【MattyIce通信2021】Week2 vs @バッカニアーズ
期待値が低すぎて良く見える
Week2は現NFL最強チームであろうバッカニアーズのホームに乗り込みました.
先週この世の終わりのような内容だったO#がどこまで通じるのか,チーム全体としてどこまで抗えるのでしょうか.
試合の感想
3Qに一度は3点差まで迫るものの,そこからが攻めきれず結局大敗.去年のWeek17(下のリンク参照)とほぼ同じ展開となりました. 攻守ともに良い部分も見られましたが,全体的に細かいミスを減らしていかないと今回のような強敵相手に勝ち切るのは難しいでしょう.
あとパンターのナイザレクは即解雇でしょう.重要な場面でのミスパント2回,平均飛距離40Ydsに満たずNFLのレベルではありません.昨年のホフリッターも酷かったですが,それを遥かに凌駕する酷さでした.
オフェンス
WR
先週はあまり良いところが見られなかったリドリー,今日は7rec,64Yds,1TDと仕事はしましたが,正直なところ全然物足りません.これはルーキーイヤーから言っていますが,試合の中で存在感がなくなる場面が必ずあります(プレーコールの影響もあると思いますが).私としては試合を通して相手のDB陣の脅威となる選手の可能性を秘めている思っているのでもう少し頑張って欲しいです.あと球際にももう少し強くなってほしい.
リドリー以上に先週見せ場のなかったゲイジは,この試合も5rec,28Ydsと奮いませんでした.故障の影響がありそうなので,少し心配です.
RB/FB
全体としてはトータル55Yds,平均2.8Ydsと機能しませんでしたが,相手が相手なのでしょうがないでしょう.
一方で新加入のパターソンは今週も大活躍.ランとパスで1TDずつとチームの点取屋になっています.
しかし,RBがデービスとパターソンの2人しかおらず,RB3が誰なのかもわからない状況です.もう少し使い分けを行っても良い気がします.
TE
期待のピッツですが,この試合では5rec,73Ydsでリーディングレシーバーに.まだ完全覚醒ではありませんが,ボールをレシーブしてからのスピードが異常.彼が捕るとO#全体が加速する感じがあり,既にスーパースターの風格を感じています.
OL
最大の不安であるOLもといルーキーLGメイフィールドですがこの試合はまずまずだったのではないでしょうか(当社比).先週のように,重要な場面で崩壊したり,ペナルティ連発というがなくなったのは大きな成長.
ちなみにメイフィールド(#77)に注目して試合を見返していましたが,写真のように誰ともマッチアップしていない場面が結構多く見られました.逆にバッカニアーズのDTスーやヴィタベアと対峙したときは吹き飛ばされていましたが,プレーに直接影響することは少なかったです.なぜこんなことになったのかはわかりませんが,上手いことやり繰りできていたと思います.
O#総評
先週よりも19点も多く得点できましたが,正直なところ個の力の部分が大きく,プレーコールには不安が残ります.また,細かいところで精彩を欠いており,
・4th&1でギャンブル未遂?からのパント
・4th&2からのスニーク失敗
・レッドゾーンでのワイルドキャットからのファンブル
・4Q25-28,3rd&1のラン選択→ロス→パント
と言った避けられそうなミスが多いです.また,ビッグプレーが出ない,ロングパスのアテンプトもなく,O#の効率が去年と比べてあまり変わってないように思います.
アーサースミスがファルコンズでどういうO#を展開したいのかまだ見えてきません.
ディフェンス
DT&EDGE
ファウラーはサック&ファンブルフォースを決め,加入以来ベストパフォーマンス(当社比).去年のドラ2DTデビッドソンはキャリア初サックを記録.
LB
ディオン・ジョーンズのブリッツ→サック,オルオクンのファンブルフォースなど好材料多め.
DB
エースCBテレルは2度のパスディフラクションを含む素晴らしい活躍でしたが,脳震盪でロッカールームに.正直彼がいなくなったら終わりです.
問題児CBオリバーはここまではかなり頑張ってます.
一方でCBモローは昨年のシェフィールド枠(悪い意味)として定着しそうな予感.
D#総評
48失点しましたが,O#のターンオーバーが多かったので実質30失点くらいです.序盤は手も足も出ませんでしたが,後半アジャストして流れを持ってくることができました.特に,O#が追い上げている場面でビッグプレーが出たというのは非常に良かったと思います.あとは,O#がリードしている終盤でどこまで粘れるかが試金石となるでしょう.
ライアンのパフォーマンス
3Qはブリッツへの素晴らしい対処やプレーが崩れてからのパターソンへのTD,2ptコンバージョンでのダイブなど勝利への執念を見せましたが,4Qは崩壊.インターセプトは3つと多く,初めの1つは不運でしたが,あとの2つは無茶投げした結果なのでいただけません.最後のは完全に勝利の女神に見放されていましたね.
細かいところではパッシングチャートやスタッツを見ても分かるとおり,やはり10Yds以上のパスが通りません.去年の開幕2試合と比べると大分地味なパスO#になってしまっています.
また,この試合を持ってキャリア14年でのパス獲得ヤードがブリーズを抜いて歴代1位に.
Making history.
— Atlanta Falcons (@AtlantaFalcons) 2021年9月19日
Matt Ryan has more passing yards than any other player in their first 14 NFL seasons. pic.twitter.com/zus1bUv29L
次戦への期待
Week3はファルコンズと同じく0勝2敗のジャイアンツのホームに乗り込みます.ジャイアンツは現在NFLで最も貯金生活から遠ざかっているチームということで,1000日以上貯金のないファルコンズの大先輩にあたります.舐めるつもりはありませんが,ここに負けると実力的にも成績的にも今シーズンは終わりです.チームとしてもファンとしても負けに慣れている現状から脱却したいところ.
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