配です.

 WR2ゲイジも49YdsのTDを決めたものの,それ以外では3rec,18Yds.

 去年を見てるとやはり物足りなさは残りますね.WRが奮起すれば一気にO#に厚みが出そうですが......

RB/FB

 デービスはスタッツ,スナップ%はシーズンワーストとなりました.とはいえ,内容が悪いというよりは本来RB2のあのお方が大暴れしているので出番が減っているという感じ.

CP

 パターソン用の見出しが登場.ランの馬力もカットバックもボディバランスここ数年のRBで1番.特に逆転FGの直前の3rd&2をたやすく更新してくれて感動しました.

TE

 ピッツは163Ydsの大暴れ.特にヤバいのが8Tgt,7rec,Avg23.3とビッグプレーを確実に決めている点.今シーズン勝利した3試合の決勝ドライブでは全て彼へのロングパスが通っており,スタッツだけではないということもわかります.

 また,ルーキーで2試合連続100+Ydsレシーブは1970年以来,キャリア6試合で471Ydsは過去50年で最多PFFグレードも全TEで4位/67人.目指せ新人年でオールプロ.

OL

 この試合は先発RTのマクゲイリーがCOVIDリザーブ入りで欠場となり,代役はスプリッグスが務めましたが,特に目立ったやらかしもなく頑張っていたと思います.

 参考程度にPFFグレードを見ると68.8でマクゲイリー(54.4)よりも普通に良いという......

 

O#総評

 だいぶ良くなってきました.やはりピッツの台頭が大きいですね.

 また,これまではレッドゾーンまでチマチマ運んでの得点が多かったですが,この試合ではほぼパス2本でTDをとったドライブが出たりとO#全体の進化を感じます.

 くどいようですが,WR陣がもう少し奮起すれば楽な展開の試合も増えてくるでしょう. 

 

ディフェンス

DT&EDGE

安定のゼロパスラッシュ.来年のドラ1はEDGE以外あり得ない.

LB

 ディオン・ジョーンズは15タックル,1サック,3TFLと終始存在感を発揮.

 オルオクンは13タックルに加え4Qには起死回生のインターセプト

 二人ともフルスナップで,それに見合う内容でしたが,ウォーカーはもう少し出番を増やしても良さそうです.

DB

 CBテレルは完全にエースCB.テレルのサイドに投げられること自体が少なくなっており,タックルも非常に安定しています.しかし,脳震盪の影響で離脱しており,これが長引くようだとかなり苦しい.

 CBモローも試合を重ねるごとに良くなっています. 

 昨年の4巡Sホーキンスはジェッツ戦に引き続きインターセプトPFFグレードは2試合続けてD#でチームトップ.

D#総評

 上では良いことばかり書きましたが,D#全体としては厳しい内容です.

 ドルフィンズの先発WRが故障で不在の状況であるにもかかわらず,D#はコンスタントにゲインされており,ホーキンスとオルオクンのインターセプトがなければ35失点くらいにはなっていたと思います.また,試合終盤でハリス,モロー,テレルといった主力のDBが次々に負傷し,明らかに一杯一杯でした.というか普通に耐えきれませんでした.

 相手が序盤から中盤までショートパス中心だったこともありますが,相手QBのパス成功率80%は反省するべき数字です.ランも平均で4.6Yds出されています

 1番の問題は文句なしでDLでしょう.単純にタレントレベルが足りていません.来年のドラ1確定.

 

スペシャルチーム

 オグンデジがFGブロック.ちゃんとそのあとのドライブで得点できたのも好材料

 パントはキック側でもレシーブ側でもビクビクしながら見てます.弱点.

 クーは安定感抜群.言うことなし.感謝!

 

ライアンのパフォーマンス

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 スタッツ自体は凡ですが,パフォーマンスとしてはエリートQB.特にここ数試合は2minO#が非常に安定しています.やはり,ピッツとの呼吸が良くなっているのが大きく,新たなホットラインが形成されつつあります

 PFFグレードも85.2まで上昇し,特にWeek4-7の間は全QBでトップ

 また,通算のゲームウィニングドライブが40となり,エルウェイ,スタフォードと並んで歴代7位Tに.まだまだやれるぞ!!!

 

次戦への期待

 来週は同地区のパンサーズ(3勝4敗)をホームに迎えます.パンサーズは開幕3連勝しリーグトップクラスのD#と評価されていましたが,そこから4連敗.ぶっちゃけ3勝の相手にテキサンズ(1勝6敗)とジェッツ(1勝5敗)が含まれているため評価が難しいです.

 ファルコンズのDBの健康状態が不安ですが,パンサーズもマキャフリーもいないということですし,同地区補正も加えれば互角には戦えるでしょう.

 約1,400日ぶりの貯金生活に向けて,この勢いのまま戦ってほしいです.

 

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【MattyIce通信2021】Week5 vs ジェッツ

また寿命が縮みました

 

 Week5はロンドンにてジェッツ(1勝3敗)と対戦.

 平均失点ワースト(ファルコンズ)と平均得点ワースト(ジェッツ)の対決だったり,ルーキーにキャリアハイを献上するジンクスとルーキーはロンドンで勝てないジンクスがあったりと変な意味で注目のカードです.

 ジェッツは先週ルーキーQBウィルソンが初勝利を挙げ勢いに乗りたい一方,ファルコンズは先週のショッキングな敗戦に加え,WRリドリー&ゲイジ,CBオリバー,Sハリスといった主力メンバーが欠場で結構ヤバい.

 

試合の感想

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 全体的に内容は良かったですが,敵陣でのファンブルロストが2度あり,不必要に接戦になってしまったというのが素直な感想です.特に後半開始直後の相手のビッグリターンからのTDでは完全に"ファルコニング"のフラグが立っていました.何度目の正直かわかりませんが,この試合のような明らかに相手にモメンタムがシフトしている状況で勝てたのは非常に大きな収穫だと思います.相変わらず心臓には悪かったですが.

 

オフェンス

WR

 リドリー&ゲイジがアウトのため,ザキーエス,ブレイク,シャープあたりがターゲットとなりました.

 ザキーエスは決勝ドライブの3rd&13でのフレッシュは値千金でしたが,基本的にボールセキュリティが怪しくトータルで見るとギリギリ及第点かそれ以下くらい.

 ブレイクは落第.

 シャープは純粋なWRの中では一番グラブが安定していました.先週まで少ないプレー機会で確実にレシーブを重ねてきましたが,今日で信頼を勝ち取れたのではないでしょうか.

RB/FB

 デービスはランのスタッツは凡ですが,ハーストのTDのところで見事なブリッツピックがあったり,決勝のTDを決めたりとしっかり得点に貢献できています.でも敵陣でのファンブルはダメ絶対!!!

 エースのパターソンは獲得ヤードがラン1位レシーブ2位とこの日も大車輪の活躍.双方の安定感が抜群で彼に持たせればなんとかしてくれる感があります.

 トータルのランO#としては1stDownのランがあまり出ていない印象で3rdDownコンバージョンを強いられることが多いのが気になります.それでも昨年に比べればだいぶ良くなっていると思いますが.

TE

 ピッツにとっては10ターゲット,9レシーブ,119Yds,1TDとブレイクアウトゲームに.とにかく良い場面でのレシーブが多い.まだ完全体ではないですが,すでにゲームチェンジャーとしての片鱗が見えています.ライアンとの息もだいぶ合ってきており,腕の長さを生かして彼にしか取れないゾーンに投げ込めています

 ハーストはTDの場面はプレーコール含めて素晴らしかったが,その直後のファンブルはアウト.彼もボールセキュリティが怪しい

 リー・スミスブロッキングTEながらレシーブでも渋い貢献.現時点で昨年までの同職のストッカー2年分の活躍はしてると思います.

OL

 安定感抜群とまではいきませんが,被サック0,パスもランもしっかり出せましたし,しっかり改善されていると思います.無駄なペナルティがなかったのもグッド. 

O#総評

 WR1,2が不在でパスO#にかなり不安がありましたが,パターソン,ピッツがいればO#が十分構築できることがわかりました.この形にリドリー&ゲイジが加わると思うと案外良いO#になるかもしれません.特にリドリーは"エースレシーバー"というプレッシャーが軽減されてパフォーマンスが改善されることを祈ってます.

 TDに関しても,個人でもぎ取ったというよりコール勝ちしていましたし,毎週素人目でも進歩が見られるのは良いことだと思います.

 あとはボールセキュリティが怪しい選手が多いのでそこは早く修正してほしい.

 

ディフェンス

DT&EDGE

 パスラッシュレスとジャレット流石は毎度のこと.

 ルーキーのオグンデジはキャリア初サック,おめでとう.

LB

 いつも褒めているユニットですが,この試合は存在感があまりなかったですね.

DB

 こちらもオリバー&ハリス不在でかなり不安でしたが,思いの外なんとかなりました.

 Sホーキンスは今シーズンチームとして初のインターセプトを記録.

 モローは一生狙われ続けると覚悟していましたが,彼も今日はかなり良かったです.しかし,素晴らしいボール嗅覚でTFLを決めたと思いきやそのまま負傷退場.今シーズンこういうの多くない?

D#総評

 先週のパスD#のザルっぷりからウィルソンに動き回られてロングパスを通される展開を懸念していましたが,終わってみればウィルソンは192Yds,1INT.思っていた以上にポケットに留まってくれたことと,パスの精度が発展途上だったので,ファルコンズのD#が特別良かったというよりは相手のO#に救われたと思います.

 ランも試合中はコンスタントに出されているように思っていましたが,トータル64Yds,平均3.6Ydsとよく抑えられました.

 全体としては,特定の誰かか大活躍したり,やらかすことはなく印象は薄めですが,先週のザルが再現されなかっただけで十分です.

 

スペシャルチーム

・パントリターンで味方同士で衝突

・後半開始直後のビッグリターン献上

・糞パント

正直見てて恥ずかしかったです.

その中でもクーは輝いていました.前半最後の52Yds成功は結果的にかなり価値のあるキックだったと思います.

 

ライアンのパフォーマンス

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 今シーズンのベスト,会心のパフォーマンスだったと思います.危険なスローもほとんどありませんでしたし,3rdDownコンバージョンもしっかり決めることができました.特にピッツとの息が合ってきており,これから先が楽しみになる内容でした.

 シーズン序盤の奥に投げられない病もほとんど気にならなくなりましたし,ここ3試合では868Yds,69.1%,8TD,0INTと高いレベルで安定しています.

 

また,パス獲得ヤードがイーライ・マニングを抜いて歴代8位にさらに史上2番目の早さでパス成功数5000に到達.ベテランQBとなるとこういう記録が毎週のように出てきますね.

 

次戦への期待

 来週はバイウィークで次はWeek7でドルフィンズ(1勝4敗)のホームに乗り込みます.ドルフィンズは昨年10勝したものの,今シーズンは不調な様子.ただ,現在故障で離脱中のQBタガヴァイロアが間に合いそうなので1勝のチームと思わない方が良さそうです.こちらも2週間休んでけが人が戻って来れば良い勝負ができると思います.

 

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